近年、ドライブ途中の休憩所として利用するだけでなく、多様な楽しみ方ができる場所へと進化している「道の駅」。全国的に人気が高まるとともに、各地域で新設されています。今回は茨城県常総(じょうそう)市にある、秋の味覚を堪能するのにぴったりな「道の駅常総」をご紹介します。
目次
「道の駅常総」とは? アクセスについて
「道の駅常総」は茨城県内で16番目に生まれた道の駅で、2023年4月に開業しました。「こころほくほく 食べてワクワク 笑顔が集う食のテーマパーク」をコンセプトに掲げているグルメな道の駅。⾷・農・楽をテーマにしており、茨城県全域の食材の宝庫です。
都心から約1時間というアクセスが魅力。首都圏中央連絡自動車道「常総IC」からすぐの場所にあります。電車で行く場合、「秋葉原駅」などからつくばエクスプレスに乗り、「守谷駅」で関東鉄道常総線に乗り換え「三妻駅」下車。そこから徒歩約20分です。
関東の収穫量1位の茨城県が誇るさつまいもグルメが満載!
中でも関東で収穫量1位を誇る、さつまいもを使ったグルメが多彩です。ここに行ったらぜひゲットしたいさつまいもグルメをご紹介します。
ねっとりとけ出す蜜が絶品の「つぼやき おやきいも」
施設の入口付近に出店している「つぼやき おやきいも」。ここでは、大きなつぼと炭を使った遠赤外線でじっくり焼いた、焼きいもを味わうことができます。
品種は、糖度の高い「紅はるか」。メニューは定番の「おやきいも」(400円)、170g以下の「小さいおいも」(300円)、平日限定のお得な「600gセット」(1,000円)の3種類があります。
炭火を使って温度調整を行い、丹念に手返しすることによって、全体をとろっと仕上げるのがおいしさのポイント。約2時間かけて焼き上げられたさつまいもは、皮の外まで蜜がとけ出しています。とろりとした口どけと濃厚な甘みをぜひ一度は試してみてください。
つぼやき おやきいも
- 営業時間
- 【平日】10:00〜16:00【土日祝】9:00~16:00
- 定休日
- 道の駅常総に順ずる
- 詳細
- 道の駅常総
「芋とわ」の「極細けんぴ」は並んででも食べたいカリポリ食感
「道の駅常総」のさつまいもグルメといえば、「芋とわ」も欠かせません。店名の通り、メニューや商品はさつまいも尽くしで、中でも名物となっているのが自家製の「黄金極細けんぴ」。さつまいもを極細にカットすることで、よりクリスピーな食感に仕上げた人気の商品です。
味は、素材の味と調和する蜜をたっぷり絡めた「プレーン」(580円)と、常総市に本店を構える「石塚糀店」の味噌を使った「胡麻味噌」(630円)の2種類。ほかにも、地元の醤油蔵などとコラボレーションした限定フレーバーが登場することもあります。
なお、店内の工房で一度に揚げられる数には限りがあるため、平日でもすぐに売り切れてしまうのだとか。訪れた際は店頭に掲示されている販売開始時間を確認し、余裕をもって並ぶことをおすすめします。
ほかにも、甘酸っぱいあんずジャムを塗った「焼きたてスイートポテト」(300円)や、芋ペーストに粒あんと生クリームがマッチする「おいもクリーム大福」(450円)が人気。
お土産にはスイートポテトの「ぽて吉」(1個240円~)や、「バター香る焼き芋ラングドシャ 24枚」(2,550円)、瓶入りの「茨城サツマイモバター」(810円)などがぴったりです。
芋とわ
- 営業時間
- 9:00〜17:00(土日は9:00オープン)
- 定休日
- 道の駅常総に順ずる
- 公式サイト
- 芋とわ
農産物直売所のさつまいものコーナーもお見逃しなく
道の駅でおなじみの農産物直売所。ここでもさつまいもコーナーが充実しています。
名産地というだけあって、品種のバリエ―ションもサイズも豊富。品種ごとの特徴を書いたPOPも貼られているので、味の好みで選べるのも魅力です。
また、「さつまいもキャッチャー」があるのも「道の駅常総」ならでは。1プレイ100円で、さつまいものぬいぐるみをゲットするとレトルトの「茨城芋咖喱(いばらきいもかりー)」や、ミルクと混ぜて作る自宅用の「芋ラテ」などと交換してもらえます。
農産物直売所
- 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- 道の駅常総に順ずる
- 詳細
- 道の駅常総
メロンや卵などを使ったフードも魅力
さつまいも以外にも、さまざまな山海の幸に恵まれた茨城県。「道の駅常総」でもそれらを多彩に取り扱っており、ここからは、その専門店を中心に紹介します。
ギネス認定のメロンパンは必食!「ぼくとメロンとベーカリー。」
平日でも多くの人でにぎわう「ぼくとメロンとベーカリー。」。さまざまな種類のメロンパンを扱うベーカリーです。
注目は「ぼくのカスタードメロンパン」(330円)。2024年の5月4日に9,390個を売り上げ、「8時間で最も多く売れた焼きたて菓子パンの数」としてギネス認定されました。カップケーキのような形のメロンパンの中にはカスタードクリームがたっぷり詰まっています。
実は、メロンの生産量日本一を誇る茨城県。名産のメロンを堪能するなら「ぼくのクリームメロンパン」(350円)もおすすめです。茨城県産のメロンピューレを使用したクリームがたっぷり入ったジューシーな味わいがたまりません。
「いもんパン」(350円)はさつまいも好きにぴったり。さつまいものような紅色をした表面のクッキー生地と、中に詰め込まれたさつまいも餡がポイントです。お土産にもするのも良いですね。
ぼくとメロンとベーカリー。
- 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- 道の駅常総に順ずる
- 公式サイト
- ぼくとメロンとベーカリー。
名産地ならではのぜいたくなおいしさ「ぼくとメロンとソフトクリーム。」
「ぼくとメロンとベーカリー。」には、姉妹店の「ぼくとメロンとソフトクリーム。」が併設されています。高級フルーツであるメロンを使い、生産地ならではのリーズナブルな価格で提供しているのが特徴です。
豊富な種類のソフトクリームを注文することができます。イチオシは「メロメロモンブランソフト」(500円)。上から、サクランボ、ホイップクリーム、メロンモンブランクリーム、メロンとミルクのソフトクリーム、ワッフルコーンという構成になっています。
映えるビジュアルも、濃厚な味わいも、さらにはボリュームや価格も、すべてに満足できること間違いなしの一品です。
ぼくとメロンとソフトクリーム。
- 営業時間
- 9:00〜16:00(L.O.16:00)
- 定休日
- 道の駅常総に順ずる
- 公式サイト
- ぼくとメロンとソフトクリーム
ブランド卵のご馳走が並ぶ「TAMAGOYA 常総レストラン&常総ハウス」
さらに、茨城県は鶏卵の生産量日本一でもあります。中でも「道の駅常総」では、「TAMAGOYA 常総レストラン&常総ハウス」が開発したオリジナルの卵「天てり卵」という特別な銘柄がイチオシ。
同店の人気商品「天てりプリン」(380円~)や、「ぼくとメロンとベーカリー。」のパン生地などにも使われている卵です。
「TAMAGOYA 常総レストラン」にはテラスも備えた広い客席があるので、食事や休憩にも最適。
「天てり卵」を味わうなら、卵をたっぷり使ったオムライスの上にハンバーグが丸ごと乗った「常陸牛ハンバーグ 贅沢オムバーグ」(1,848円)がおすすめです。
「天てり卵」は朱色の濃い黄身と弾力のある白身が特徴で、オムレツになると濃厚な味とふわとろの食感を楽しめます。ハンバーグは肉に地元の常陸牛を100%使っており、粒の弾力豊かな食べごたえと、凝縮感のあるジューシーさが魅力。それぞれのメリハリが効いた味を、コク深くてほんのりビターなデミグラスソースがまとめた逸品です。
なお、「TAMAGOYA 常総レストラン」には「天てり卵」使用のプリンやパンケーキといったスイーツも充実しているので、おやつタイムにもぴったり。
レストランの手前にある「TAMAGOYA 常総ハウス」では「天てり卵」(6個681円~)や、卵を使ったスイーツを購入することもできます。
TAMAGOYA 常総レストラン&常総ハウス
- 営業時間
- 10:00〜17:00(L.O.16:00)※常総ハウスは9:00〜17:00
- 定休日
- 道の駅常総に順ずる
- 詳細
- TAMAGOYA 常総レストラン
新鮮なとれたて青果がお得な「農産物直売所」
「農産物直売所」はさつまいもだけでなく、その他の野菜もよりどりみどり。「道の駅常総」では茨城県内約180軒の地元生産者と提携し、約1,100種類の青果を販売しており、季節ごとに旬の味覚が並びます。
日本一の収穫量を誇る、メロン、白菜、レンコン、栗、ピーマン、水菜をはじめ、とれたてで新鮮な農産物をお得な直売価格で買えるのは、道の駅ならではの魅力です。あれこれ買い求めたくなってしまうので、訪れる際は、買い物用のエコバッグを持参することもお忘れなく。
農産物直売所
- 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- 道の駅常総に順ずる
- 詳細
- 道の駅常総
食のテーマパークは試食も充実!
「道の駅常総」は“食のテーマパーク”をコンセプトにしているだけあって、ほかにもたくさんの専門店が集まっています。
たとえば2階にある「常総 いなほ食堂」。ここでは定食や海鮮丼を中心としたメニューがそろい、まるでフードコートのように気軽に楽しめます。
1階には魚介の専門店「海鮮市場 とと丸」や、和洋の惣菜と弁当を扱う「道デリキッチン」も。テイクアウトフードのニーズも満たしてくれます。加えて、店舗によっては試食を提供している商品もあるので要チェックです。
また、「常総 いなほ食堂」にはキッズコーナー、外にはすべり台を有した遊具も置かれているうえ、授乳室も完備されているなど、家族連れにうれしい備えもあります。老若男女で楽しめる食のドライブスポット「道の駅常総」。ぜひ一度訪れてみてください。
道の駅常総
- 住所
- 茨城県常総市むすびまち1
- 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- なし
- アクセス
- 【電車】関東鉄道常総線「三妻」駅から徒歩約20分
【車】首都圏中央連絡自動車道「常総」ICから約2分 - 公式サイト
- 道の駅常総
イチゴ狩りに温浴施設など、今後ますます目が離せない常総エリア
「道の駅常総」周辺は地元の次世代観光拠点となっていて、2022年には⽇本最⼤級の空中イチゴ園「グランベリー⼤地」、2023年には「TSUTAYA BOOKSTORE 常総IC」など新しい施設が次々と誕生しました。また、2024年11月には温浴施設も開業予定でさらににぎわうことは必至です。
日本最大級の空中イチゴ農園「グランベリー⼤地」
中でも「グランベリー⼤地」は「道の駅常総」から近く、徒歩でも10分ほどで行ける場所にあります。
特徴は、関東初のリフト式イチゴ狩りが楽しめる農園であること。栽培棚を吊った空中イチゴ園で、自動で上下に動きます。通路幅が広いため、車椅子やベビーカーでも楽しめますよ。
また、第2、第4土曜日限定で夜のイチゴ狩りも実施しています。品種はとちおとめ、あまおとめ、やよいひめなど7種類を栽培。総数は約19万本という多さで、同じ方式の農園としては日本最大規模を誇ります。
ただ、イチゴには端境期(収穫できない時期)があり、目安として6月~11月はイチゴ狩りも閉園(ショップ兼カフェの「カフェグランベリ―」は通年営業)するため、イチゴ狩りをしたい場合は、時期を合わせて行きましょう。
代わりに秋は、土日祝日限定でさつまいも掘り理を実施。例年9月中旬ごろから11月中旬ごろまで行われています。料金はシルクスイート1株500円、3株1,000円で、1株の目安は3本程度です。さつまいも掘りと夜のイチゴ狩りは要予約となるので、利用の際は公式サイトにて詳細を確認してください。
グランベリー大地
- 住所
- 茨城県常総市三坂新田町2383-2
- 営業時間
- 9:30〜16:30
- 定休日
- なし
- アクセス
- 【電車】関東鉄道常総線「三妻」駅から徒歩約10分
【車】首都圏中央連絡自動車道「常総」ICから約2分 - 公式サイト
- グランベリー大地
県の南西部に位置し、首都圏から数時間でアクセスできる「道の駅常総」。茨城のグルメを一カ所で気軽に楽しみたい人にとってはうってつけのスポットです。
また、2024年には高速道路から一時退出できる施設(ETC2.0搭載車など条件あり)となり、旅の途中に立ち寄る休憩地点としても重宝します。つくばや牛久といった有名観光地からも近いので、茨城旅行のプランにも組み込んではいかがでしょうか。
取材・文/中山 秀明 撮影/浦田 進
