世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部・熊野古道沿いにある和歌山県・那智勝浦町の宿坊「Temple Hotel 大泰寺(だいたいじ)」に、本格薪サウナと禅問答を組み合わせた「禅サウナリトリート」プランが誕生しました。
サウナで感覚を研ぎ澄まし、自分自身の心と深く向き合う、唯一無二のリトリート体験が味わえます。
熊野古道に抱かれた禅寺で過ごす宿坊ステイ
大泰寺の歴史は今から約1200年前の平安時代、比叡山を開いた天台宗の宗祖・最澄(さいちょう)が、人々を苦しめる大蛇を封じるために薬師如来像を祀ったことが始まりとされています。
その後、江戸時代に紀州が徳川御三家となってからは禅宗の一つ・臨済宗へと改宗。今では南紀地方屈指の薬師霊場として、また密教系宗派と禅寺の特徴を併せ持つ珍しい寺院として、その名を知られています。
境内には宿坊「Temple Hotel 大泰寺」があり、最大8名まで宿泊できる「客殿」と、本堂の隣にある定員2名の「離れ」の計2室が設けられています。熊野古道の自然に囲まれた禅寺の風情は、日常の喧噪から遠く離れた心静かな滞在をかなえてくれます。
なお、どちらの部屋もケージを使うことでペット同伴の宿泊が可能です。
サウナを通じて自らの心と向き合う「セルフ禅問答」
境内には2025年春に、フィンランド式の本格薪サウナが体験できる「龍蒸庵(りゅうじょうあん)」が完成し、サウナと禅問答を組み合わせた滞在プラン「禅サウナリトリート」の提供が始まりました。
禅の修行で行われる坐禅は、不安や悩みを取り除き、心安らかな状態に至ることを目的としています。大泰寺では、そうした心のあり方を感じ取るきっかけになればと、サウナを通じた坐禅体験をプランに取り入れたということです。
サウナでは心の浄化をより感じられるように、自らの願いを書いた護摩木を薪としてくべるそう。
臨済宗における「禅問答」とは、老師(悟りを開いた人)との対話を通じて、心に悩みをもたらす「とらわれ」に気付くこと。そうした悩みから自由になることが、悟りに至る第一歩とされています。
1泊2日の「禅サウナリトリート」では、静かな大自然の中にあるサウナでじっくり体を温め、その後は地下水かけ流しの水風呂での水浴や、枯山水が美しい外気浴スペースで瞑想を行いながら、少しずつ感覚を研ぎ澄ましていきます。
こうして心身をととのえた後は、タブレットを使って老師からの問いかけに向き合う「禅問答」を体験。深い問いを重ねながら自らの内面に向き合い、自分なりの答えを探していきます。
滞在を終える頃にはきっと、自分にとってなにか大切な気付きが得られているはず。
森のざわめきや清流の音が静かに響く禅寺での1泊2日の禅サウナ体験は、日常で抱えるさまざまな悩みから気持ちをすっと軽くしてくれるでしょう。
心ほどける宿坊ステイを通じて、スッキリとした顔つきへと生まれ変わってみませんか?
Temple Hotel 大泰寺
- 住所
- 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775
- 総部屋数
- 2室
- アクセス
- 【電車】JR紀勢本線「太地」駅から徒歩約30分、または車で約5分
【バス】町営バス「下和田」バス停から徒歩約5分 - 駐車場
- あり/10台(無料※予約不要)
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