提供:ことりっぷ
鶴岡八幡宮の東側に広がる二階堂エリアは、谷戸と呼ばれる独特の地形に囲まれた自然豊かな地域です。この時期、若葉が芽吹き始める新緑の中での散策は、歴史深い寺社仏閣と美しい景色を楽しめる絶好の機会。
竹林の美しい「報国寺」、洋館のテラスで楽しむアフタヌーンティー、そして住宅街に佇む焼き菓子のお店など、小鳥のさえずりをききながらのんびり歩く鎌倉・二階堂さんぽをご案内します。
朝一番のすがすがしい空気の中で過ごす「報国寺」の竹の庭
竹林の中は静かで別世界
澄んだ空気が心地いい朝にはじまる二階堂さんぽは、「報国寺」の竹の庭から訪れるのがおすすめです。
報国寺は室町時代がはじまる少し前の1334年に創建した臨済宗建長寺派の禅宗のお寺で、茅葺き屋根の鐘楼や枯山水の庭がひろがり、奥には竹の庭が広がります。
茶屋「休耕庵」
竹の庭では約2000本の孟宗竹が生い茂り、静かで幻想的。竹の間に差し込む光や、風で揺らいできしむ音など、天気や時間帯によって見え方も変化します。
「竹の庭」は拝観料400円 と抹茶600円がセット
順路にそって進んでいくと竹林の奥に茶屋「休耕庵」が見えてきます。しんと静まり返った中に遠くで水の流れる音が響き、静けさの中で自分を見つめる厳かな気分にもなりますよ。
竹の向こうに見え隠れする「休耕庵」
「アルファベッティカフェ」でモーニングとキュートなラテアート
「モーニングプレートセット」(880円)カフェラテなどのドリンク付き
竹の庭で日本の情緒に触れたあとは、散策しながらポップな雰囲気の「アルファベッティカフェ」へ。
スペシャルティコーヒーのお店で、朝11時までは、モーニングセットを用意しています。軽めの朝ごはんで元気をチャージしてはいかがでしょうか。
「抹茶ラテ」(715円)
「カフェラテ」や「抹茶ラテ」には鎌倉の風景を切り取ったラテアートが施されます。鎌倉の街を走る江ノ電や大仏様などリクエストにもできるだけ応えてくれます。
お店の状況にもよるのでオーナーに相談してみてくださいね。
ポップなカラーリングの外観
お寺の境内に建つ洋館レストラン「石窯ガーデンテラス」
浄妙寺山門
カフェで一息ついたあとは再び報国寺方面へもどり、今度は浄妙寺を目指します。
浄妙寺は1188年に創建した鎌倉五山第五位の寺格をもつ古刹。幹線道路から一本入ったのどかな小径を進むと、山門が見えてきます。
広々とした庭のある石窯ガーデンテラス
この境内を奥に進んだ高台には、パラソルの広がるテラスのある大きな洋館「石窯ガーデンテラス」があります。
お寺の境内とは思えない瀟洒な佇まいは大正時代に貴族院議員邸として建てられたもの。専属ガーデナーが手入れをするナチュラルガーデンは四季折々の花が咲きそろいます。
「アフタヌーンティー」(4,500円)コーヒーか紅茶付き ※数量限定
ここのテラスではぜひ「アフタヌーンティー」を。自家製スコーンやスイーツが品よく盛り付けられたイギリスの伝統的なスタイルのスタンドとティーセットがテーブルに並ぶとお寺の中にいることを忘れてしまいそうです。
季節のフレッシュハーブティー(700円)※ハーブの種類は季節によって変更あり
日本情緒を五感で感じる茶室「喜泉庵」
喜泉庵入口
広い浄明寺の境内には、茶室「喜泉庵」もたたずみます。
新緑に囲まれた美しい書院造りの建物で、この時期は開け放たれた広縁にも木々の緑が写り込むほど、薫りたつような新緑のなかで抹茶とお菓子をいただきます。
枯山水を望む茶室
茶室は32畳の大広間。畳敷きの席の横には椅子席も設けられ好きな場所に座ります。作法を気にすることなく、のんびりと過ごせます。
枯山水の庭園、床の間の掛け軸やお花、涼しげな音のする水琴窟など、日本の情緒を目と耳、肌で感じながら過ごせます。
「抹茶と美鈴の季節の生菓子」(1,100円)
生菓子は鎌倉の老舗「美鈴」のお菓子です。季節のお菓子が数種類用意され練り切りやきんとんのほか、夏場の錦玉羹は見ているだけでも涼しさを感じます。
おいしいお菓子と抹茶で、のんびりとした鎌倉を楽しんでくださいね。
庭の緑がまぶしく映る茶室
散策の最後に立ち寄りたい焼き菓子の店「okashi nikaido」
シンプルな店内
ゆったりとした二階堂散歩の締めくくりは、住宅街のなかにあるお菓子屋さん「okashi nikaido(オカシニカイドウ)」へ。
シンプルな木枠のショーケースにオーガニック素材を使ったマフィンやクッキー、パウンドケーキ、シリアル、マカロンなど種類豊富に並びます。
素材の良さを引き出した焼き菓子
焼き菓子はお土産にするのはもちろん、店の外に設置されたベンチでいただくのもおすすめです。
緑豊かな街並みの中で、素材のやさしさを味わいながらのんびり過ごすひとときは、散策の疲れをそっと癒してくれますよ。
外のテラスでイートイン
新緑の美しい季節、二階堂エリアでの散策は心を解きほぐしてくれるひとときです。ぜひ足を運んで、自分だけのお気に入りスポットを見つけてみてくださいね。
文:高橋茉弓
