青い海、白い砂浜…そんな美しい風景を見られるのは、南国リゾートだけではありません。静岡県下田市にある白浜海岸には、まるで南の島のような美しい砂浜と海が広がっています。
その白浜海岸からすぐの場所に立地する、全室オーシャンビューのホテルが「下田温泉 下田プリンスホテル」。ここでは、カップルも、ファミリーも、女子旅も、ワンちゃん連れも、みんなが笑顔になれます。建築家の黒川紀章氏が設計した白亜のリゾート「下田プリンスホテル」での1泊2日体験記をお届けします。
アクセス・チェックイン
黒川紀章氏が設計したホテルへ
1973年、白浜中央海水浴場を望む高台に誕生した「下田プリンスホテル」。「翼をいっぱいに広げて飛び立つカモメのように、青い海と対話するホテル」というコンセプトで、日本を代表する建築家・黒川紀章氏によって設計されました。
アクセスは、伊豆急下田駅より無料送迎バス(要予約)で約15分。都心から伊豆急下田駅までは新幹線+特急を利用するほか、東京駅・新宿駅・池袋駅・横浜駅・川崎駅などから特急「踊り子号」や「サフィール踊り子号」に乗車すると、乗り換えなしで到着します。
到着すると、アロハシャツを着た明るいスタッフがお出迎え。そのままフロントでチェックインを行い、リゾートステイのはじまりです!
客室
ツインルームAタイプ
「下田プリンスホテル」の客室は全133室。高台に位置するためどの客室からも良い景色が見えますが、最も眺望の良い部屋は最上階の5階にある「ツインルームAタイプ」。
海に浮かぶクルーズ船をイメージしたような上質な空間で、広さは約35.6平米。セミダブルベッド2台に加えてソファベッドも2台あり、最大4名が宿泊可能です。
全室オーシャンビューで、客室の窓からは広大な太平洋を一望できます。
海底が透き通って見えるエメラルドグリーンの海は、何とも言えない美しさ。この場所が都心から電車で約2時間半とは驚きです。
室内着はプリンスホテルオリジナルデザインの浴衣。大浴場へもこの浴衣を着て行くことができます。
ビーチ
徒歩すぐの白浜中央海水浴場でリラックス
客室からの絶景に感動した後は、白浜中央海水浴場へ。海岸へ向かって階段を降りていくと、だんだん波音が近くなり、真っ白な砂浜に心が弾みます。
白浜中央海水浴場は白浜海岸の最も北にある海水浴場で、環境省の水質判定基準で最高位「AA」の評価を得るビーチ。年間を通して美しい海を見られ、夏は海水浴を楽しむ人で賑わいます。
岩場も多いので、マリンシューズを履いて泳ぐと安全です。また、小さな子どもは波が穏やかなエリアで遊ぶこともできます。
ちなみに、なぜこんなに白い砂浜なのかというと、約1000万年〜200万年前に海底火山が噴火し、堆積した白い火山灰、軽石、貝殻などでできているから。公共の海水浴場ですが、ホテルのプライベートビーチのように楽しむことができます。
美しい海を望む特等席で、ゆったり過ごすのも素敵な時間。その瞬間だけの空と海が織りなす景色を、存分に堪能できます。
ガーデンプール
エアスライダーも!夏限定のお楽しみ
夏だけの楽しみが、屋外の「ガーデンプール」。2025年は7月1日~9月15日まで、深さ120センチと60センチに分けられた円形型プールを楽しめます。大人はパラソルの下で休憩しつつ、子どもたちはエアスライダー(対象:6歳まで)やドルフィンスライダー(対象:12歳まで)で遊ぶのもおすすめ。
2025年8月1日~31日の18時〜21時のみ、ナイトプールも営業します(6歳以上は1人1,000円、エアスライダーなし)。
展望温泉浴場
息をのむような絶景温泉
オーシャンフロントの「下田プリンスホテル」で、見逃せないのが「展望温泉浴場」。日中に訪れると、幅約10メートルの一枚ガラス越しに太平洋が広がり、まるで大海原に飛び込むような感覚に!
泉質は単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)。夜だけでなく、日中や朝にも絶景温泉が楽しめます。
キッズルーム
雨の日でも楽しく!ボルダリング&遊具
小さな子ども連れにうれしい施設が、2024年にオープンしたキッズルーム「サブマリン・キッズアドベンチャー」。ボルダリング(壁面)、ウレタン製遊具、ままごとキッチンなど子どもが喜ぶ仕掛けが満載で、雨の日でも楽しく遊べます。
潜水艦(サブマリン)をテーマにした空間には、子ども用セーラー服も。水兵さん気分になって、記念撮影を楽しめますよ。
Dog Friendlyエリア
ワンちゃんと一緒に入れるカフェも
「愛犬と一緒に旅行に行きたい」というニーズに応えて、2025年7月にDog Friendlyエリアをリニューアルした「下田プリンスホテル」。ワンちゃんルームは全10室に増室され、ワンちゃんルーム専用の入口も設置されました。それにより、ワンちゃん連れのゲストはロビーを通ることなく、お部屋に入れるようになっています。
10室のうち9室はスタンダードで、1室はスイート。スイートはリビング&ベッドルームが分かれ、さらにプライベートドッグランも!ワンちゃんが好きな場所でのびのび過ごせる客室です。
ワンちゃんルームからは専用通路でビーチへもアクセス可能。洗い場が用意されているため、ワンちゃんたちはリフレッシュしてからお部屋に戻れます。
ビーチには愛犬と一緒に写真が撮れるフォトスポットも。美しい海を背景に撮れば、思い出に残る写真になるはず!
ドッグランは小型犬専用と、小型犬〜大型犬までの全犬種が遊べるエリアの2つ。こちらもワンちゃんルームから専用通路を通って向かうことができます。
食事はワンちゃんと一緒に楽しめる「Two Tails' cafe」で。ワンちゃんルーム宿泊者が夕食・朝食を食べられるほか、10時〜17時30分(L.O.17時)は外来利用やワンちゃんなしでも利用できます。
メニューは「アボカド・タコライス」(1,600円)や、オリジナルカフェドリンク「キャラメルドッグ」(900円)など。チェックインより少し前に到着して、ランチを楽しむのもいいですね。
夕食
海を望むレストランで地元食材を味わう
ディナーは、窓一面から海を望む「メインダイニングルーム かもめ」で。円形のユニークなオーシャンビューレストランで、黒川紀章氏設計の建築美を感じられる空間です。
夏期を除いて、料理はアラカルトかコースでの提供。「伊豆のご褒美」がコンセプトのコース料理は季節によって変わり、この日は「下田港で水揚げされた鮮魚と鰹のたたき」から始まる初夏のコースを堪能しました。
本日の一皿として登場したのは、「金目鯛の白ワイン蒸し、ニューサマーオレンジソースと共に」と、「牛サーロインステーキ、ジンジャーソース」の2つのメイン。
「金目鯛」は伊豆を代表する海の幸で、東伊豆の特産品であるニューサマーオレンジのソースの爽やかな味わいとともに楽しみました。
締めの食事は、「駿河湾産シラスと海苔のココットライス」「焼津の鰹節エキスを使ったスープ」。伊豆の食の豊かさを、和洋折衷な創作料理で満喫できるコースでした。
伊豆の恵みは料理だけではなく、お酒でも。下田産のお米「きぬひかり」と東伊豆の天然水を使用した、新島酒蒸留所の米焼酎「豆州」など、伊豆半島や伊豆諸島のお酒を楽しめます。
下田港に沈め、海の中で約6カ月間熟成させた珍しい「下田海底セラーワイン」もぜひ試してみてください。
2025年7月19日~8月31日は「2025サマー ディナーブッフェ」を開催。日替わりでハワイ料理や下田港水揚げの魚などが提供され、連泊しても異なる料理を楽しむことができます。
夜のお楽しみ
手持ち花火&月見観賞
夜は砂浜で手持ち花火を楽しみ、記憶に残るひとときを。館内の売店で購入できるほか、自分で持っていった手持ち花火をするのもOKです。
月に一回、満月の日の前後に合わせて宿泊するのもおすすめです。月が水平線から昇ると、海上にまるで月へと歩けそうな「ムーンロード」が現れます。晴天時のみ見ることができるので、出合えた人はとてもラッキー。
この日は少し月が雲に隠れてしまいましたが、鵜渡根島(うどねじま)にスポットライトが当たる、幻想的なムーンロードを見ることができました。
朝日
日の出とともに目覚める朝
オーシャンビューと並ぶ「下田プリンスホテル」の名物、それが朝日です。全客室からこの絶景を見ることができるのは、海の目の前に位置する「下田プリンスホテル」ならでは。カーテンを開けておき、朝日の明るさで目覚めるのも気持ちいいですよ。
朝食
伊豆の恵みをビュッフェスタイルで
お楽しみの朝食は、「メインダイニングルーム かもめ」でビュッフェを満喫。注文ごとに作ってもらえるオムレツ、伊豆産温野菜のバーニャカウダ、自分で作る海鮮丼、焼きたてパンケーキなど、和洋のメニューがずらりと並びます。
静岡県富士宮市「あさぎり高原ファーム」のブランド卵「あさぎり高原いきいき卵」を使ったオムレツは、ぜひ食べたい一品。ソースは「シラスと磯海苔の和風ソース」「山葵風味のチーズソース」「伊豆鹿のトマトソース」から選べます。ゴロゴロと鹿肉の旨みを感じる「伊豆鹿のトマトソース」が一押しです!
朝食ビュッフェでスパークリングワインを楽しめるのは、とてもぜいたく。海を眺めながら、朝のひとときを優雅に過ごせますよ。
周辺散策
伊豆最古の宮「白濱神社」へ
朝食後は、ホテルから徒歩約5分の「伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)神社」、通称「白濱神社」に行ってみるのもおすすめ。
約2400年もの歴史があると伝わる、伊豆最古の宮。厳かな本殿でお参りした後は、崖に建てられた鳥居へ。青い海に向かって建つ真っ赤な鳥居はとても美しく、SNSでも話題のスポットです。
美しいエメラルドグリーンの海と白い砂浜を望み、温泉も楽しめる「下田プリンスホテル」。すべての客室がオーシャンビューのゆとりある空間で、家族や友だちと休日を過ごすのにぴったりです。開業から50年以上愛され続けているホテルだからこそ、スタッフのホスピタリティにも心癒やされます。
次の休みはふらっと電車に乗って、美しい海を見に下田旅行へ出かけてみませんか?
下田温泉 下田プリンスホテル
- 住所
- 静岡県下田市白浜1547-1
- アクセス
- 伊豆急下田駅より車で約10分(無料送迎バスあり※要電話予約)
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 11:00
- 客室数
- 133室
- 駐車場
- あり/70台(予約不要)
取材・撮影・文/小浜みゆ

