芦ノ湖の“お茶クルーズ”から最新スポットまで。進化する箱根を巡るおすすめモデルコース

箱根遊船 大茶会

旅先として定番の人気を誇る神奈川県・箱根。豊かな自然や温泉、芦ノ湖の美しい景色を楽しめるエリアとして知られていますが、近年は新たなスポットも続々と登場し、さらに魅力が広がっています。

2025年12月には、芦ノ湖に茶文化とクルーズを融合させた「箱根遊船 大茶会」が就航し、湖上でお茶を味わう特別な体験ができるように。そのほかにも、絶景を望む展望スポットや個性豊かなカフェ、ショップなど、多彩な楽しみ方がそろっています。

そんな“進化する箱根”を満喫できるモデルコースをご紹介。何度も訪れている人でも、新しい魅力に出合えるはずです。

 

 

「箱根遊船 大茶会」で”動く茶室“を満喫

箱根遊船 大茶会

芦ノ湖は箱根を代表する観光スポットのひとつで、富士山を望む美しい景観と四季折々の自然が楽しめる人気の湖です。遊覧船や温泉などを目当てに多くの観光客が訪れます。

芦ノ湖で新たなアクティビティとして注目を集めているのが、2025年12月20日に就航した「箱根遊船 大茶会」。国内外から多くの人が訪れる箱根の地で日本文化の「お茶」を気軽に体験できる、エンターテインメント性あふれる船です。

 

箱根遊船 大茶会

航路は大きく分けて2種類。箱根関所跡港、元箱根港、箱根園港、湖尻港の4つの港へ運航する「定期航路」と、各港から芦ノ湖を巡って出発した港へ戻る「周遊航路」です。

「定期航路」は港間の片道移動に便利で、「周遊航路」は芦ノ湖を約半周する「往復周遊40分コース」と、湖尻港から箱根関所跡港まで行き、芦ノ湖を約70分かけて1周する「往復周遊70分コース」の2つのコースに分かれています。

「周遊航路」では途中の港で降りることはできませんが、1日乗り放題のチケットなら途中下船も可能です。

 

箱根遊船 大茶会

チケットは、各港の窓口で販売されています。前日まではWEBで前売り券も販売されているので、事前に購入しておくとスムーズに入船できます。詳細は公式サイトを確認してください。

 

箱根遊船 大茶会

「箱根遊船 大茶会」のコンセプトは、茶を巡る湖上の旅。船内は和の趣を取り入れた落ち着いたデザインで、船全体が“茶の世界”を感じられる雰囲気に包まれています。

 

箱根遊船 大茶会

案内サインやマークなど、随所にお茶をモチーフにしたデザインがあしらわれているのもポイント。細かな部分まで世界観が丁寧に作り込まれており、船内を歩くだけでも見どころが満載です。

 

箱根遊船 大茶会

船は3層構造で、フロアごとに異なる雰囲気が楽しめます。遊覧中は船内を移動しながら、さまざまな場所から芦ノ湖の景色を眺めてみましょう。 

 

箱根遊船 大茶会

船内1階の客席は、提灯をモチーフにした照明が印象的な空間。やわらかな光が船内に広がり、落ち着きのある幻想的な雰囲気を演出しています。

抹茶カラーが散りばめられており、和の文化をテーマにした「箱根遊船 大茶会」の世界観にぴったりです。

 

箱根遊船 大茶会

1階には、抹茶ドリンクや和スイーツを味わえる「茶店」もあります。船内で本格的なお茶をいただけるのはうれしいですね。

 

箱根遊船 大茶会

おすすめは「抹茶ラテ」(700円)。抹茶の深い香りとミルクのまろやかな味わいがマッチした、風味豊かな一杯です。

そのほか、「大茶会ボトル 緑茶」(1,000円)や「大茶会プリンアイス」(800円)、「野点ようかん」(800円)など、多彩なメニューがそろいます。

 

箱根遊船 大茶会

また、箱根エリアのお土産も販売されているので、チェックしてみてください。

 

箱根遊船 大茶会

船内2階には、黄金色の畳が敷かれた「茶室 金風庵」が設けられています。

 

箱根遊船 大茶会

和の趣を感じながら景色を望める空間で、畳に腰を下ろして過ごせるのも魅力。船内でもひときわ目を引くスポットです。

 

箱根遊船 大茶会

2階屋外デッキは、内装とは雰囲気が大きく異なり、赤を基調としたポップなデザイン。ベンチに腰掛けながら、湖の景色を間近に感じられます。

 

箱根遊船 大茶会
箱根遊船 大茶会

3階の屋外デッキには、段々畑をイメージしたベンチ「茶畑だんだん」が設置されています。

 

箱根遊船 大茶会

段状に並んだベンチに腰掛けると、目の前には芦ノ湖と箱根の山々が広がります。湖上の風を感じながら、箱根の景色をダイレクトに楽しめる場所です。

 

箱根遊船 大茶会
箱根遊船 大茶会

3階の船尾側には、丸窓が印象的な「茶室 緑風庵」もあります。

 

箱根遊船 大茶会
箱根遊船 大茶会

窓から見える芦ノ湖の景色は、まるで一枚の絵画のよう。写真映えも狙える空間です。

 

箱根遊船 大茶会

芦ノ湖では、カヤックやモーターボートなどアクティビティ体験も人気ですが、「箱根遊船 大茶会」は、そんな芦ノ湖で静かな時間を過ごせる遊覧船です。

旅のスタイルに合わせて湖上体験を選べるのも、箱根ならではですね。

 

箱根遊船 大茶会(Hakone Daichakai Cruise)

乗り場
【箱根関所跡港】神奈川県足柄下郡箱根町箱根10
【元箱根港】神奈川県足柄下郡箱根町元箱根45-3
【箱根園港】神奈川県足柄下郡箱根町元箱根138
【湖尻港】神奈川県足柄下郡箱根町湖尻110
運航日
年中無休(荒天時は欠航の場合あり)
運航時間
10:00~16:00
※季節・天候により変更の場合あり。詳細は公式サイトを要確認
乗船料
【1日フリー(乗降り自由)】大人2,900円、小学生以下1,450円
【周遊40分(箱根関所跡港・元箱根港・箱根園港)】大人2,400円、小学生以下1,200円
【周遊70分(箱根関所跡港・元箱根港・箱根園港・湖尻港)】大人2,900円、小学生以下1,450円
※片道料金もあり。詳細は公式サイトを要確認
アクセス
箱根関所跡港
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅よりバスで「箱根関所跡」下車後、徒歩約1分
【車】箱根新道「芦ノ湖大観」ICより約3分
元箱根港
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅よりバスで「元箱根港」下車後、徒歩約5分
【車】箱根新道「芦ノ湖大観」ICより約10分
箱根園港
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅よりバスで「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」下車後、徒歩約2分
【車】箱根新道「芦ノ湖大観」ICより約20分
湖尻港
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅よりバスで「湖尻」下車後、徒歩すぐ
【車】箱根新道「芦ノ湖大観」ICより約25分
公式サイト
箱根遊船 大茶会

 

「葵ベーカリーカフェ」でゆったりランチタイム

葵ベーカリーカフェ

船の旅を終えたあとは、森の中に静かにたたずむ「葵ベーカリーカフェ」へ。湖尻港から北へ車を約10分走らせた場所にあります。

 

葵ベーカリーカフェ

なんと、店先には足湯が。食器の破損など安全上の理由により、テイクアウト用の容器であれば、入浴しながらの飲食も可能です。

 

葵ベーカリーカフェ

テラス席はペット同伴もOKです。

 

葵ベーカリーカフェ
葵ベーカリーカフェ

明るく開放的な店内では、自慢のパンを使ったイートインメニューが味わえます。

 

葵ベーカリーカフェ

一押しは「ベーコンのフレンチ」(1,800円)。分厚くふんわりと焼き上げられたフレンチトーストに、大きなベーコンがのったボリューム満点の一皿です。サラダも添えられていて彩りも良く、見た目から食欲をそそります。

甘みと塩気のバランスがほどよく合わさって、あっという間に食べきってしまいました。

 

葵ベーカリーカフェ

熱々の鉄板で提供される「鉄板フレンチトースト」(1,200円)も見逃せません。外はカリッと香ばしく、中はふんわり。バターの風味と優しい甘さが口いっぱいに広がり、シンプルながらも素材の良さを堪能できる一品です。

 

葵ベーカリーカフェ

食後には、「抹茶ラテ」(750円)がぴったり。ラテアートで「葵」の文字があしらわれており、見た目もかわいいドリンクです。

 

葵ベーカリーカフェ
葵ベーカリーカフェ

テイクアウトできるベーカリーやジェラートもあるので、ドライブの合間に立ち寄るのも良いですね。

 

葵ベーカリーカフェ

住所
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1246-689
営業時間
10:00~17:00(フードL.O.16:00、ドリンクL.O.17:00)
定休日
なし(店舗指定期間を除く)
アクセス
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅よりバスで「仙石高原」下車後、徒歩約5分
【車】東名高速道路「御殿場」ICより約15分
公式サイト
葵ベーカリーカフェ

 

箱根の自然を一望する絶景スポット「ちきゅうの谷」

ちきゅうの谷
画像提供:株式会社小田急箱根

ランチのあとは、「葵ベーカリーカフェ」から、車で南東へ20分ほどの「ちきゅうの谷」へ。

 

ちきゅうの谷
画像提供:株式会社小田急箱根

「ちきゅうの谷」は、箱根ロープウェイ・大涌谷駅周辺に2025年4月に誕生した体験型の展望エリア。荒々しい岩肌や立ちのぼる噴気など、“生きている地球”を感じられる大涌谷の景観を、ロープウェイや展望台から多彩な視点で楽しめます。

 

ちきゅうの谷
画像提供:株式会社小田急箱根

「風の輪テラス」では風を全身で感じながら、眼下に広がる森や山々、遠くに芦ノ湖を望む大パノラマを満喫できます。

 

ちきゅうの谷
画像提供:株式会社小田急箱根

中でも人気なのが、床とフェンスがガラス張りになった「息吹のデッキ」。

 

ちきゅうの谷
画像提供:株式会社小田急箱根

地面から突き出すように作られているので、まるで空に浮かんでいるような気分に。どこを切り取ってもSNS映えする写真が撮れる、絶景スポットです。

 

ちきゅうの谷
画像提供:株式会社小田急箱根

展望エリアのそばには、ワンハンドスイーツやドリンクを提供する「谷のマルシェ」のほか、大涌谷の噴煙地を望みながら食事ができる「大涌谷 駅食堂」もありますよ。

 

ちきゅうの谷

住所
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1251
営業時間
【箱根ロープウェイ】2~11月/9:00~17:00、12~1月/9:00~16:15
【谷のマルシェ】2~11月/9:30~16:30、12~1月/9:30~16:15(フード・ドリンクの販売は10:00~16:00)
【大涌谷 駅食堂】2~11月/10:30~16:30(L.O.16:00)、12~1月/10:30~16:00(L.O.15:30)
定休日
なし
アクセス
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅よりバスで「仙石高原」下車後、徒歩約5分
【車】東名高速道路「御殿場」ICより約40分
公式サイト
ちきゅうの谷

 

「GELATO1st ママミルク」で味わう、まんじゅう屋のジェラート

GELATO 1st ママミルク

箱根の絶景を堪能したあとは、少し足を延ばして箱根湯本方面へ向かいましょう。「ちきゅうの谷」から東へ車で50分ほどです。

 

GELATO 1st ママミルク

箱根湯本駅から徒歩約2分の場所にある「GELATO1st ママミルク」は、老舗和菓子店 「まんじゅう屋・菜の花」 の店内にオープンしたジェラートショップ。

「まんじゅう屋・菜の花」の人気商品「箱根のお月さま」や「ご黒うさん」などをイメージしたオリジナルジェラートが提供されています。

 

GELATO 1st ママミルク

取材時は、2つのフレーバーを選べる「ダブルジェラート」(700円)をいただきました。

 

GELATO 1st ママミルク

フレーバーは「箱根のお月さま」と「ご黒うさん」をチョイス。「箱根のお月さま」はしっかりとまんじゅうの風味が感じられ、「ご黒うさん」は濃厚なごまの風味が口いっぱいに広がる、和菓子屋ならではの味わいです。

トッピングの「箱根 花ぼうろ」も、ジェラートとよく合います。

 

GELATO 1st ママミルク
GELATO 1st ママミルク

もちろん、ジェラートに使われた商品はいずれも店内で購入可能です。お土産選びにもぜひ立ち寄ってみてください。

 

GELATO1st ママミルク

住所
神奈川県足柄下郡箱根町湯本705
営業時間
10:00~15:00
定休日
不定休
アクセス
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅より徒歩約2分
【車】小田原箱根道路「箱根口」ICより約30分
公式サイト
まんじゅう屋・菜の花

 

旅の思い出に器を選ぶ「わわ」

わわ

箱根湯本駅付近には、器のセレクトショップ「わわ」もあります。駅前のにぎやかな通りとは反対側にある、落ち着いたエリアにたたずむお店です。

 

わわ
わわ

店内には湯河原焼や益子焼をはじめ、全国の窯元から厳選された器がずらり。「わわ」のオリジナル商品などもあり、つい手に取ってしまうアイテムばかりです。

 

わわ
わわ

家族の人数分そろえやすいよう、比較的お手頃な価格帯の器を中心に取り扱っています。

 

わわ

日常使いしやすいデザインの食器が多いのも魅力です。

 

わわ

リピーターも多く、一度電車や徒歩で訪れた人がたくさんの器を購入するために後日、車で再訪することもあるのだとか。作家さんから直接仕入れている器や、ここでしか出合えない一点物もあるので、気に入った品があれば迷わず購入することをおすすめします。

 

セレクトショップ「わわ」

住所
神奈川県足柄下郡箱根町湯本226-1
営業時間
月~金/10:00〜16:00、土/10:00〜15:00
定休日
日・祝日
アクセス
【電車】小田急電鉄「箱根湯本」駅より徒歩約10分
【車】小田原箱根道路「箱根口」ICより約25分
公式サイト
セレクトショップ「わわ」

 

「GORA BREWERY PUBLIC HOUSE」のクラフトビールで乾杯

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

“進化する箱根”を巡る旅は、「GORA BREWERY PUBLIC HOUSE」で締めくくり。箱根湯本駅から徒歩約8分の場所にあるので、駅周辺に宿泊してホテルへ荷物を置いたあと、歩いて向かうことも可能です。

 

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE
GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

「GORA BREWERY PUBLIC HOUSE」では、店内の醸造所で箱根の天然水を使って仕込んだクラフトビールと、本格的な料理を楽しめます。

 

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

店内には、「HAKONE KOHAKU」などの定番品から限定醸造のビールまで、多種多様な銘柄が用意されています。

 

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

いろいろ試したい人に最適なのが、「SAMPLER BEER FLIGHT」(1,800円)。自社醸造のビール4種類を少しずつ味わえるセットメニューです。香りや味わいの違いを感じながら、自分好みの一杯を探してみましょう。 

 

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

ビールのお供になるのが、旬のシーフードを使った「港のペスカトーレピザ」(2,700円)。ナポリで修業を積んだ職人が、生地作りから釜での焼き上げまで、店内で行っています。

 

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

「冷製シーフードの盛り合わせ」(2人前1,800円)は、世界中から取り寄せた新鮮なシーフードを盛り合わせた一皿。さっぱりとした味わいで、ビールとの相性抜群です。

 

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE
GORA BREWERY PUBLIC HOUSE
GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

クラフトビールやピザはテイクアウトも可能なので、宿や自宅に持ち帰って味わうこともできます。おしゃれなラベルなので、お土産にしても喜ばれそうですね。

 

GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

住所
神奈川県足柄下郡箱根町湯本740 HAKONATURE BASE内
営業時間
11:30~21:00(L.O.20:00)
定休日
なし
アクセス
小田急電鉄「箱根湯本」駅より徒歩約8分、「箱根湯本」駅より直通シャトルバスあり
公式サイト
GORA BREWERY PUBLIC HOUSE

 

箱根遊船

箱根の湖上でお茶を味わい、ベーカリーカフェでランチを楽しみ、絶景スポットやジェラート、器選び、クラフトビールまで満喫。自然、文化、食に触れながら巡ることで、箱根に新しい楽しみ方が広がっているのを実感できます。

今回ご紹介したスポット以外にも、箱根には立ち寄りたくなる場所がまだまだたくさんあります。温泉宿やホテルに泊まりながら、時間にゆとりを持って巡るのもおすすめです。

訪れるたびに新たな魅力を発見できる箱根。次の旅は少し足を延ばして泊まりがけで訪れ、この土地ならではの魅力をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。

 

取材・文/荘司 めぐみ 撮影/立久井 美津子

 

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