おさんぽが心地良いこの時期、歩き疲れたらほっとひと息つける時間も大切ですよね。今回はそんなときにうれしい「和」の魅力がいっぱいのカフェを、都内各所からご紹介します。こだわりの和食や和スイーツ、お茶をなどをゆったりくつろげる空間でいただいて、心も体も元気になりましょう。
【日暮里】文豪も愛した和菓子をおみやげに♪創業202年の老舗「羽二重団子 本店」
(左)“文豪も愛した東京名物”「羽二重団子」(右)本店限定の「漱石もなか
下町らしいレトロな雰囲気が残る日暮里エリアに店を構える「羽二重団子 本店」。創業202年のこちらでは、“文豪も愛した東京名物”として親しまれているおみやげの定番「羽二重団子」やもなか、水羊羹など、さまざまな和菓子を販売・提供しています。幅広い世代の人々に愛されているお店の和菓子を味わいに訪れませんか。
広々とした店内にはテーブル席やベンチ席などが約20席ほど
【上野】注文を受けて作るわらび餅が人気♪上野「廚(くりや) くろぎ」
高級割烹「くろぎ」の甘味を気軽に楽しめる大人の甘味処「廚(くりや)くろぎ」。黒を基調としたシックな店内には、中央にカウンター席やゆったりしたテーブル席があり、上品な雰囲気の中でジャズが流れています。割烹仕込みの丁寧な仕事が光る甘味は、どれもボリュームたっぷり。「おいしいものをたっぷり食べて満足して帰ってほしい」という店主の思いが詰まっています。JR御徒町駅から徒歩1分、PARCO_ya上野の1階という好アクセスも魅力。
名物は、注文を受けてから職人が練り上げる「蕨(わらび)もち」。九州産の黒本蕨粉を使用し、ほんのり温かい状態で運ばれてくるのが魅力です。ぷるんと柔らかいのに、口に入れると弾力が感じられる独特の食感は、練りたてならでは。
猿田彦珈琲の特注ブレンドや京都「福寿園」の抹茶など、選べるドリンク付き。温度や食感の変化も味わえる、贅沢で記憶に残る一品です。
【神田】神田明神横の老舗「天野屋」で伝統の糀甘酒体験
神田明神の大鳥居のすぐ横に暖簾を掲げる「天野屋」は、江戸時代から七代続く老舗の甘酒店。お店の地下には創業当時から使い続ける天然の「土室(むろ)」があり、米と糀だけで仕込む昔ながらの甘酒を今も大切に守り続けています。
喫茶部に一歩入れば、振り子時計やレトロなポスター、鉄道模型など、懐かしい雰囲気が広がり、東京の中心にいながらまるで時代を遡ったような空間に。石灯篭のある中庭や風鈴の音色も心を和ませてくれる、とっておきのお店です。
こちらを訪れたら、ぜひ天然の土室でじっくり仕込んだ糀甘酒を。砂糖を使わず米と糀の力だけで生まれるやさしい甘みは、江戸時代から受け継がれてきた伝統の味わいです。
夏は冷やして、冬は温かく、季節に合わせて楽しめるのも魅力。特におすすめは、甘酒とくず餅のセットや、暑い季節限定の「氷甘酒」。ふわりと削られた氷に冷たい甘酒を合わせると、まるで綿あめのような口どけと豊かな甘みを感じられます。
【あきる野】蔵を改修した「甘味茶房 見世蔵久森」で、こだわり甘味を
江戸時代末期に建てられた蔵を改修した和カフェ「甘味茶房 見世蔵久森」。約170年の歴史を刻む建物は、国の登録有形文化財にも指定され、重厚な梁や歴史資料が今も大切に残されています。
店内の窓からは四季折々に彩られる庭園が広がり、心をほどくひとときを過ごせます。愛犬と一緒にくつろげるテラス席もあり、旅の途中にも寄りやすいのが魅力。文化と自然に包まれながら、ここでしか味わえない特別な時間を体験できます。
※季節により提供できないメニューあり
看板メニューは、南アルプス・八ヶ岳の天然氷を使用したふわふわのかき氷。名水から生まれる氷は口どけが驚くほど繊細で、冷たさが優しく広がります。地元産フルーツで仕立てた自家製シロップは種類豊富で、いちごや柚子、金柑など旬の味わいを楽しめるのが魅力。ほかに、ほかに、「わらび餅あんみつ」などこだわりの和スイーツも楽しめます。
【千駄木】つい長居したくなる、レトロモダンな隠れ家カフェ「雨音茶寮」
千駄木駅から徒歩4分、根津駅から徒歩7分ほどの細い路地にある「雨音茶寮(あまねさりょう)」。雨の雫が描かれたかわいい形の暖簾が目印の小さな隠れ家カフェです。オーナーがお気に入りだけを集めたという空間は、築50年以上は経っている長屋風の古民家をリノベーション。和も洋も、レトロもモダンも、さまざまなものが心地よく同居しています。
2階の奥にある畳スペース。京都で見つけたかわいい座布団やフランス人作家の花器がなじむ
【銀座】大きな枡の器入りの抹茶パフェが印象的♪「SALON GINZA SABOU」
銀座の東急プラザ地下にある「SALON GINZA SABOU」。ファッションブランドが手がける和モダンな茶房で、見た目も美しい和スイーツと、素材にこだわった和定食をいただくことができます。ショッピングの合間やお仕事帰りに、心と体を満たす食事と甘味でリフレッシュできる大人の隠れ家のようなお店です。
名物は、特注の大きな枡に入った「茶房パフェ」。まるで日本庭園のように美しく盛り付けられた見た目に思わず写真を撮りたくなる一品です。表面のホワイトチョコを割ると、抹茶アイスや寒天、白玉、粒あん、栗の渋皮煮など和洋の美味しさがぎっしり。季節ごとに変わるフルーツも彩りを添え、最後まで新鮮な驚きが続きます。
【日本橋】できたての和菓子やパフェが楽しめる「榮太樓總本鋪 日本橋本店」
黒あめ蜜をオーダーした「榮太樓あんみつパフェ」。なめらかなこしあんや、ほのかに甘いお餅を味わえる
日本橋の近くにある「榮太樓總本鋪 日本橋本店」は、「名代金鍔」や、三角のかたちの「梅ぼ志飴」など、江戸っ子に人気の多くの和菓子を生み出しているお店です。
喫茶室を併設する日本橋本店では、職人がその場で手焼きしてくれる「名代金鍔」や、飴の蜜を使った和風パフェを食べることができますよ。
【六本木】サントリー美術館にある、金沢の老舗「カフェ 加賀麩不室屋」
六本木の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館shop×cafe「カフェ 加賀麩不室屋(かがふふむろや)」は、金沢名産の加賀麩の味わいをアレンジした軽食や甘味が楽しめる和カフェ。麩の特長を活かしたフレンチトーストや小皿に並ぶ麩料理が味わえるのは、金沢市外では東京ミッドタウンにある店舗だけです。展覧会の鑑賞後の余韻に浸りながらゆっくりと過ごしてみてはいかがですか。
様々な種類の加賀麩の味を体験できる「加賀麩とりどり膳」
【自由が丘】美しい日本庭園を望む「古桑庵」
店内の大きな窓から望む日本庭園。よく手入れした庭木や石がまるで一枚の絵のよう
東急自由が丘駅から徒歩5分の場所にありながら、時が止まったような気分になれる和カフェ「古桑庵(こそうあん)」。大正時代に個人宅として建てられた純和風の一軒家です。平成11年に茶房+ギャラリーとしてオープン。店内には実際に長年使われていた民芸調の家具や骨董品、民芸品などがゆったりと並び、味わい深い輝きを放ちます。
一番人気の「古桑庵風抹茶白玉ぜんざい」。
【豊洲】茶師監修の本格和カフェ「京都宇治 茶想もりた園」
3本の木と若葉をイメージしたというロゴマーク
海を感じながらショッピングやさんぽを楽しめる「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」。その中に2022年2月にオープンした和カフェが「京都宇治 茶想もりた園」です。70年もの歴史を持つお茶の競技会「全国茶審査技術競技大会」で3度優勝し、農林水産大臣賞を3度受賞した“日本一の茶師”森田治秀さんが監修しています。
「選べる茶そば御膳」(右)と「もりた園 お茶づくし」(左)
メニューは最高級の抹茶を練り込んだ茶そばが選べるミニどんぶりとセットになった御膳や、抹茶が香るパフェ(いずれも写真)など。抹茶好きにはたまらない美味が揃います。ドリンクやスイーツはもちろん、食事もお茶づくし。ランチにもお茶にぴったりです。
【銀座】しっとり大人のひととき♪「HIGASHIYA GINZA」
店内にはカウンター6席の個室の茶室もある
銀座中央通りに面したビルの2階にある「HIGASHIYA GINZA(ヒガシヤギンザ)」。季節の生菓子などの和菓子や選りすぐりのお茶、器を買うことができます。「現代における“日本のティーサロン”」がコンセプトの茶房も併設。四季を感じるお茶や食事を楽しめます。
13時以降にオーダーできる和のアフタヌーンティー「茶間食」
竹かごに入ったいなり寿司「一の盆」、甘味と料理の中間的な間食「二の盆」、さまざまなHIGASHIYAの和菓子を盛り合わせた「三の盆」に、好みで日本茶が2種類つく「茶間食」(写真)は、ゆったり過ごしたいときにおすすめ。お茶は、玉露や番茶など約30種類の定番のほか季節のお茶5種が揃い、触れたり香りを確かめたりしながら選べます。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、東京都内の和カフェをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
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文:高柳涼子、ことりっぷ編集部
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