京都の花街・宮川町に世界的ラグジュアリーホテル「カペラ京都」が開業

「カペラ京都」客室

世界的ホテルブランド「カペラホテルズ&リゾーツ」の日本初上陸となるラグジュアリーホテル「カペラ京都」が、京都の歴史ある花街・宮川町(みやがわちょう)にオープンしました。

地域の小学校跡地を活用した立地が特徴で、建物は日本を代表する建築家・隈研吾氏の事務所が設計。館内にはミシュラン三つ星の味が楽しめるレストランが入ります。

古都の街並みに調和するラグジュアリー空間

「カペラ京都」外観

約800年の歴史を持つ京都最古の禅寺・建仁寺(けんにんじ)の正面に開業した「カペラ京都」は、長く地域に親しまれてきた旧新道小学校の跡地を活用する形で誕生しました。ホテルから徒歩圏内には、芸舞妓の稽古場として知られる「宮川町歌舞練場」や鴨川河川敷があり、京都観光に絶好のロケーションを誇ります。

隈研吾建築都市設計事務所が手がけたホテルは、京都の街に息づく独特の空間構造が建築の核となっています。エントランスは、細い道が縦横に走る京都らしい街並みをイメージし、祇園を思わせる路地や障子越しの光、水音を織り込むなど、あえて動線に緩急を持たせた設計が特徴的。

また、シンガポールを拠点とするBrewin Design Office(ブリューイン デザイン オフィス)が担当した館内インテリアデザインは、京都ならではの「余白の美」がコンセプト。漆、和紙、陶器などの伝統工芸や、ヒノキ、杉、竹といった京都ゆかりの木材を現代的な視点で再解釈したしつらえが随所に配され、ゲストの五感に寄り添う空間へと仕上げられました。

「カペラ京都」中庭

ホテル中央に配置された中庭には、唐破風(からはふ)屋根を冠した屋外パフォーマンスアトリウムが設けられています。唐破風屋根は寺院の門や城郭をはじめ、歌舞伎座や歌舞練場などの劇場建築に多く用いられる意匠で、丸みを帯びた印象的なデザインが中庭全体を静かに引き締めます。水をたたえた坪庭は、“小さな空間で自然を楽しむ”京都らしい文化がモチーフになっているそう。

また、かつてこの場所にあった小学校に敬意を表し、長年地域の子どもたちを見守ってきた桜の木が植えられました。

「カペラ京都」プレミアシアタールーム
プレミアシアタールーム

ホテルは周辺景観との調和を意識した地上4階建ての低層構成で、館内に全89室の客室を備えます。

各部屋とも、京町家に特有の奥行きある構造や坪庭の精神性を取り込み、京都の暮らしが育んできた空間文化を現代的に表現。206平米を誇る最上階のカペラスイート、歌舞練場を臨むプレミアシアタールーム、建仁寺を正面に見る2室の祇園スイート、プライベート温泉を備えた6室の温泉スイートなど、多彩な客室タイプが用意されています。

「カペラ京都」カペラスイート
カペラスイート

東山の稜線を一望するカペラスイートでは、瓦屋根が連なる街の様子や、法観寺(八坂の塔)の優美な五重塔のシルエットが楽しめるほか、夕方にはお茶屋へ向かう芸妓や舞妓の姿など、花街ならではの風情ある光景にも出会えます。

ミシュラン三つ星の味が楽しめる極上レストラン

「カペラ京都」シグネチャーレストラン

「カペラ京都」の注目の一つは、館内にオープンしたシグネチャーレストラン「SoNoMa(想乃間) by SingleThread」です。

カリフォルニア州ソノマを拠点とするミシュラン三つ星レストラン「SingleThread(シングルスレッド)」とパートナーシップを結んだ店舗で、お茶屋に着想を得たという店内は、12席のカウンター席と20席のラウンジバーを備えます。

「シングルスレッド」コノートン夫妻

農園を基盤としたレストラン「シングルスレッド」でオーナーシェフを務めるカイル コノートン氏と、オーナー兼ヘッドファーマーを務めるカティナ コノートン氏は、かつて日本で生活した経験を持ち、一流の日本料理店で研鑽を積んできた、まさに日本の食を知り尽くす料理人夫妻。ソノマで「シングルスレッド」を開業した後も、日本のシェフや職人たちとさまざまなイベントやコラボレーションを重ね、京都をはじめ日本各地の作り手との関係性を深めてきたそうです。

「シングルスレッド」として初の海外プロジェクトとなる「SoNoMa by SingleThread」では、京野菜や地元の花々、さらに北カリフォルニア特有のエアルームトマトや夏かぼちゃ、ペッパー、ハイビスカスなどを厳選し、季節や農の営みを丁寧に表現したコース料理を用意。また、カリフォルニア産のオリーブオイル、アーモンド、チーズなども取り入れるなど、京都とソノマの双方の農業文化を讃えるアプローチから、唯一無二のダイニング体験をかなえてくれます。

ラウンジバースペースでは、ヨーロッパやカリフォルニア、日本などさまざまな地域のワインが味わえるほか、日本酒などもラインナップ。日中は紅茶やコーヒー、ノンアルコールドリンクなどが楽しめます。

「カペラ京都」ペストリーショップ

併設するペストリーショップ「SingleThread Entremets(シングルスレッド アントルメ)」は、パティシエのエマ ホロウィッツ氏と、ミシュラン三つ星レストラン「L’Effervescence(レフェルヴェソンス)」出身の森田未生氏が共同で監修。季節感あるスイーツや軽食が味わえます(テイクアウトも可)。

「カペラ京都」フレンチブラッスリー
「Lanterne(ランテーヌ)」個室

そのほか、館内にはパリのカフェ文化と京都の繊細な美意識が融合したオールデイダイニングのフレンチブラッスリー「Lanterne(ランテーヌ)」、旧小学校施設の木材や照明を再利用した割烹スタイルのナイトダイニング「宵」など、ここでしか堪能できない至福の食体験がそろいます。

さらに、プライベート温泉やサウナを備えたスパ施設「Auriga Spa(アウリガスパ)」、歌舞練場の特別鑑賞や漆芸家による金継ぎワークショップといった伝統文化の独自体験プログラム「Capella Curates(カペラキュレーツ)」など、滞在時間をより豊かにする魅力が盛りだくさんです。

「カペラ京都」祇園スイート

古くからのお茶屋が立ち並ぶ花街・宮川町に誕生した「カペラ京都」は、古都の歴史・文化の真髄にじっくりと触れられるラグジュアリーな施設です。

建築の細部に宿る技巧や研ぎ澄まされた一つひとつのサービスは、きっと普段の京都とはひと味もふた味も違った、より深く濃密な旅時間をデザインしてくれるはずです。

 

カペラ京都

住所
京都府京都市東山区小松町130
アクセス
京阪電車「祇園四条」駅から徒歩約5分
駐車場
なし
総部屋数
89室

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