「松本城」や「旧開智学校」と、国宝に指定されている歴史的建造物を擁する長野県松本市。市内に点在する19の名建築を会場に、アートを展示する「マツモト建築芸術祭2023」が昨年に続き2023年2月26日(日)まで開催されます。
2つの国宝に限らない、松本は名建築の宝庫!
冠雪したアルプスの山々を背景に白と黒のコントラストが美しい「松本城」と、近代学校教育黎明期を象徴する建築として歴史的価値を持つ「旧開智学校校舎」。2つの歴史的建造物が国宝の指定を受けている長野県松本市は、商業の町として発展しながら戦禍を免れたことから、これらの国宝以外にも数多くの歴史的建造物が残る町として知られています。
ノスタルジックな姿を今に伝える名建築の多くは、明治から昭和にかけて建築されたもの。なまこ壁をもつ土蔵造りの建物や、正面のみ西洋風にしつらえた「看板建築」と呼ばれる店舗兼住宅などが街並みに溶け込んでいるものの、その多くは現在取り壊しの危機に瀕しています。
そんな松本の名建築の価値を再確認し、保存への機運へとつなげたいとの思いから、2022年1月に市内で観光業を営む有志によってスタートしたのが「マツモト建築芸術祭」。新型コロナウイルス再拡大によるまん延防止等重点措置適用期間と重なる中での開催となったにもかかわらず、県内外から6万5千人もが訪れ大盛況となりました。
建築×アートで松本を体感!「マツモト建築芸術祭2023」
「マツモト建築芸術祭2023」では「旧司祭館」のほか、国登録有形文化財である「割烹 松本館」や「旧松岡医院(現かわかみ建築設計室)」などの名建築から名もなき建築まで、市内に点在する建築物19カ所がアート展示の会場となります。
1会場1アーティストのスタイルで展示されるアートは、空間設計にもこだわってディスプレイ。建築とアート作品の対比、融合、共鳴をとおして起こる化学反応により、新たな視点から松本を体感できる仕掛けです。
会場は「松本城」や「四柱神社」といった松本の主要観光地を中心として直径およそ1km程度のエリアに集中していることから、のんびりお散歩しながら周遊することが可能。市内各所に拠点があるレンタサイクルを利用するのもおすすめです。
意外に降雪が少ない松本は厳冬期にも訪問しやすく、美しく冠雪したアルプスの山並みを遠望できるなど、冬に訪れたいスポットのひとつ。車で30分ほどの奥座敷・扉温泉に滞在するのもおすすめです。この機会に建築×アート街・松本を訪れてみてはいかがでしょうか。
マツモト建築芸術祭2023
- 住所
- 長野県松本市中心部の19カ所
- 料金
- 1,000円(中学生以下無料)
- 期間
- 2023年2月4日(土)〜2月26日(日)
- アクセス
- JR篠ノ井線・大糸線、アルピコ交通上高地線「松本」駅
- 公式サイト
- マツモト建築芸術祭
