提供:ことりっぷ
歴史ある古都・鎌倉には、世界各国の美味しいお店が隠れています。
薬膳を取り入れた台湾料理のランチや路地裏に佇む日本家屋でのクリームティー、ベトナムの路地裏で見つけたような親しみやすいカフェなど、和の趣と異国情緒が溶け合う、ちょっと特別な6軒をご紹介します。
地図を片手に、あなただけのお気に入りを見つけてみませんか?
パリのビストロの味を鎌倉で「アコテ材木座」
10種類以上の中から選ぶ「AZティーズのセイロン紅茶」(カップ470円、ポット990円~)と焼き菓子
材木座の海岸に近いエリアにたたずむ「アコテ材木座」は、フレンチテイストのビストロでパティスリーも兼ねています。パリのビストロで1年間修行したオーナーシェフご夫妻が切り盛りする温かみのあるお店で、まるでパリの路地裏にありそうな雰囲気です。
「タルトシトロン」(540円)
朝焼きのクロワッサンをはじめ、カヌレやパウンドケーキなども店頭に並びます。ティータイムにはその中から好きなお菓子を選んでのんびりと過ごせます。サクサクのタルト生地にレモンクリームを敷き詰められた「タルトシトロン」は、イタリアンメレンゲの絞り方でそれぞれの表情があり遊び心もいっぱい。好きな形が選べますよ。
こぢんまりとした店内
はじめて訪れるのになぜか懐かしさを感じる「SÔNG BÉ CAFE」
「アジア風バナナケーキ」(500円)「ベトナムコーヒー」(600円)
お米を素材にしたフォーやパッタイなど東南アジアの屋台料理をのんびりと楽しむ「SÔNG BÉ CAFE(ソン ベ カフェ)」。店主がベトナムやタイなどの東南アジア諸国に出向き、現地で学んだ本格的な屋台料理やデザートをラインナップしています。
「パッタイ」(900円)
気になる屋号は、ベトナム南部のソンベ村で古くから日常使いの器として焼かれていた磁器・ソンベ焼きに由来しています。今は制作されていない貴重な器で、最近はビンテージとして注目を集め、店主も現地で買い付けているのだとか。こうしたお皿でいただくスイーツやタイの屋台料理・バッタイからは温かみが伝わり、東南アジアの国々をぐっと身近に感じますよ。
風が心地いいテラス席
伝統的なスウェーデンの家庭料理に触れる「メルティングポット」
木の温もりにあふれた店内
大仏様の参拝で賑わう長谷エリアにお店を構える「メルティングポット」。スウェーデン在住の経験のあるオーナーのお店で、毎朝焼くスウェーデン発祥のシナモンロールや人気のカルダモンロールは、自家製天然酵母をベースにスパイスをたっぷりと入れた本場の味わいです。
「スープとビスケットのセット」(850円)※スープは月替わり
月替わりのメニューに、スウェーデンで昔から親しまれてきた青エンドウ豆のスープや具沢山のトーストが登場することがあり、受け継がれてきた食文化に触れることができます。スウェーデンには甘いものと一緒にコーヒーや紅茶を楽しむ「フィーカ」という習慣があり、そんなひと時に味わいたい「キャロットケーキ」などスイーツも充実。ぜひ「フィーカ」を満喫して。
「キャロットケーキ」(500円)「紅茶アールグレイ」(550円)
家の前に大きなユニオンジャックがはためく「Garage Bluebell」
和洋折衷のカフェ
木漏れ日が心地いい縁側のある日本家屋に英国アンティーク家具をうまく組み合わせた「Garage Bluebell(ガレージ ブルーベル)」では、オーナー手作りのスコーンでクリームティーが楽しめます。添えられた季節のジャムもクリームもすべて手作り。
「クリームティー」(1,750円~)
英国風のティールームらしく有機栽培されたフェアトレードの茶葉を使った紅茶も、ポットでたっぷりと味わえます。ティースプーンの置き方も英国に習って縦向きに。一年を通して季節の花が咲く庭には小鳥が集い、ゆったりとした時間が流れます。
ウェッジウッドの素敵なカップ&ソーサ―
北鎌倉の古民家で味わう台湾の薬膳を取り入れたランチ「一素茶庵」
月替わりの「いっそプレート」(2,750円)※季節によって変更あり
ひなびた門にウグイス色の暖簾がかかる「一素茶庵」は、台湾での生活が長かったご夫婦が切り盛りする薬膳菜食のお店。古民家の和室でいただくのは、テーブルを埋めつくほど品数の多い台湾の薬膳菜食です。季節の小皿料理とおにぎりの盛り合わせに、台湾で朝食の定番のシェントウジャンという豆乳のスープ、セイロで蒸した大豆ミートのシュウマイなど盛りだくさんのランチです。
「花フルーツティー」
食後にはデザートと一緒に美人茶とも呼ばれる花とフルーツをブレンドした「花フルーツティー」もいただけます。台湾の漢方のお店に特注して取り寄せた花とフルーツをブレンドしたお茶で、美肌や血流の改善など女性に嬉しい効用もあるのだそう。
北鎌倉駅から徒歩約5分
シチリアで買い付けた器も陽気なイタリアン「カピオ鎌倉」
イタリアらしい色柄の皿
御領神社の鳥居にたたずむ「カピオ鎌倉」は、すぐ近くを江ノ電がのんびり走る静かな住宅街のなかにあり、築100年近くになる古民家をリノベーションした一軒家レストラン。南イタリアの郷土料理と厨房の奥で手作りするチーズが看板メニューです。ランチタイムには店主自慢の手作りチーズをメインとしたコースと南イタリアの伝統が息づくパスタのコースがいただけます。
自家製フォカッチャとサラダ付き「前菜と自家製チーズのセット」(2,480円)※スープかコーヒーから選択「グラスワイン スパークリング」(980円)
エントランスにはシチリアのタイルを埋め込み、石灯篭のある昔ながらの日本のたたずまいにイタリアのエッセンスが不思議なほど調和しています。料理もシチリアで買い付けた明るい色づかいと大胆な絵柄の皿に盛り付け、陽気なイタリアを身近に感じるランチタイムが過ごせます。
食後のドルチェのお皿も色鮮やか「ドライフルーツをまとった自家製デザートチーズ」(660円)
寺社仏閣や和菓子のイメージが強い鎌倉は、意外にも世界各国の料理やスイーツを楽しめるお店が路地裏や住宅街に点在しています。窓から差し込む柔らかな光のもとゆっくりと時間を過ごしたくなるお店が多く、そんな雰囲気が訪れる人々を魅了します。ぜひこうしたお店も鎌倉さんぽの楽しみの一つに加えてくださいね。
文:高橋茉弓
