提供:ことりっぷ
徳川家康公の生誕地で、八丁味噌の産地としても知られる愛知県岡崎市。古くから愛され続ける名物も数多くあり、「大正庵釜春本店」のうどんもその一つ。明治時代の創業以来、地元で親しまれている老舗です。
毎日店内で打つ、つるつるもちもちの麺を味わうメニューも豊富で、岡崎名物として広く知られているものも。いつもにぎわうお店を訪れて、岡崎の味を満喫しませんか。
岡崎市民はもちろん観光客にも人気の店
最寄りの岡崎公園前駅は、お店の目の前。広い駐車場を備えているので、車でのアクセスも便利
「大正庵釜春本店」があるのは、広い岡崎市のやや西側のエリア。名古屋駅からお店の最寄り駅、岡崎公園前までは名鉄電車で40分ほどです。大正庵釜春の創業は明治中期。食堂としてスタートし、昭和に入ってからはうどんの専門店に。大正時代に店主が始めた「釜揚げうどん」はこちらが元祖として知られています。
広い駐車場を備えた大きな店舗ですが、駐車場の空きを待つ車の列や入店待ちの行列ができる人気店。地元の人を中心に、岡崎を訪れる観光客にも親しまれています。
明るく木のぬくもりを感じる店内。テーブルや座敷、カウンター席もあり、広々とした空間
毎日店内で打つ麺を多彩なメニューで
早めの時間帯なら、店内で麺を打つ様子も見られる
人気の秘訣は、なんといっても老舗が誇る確かな味です。オリジナルの粉を使い、その日の分だけを店内で打つ麺はつるつるでもちもちの食感。気温や湿度などによって日ごとに異なるゆで加減は、経験豊富な職人が手で確かめながら仕上げています。
麺のおいしさを引き立てる、だしや天ぷらの素材や調理法にもこだわりが。伝統の味を守り、丁寧な仕事を続けています。
ゆで上がった麺を、お湯と一緒に手早く桶の中へ。ゆでる釜を使い分けて、お湯の塩分が濃くなり過ぎないように工夫している
メニューの豊富さも釜春の特徴です。釜揚げうどんだけでも天ぷら付きやとろろ付きなどがあって、計10種類。ほかにも、ざるうどんや煮込みうどんなど全部で50種類以上のうどんがあり、麺をそばに替えられるメニューも。初めてだと戸惑ってしまうほどのバラエティー豊かな品ぞろえです。
五代目店主の太田宜孝さんによると、それぞれのメニューに根強いファンがいて、減らすことができないそうですよ。
やさしい甘みにほっとするうどんや味噌煮込みも
もろこしうどん(1,100円)。丼にいっぱいの黄色が華やかでやさしい味わい。穴あきレンゲも添えられるので、とうもろこしも残さず味わって
観光で訪れて、釜春ならではの名物を味わいたい人に、いくつかおすすめがありますよ。
まずは名物の釜揚げうどん。そのほかに、とろみのあるつゆに溶き卵ととうもろこしがたっぷりの「もろこしうどん」はいかがでしょう。こちらは、のれん分けした店舗が1978年にオープンする際に生まれたメニューだとか。女性に好まれそうなうどんとして考案されて人気を集め、本店でも提供されるようになったそうです。
味噌煮込みうどん(1,490円)。だしのうま味があふれ出すしいたけや油揚げ、卵など具材もたっぷり
岡崎といえば、八丁味噌を思い浮かべる人も多いはず。味噌煮込みうどんも、もちろんありますよ。味噌煮込みうどん専用の歯ごたえのある麺が用意されていますが、他と同じ麺に替えることも可能。注文の時に確認してくれます。
岡崎の老舗、まるやの味噌を使ったつゆは、さらっとしていますがちょっと辛めの味付け。これぞ王道の味噌煮込みと感じる、しっかりした味わいです。
岡崎城にも近く、観光でも立ち寄りやすい
入口近くには麺やつゆ、八丁味噌などが並ぶおみやげコーナーもある
受け継がれてきたうどんのおいしさと豊富なメニュー、ゆったりとした空間にも満たされる、大正庵釜春本店。岡崎城がある岡崎公園や工場見学ができる八丁味噌蔵にも近いので、岡崎の街めぐりにも加えやすいですよ。
ぜひ立ち寄って、岡崎名物を味わってみてくださいね。
文:豊野 貴子 写真:北川 友美
