神戸で楽しむクラシカルさんぽ〜重要文化財のティーブティックからアンティークカフェまで〜

神戸で楽しむクラシカルさんぽ〜重要文化財のティーブティックからアンティークカフェまで〜

提供:ことりっぷ

 

おしゃれな雰囲気あふれるまち、神戸。外国人のために建てられた洋館や教会など明治時代から昭和初期のクラシカルな建物が点在します。レストランやカフェとして営業する場所も多くあり、アンティークの家具や食器に心癒やされるビルの中の隠れ家のようなカフェもたくさん。今回はゆったり過ごせるスポットを市内各所からまとめてご紹介します。

 

 

レストランやカフェから絶景も♪ 日本庭園「相楽園」

レストランやカフェから絶景も♪ 日本庭園「相楽園」 旧小寺家厩舎(右下)・船屋形(右上)・旧ハッサム住宅(左下)は重要文化財

市営地下鉄県庁前駅から徒歩5分、阪神・JR元町駅からも10分ほどの街なかにある日本庭園「相楽園(そうらくえん)」。明治末期に完成し、1941(昭和16)年以降は神戸市の所有となって、現在は一般公開されている池泉回遊式庭園です。ソテツ園や樹齢約500年ほどの大クスノキ、春のツツジ、秋の紅葉が見事。園内の3つの重要文化財も見どころです。

園内にはカフェや予約制のレストランなど、庭園を眺めながら過ごせる施設も。「相楽園パーラー」(写真)は、庭園を上から望むテラス席などもあるカフェです。ハヤシライスや丼などの食事やパフェなどのスイーツを、絶景とともに楽しめます。

 

かつて迎賓館だった「相楽園会館」をリノベーションしたラグジュアリーな空間

 

 

特別なひとときを過ごせそう♪「北野坂 にしむら珈琲店」

特別なひとときを過ごせそう♪「北野坂 にしむら珈琲店」 蔦の絡まる赤煉瓦建築は、創業者の故川瀬喜代子氏が過ごした上海の英国風洋館がモチーフ

神戸市内を中心に愛される「にしむら珈琲店」。9つのお店はどこも魅力的ですが、ちょっと特別なのが北野坂のランドマーク「北野坂 にしむら珈琲店」です。1974年、創業者の自宅を改装して会員制店舗としてオープンし、各界の名士や著名人に愛されたこちら。阪神・淡路大震災を機に一般開放されましたが、贅沢な雰囲気とホスピタリティはそのままです。

毎朝、西宮の井戸から汲み上げる宮水で淹れた自家焙煎コーヒーや、系列のベーカリーで食パンから焼くサンドイッチ、北野坂限定メニューなど、どのメニューも上質。海外から取り寄せた重厚な調度品が彩る空間や、美しい食器などとともに楽しみましょう。

 

ケーキは系列のパティスリー「セセシオン」のもの。秋冬の人気メニュー「モンブラン」

 

 

重要文化財で紅茶と洋菓子の新体験「Salon15 TOOTH TOOTH 旧神戸居留地十五番館」

重要文化財で紅茶と洋菓子の新体験「Salon15 TOOTH TOOTH 旧神戸居留地十五番館」

2024年6月、旧居留地にある国の重要文化財「旧神戸居留地十五番館」に、紅茶と洋菓子の新しい体験を提案する、パティスリー&ティーブティック『Salon 15 TOOTH TOOTH(サロンジュウゴ トゥーストゥース) 旧神戸居留地十五番館』がオープンしました。

サロンでは異人館ならではのクラシカルな空間で、神戸キュイジーヌの料理や、紅茶といっしょに愉しむアフタヌーンティー、PATISSERIE TOOTH TOOTHのケーキなどを楽しむことができますよ。

 

 

 

ヴォーリズの教会建築にうっとり♪「フロインドリーブ」

ヴォーリズの教会建築にうっとり♪「フロインドリーブ」 ことりっぷマガジンvol.36より

1929年、W・M・ヴォーリズの設計で建てられた「旧ユニオン教会」。荘厳で優雅な外観や空間がすてきな国の登録有形文化財です。1999年にこちらをリノベーションして市内から本店を移したのが「フロインドリーブ」。礼拝堂はカフェに生まれ変わりました。

 

ドイツ出身のハインリッヒ・フロインドリーブがパン店として神戸で創業して100年近く。隣接する工場で昔ながらの製法を守って丁寧に作られるパンやお菓子の美味しさは、折り紙つきです。カフェではサンドイッチや季節のケーキなどをゆったり楽しめます。

 

 

美しい私邸「イタリア館(プラトン装飾美術館)」

美しい私邸「イタリア館(プラトン装飾美術館)」

各線三宮・神戸三宮・三ノ宮駅から徒歩15分ほどの高台にある「神戸北野異人館街」。明治から昭和初期にかけて200棟以上が建てられました。現在は20館弱が公開中。そのひとつが今も実際に人が住んでいる「イタリア館(プラトン装飾美術館)」です。

 

大正初期に建てられた歴史的建造物で、館内には18〜19世紀のヨーロッパの家具や調度、ミレーやコローなどの絵画、彫刻がたくさん。プールが美しい洋式の庭園もあり、プールサイドでは手作りのスイーツやコーヒー、紅茶などを優雅な気分でいただけます。

 

 

落ち着ける空間で絶品スイーツを。「カフェ デ アゲンダ」

落ち着ける空間で絶品スイーツを。「カフェ デ アゲンダ」 どこかポップな雰囲気もある壁紙やインテリアアイテムがかわいい

JR元町駅から海に向かって5分ほど歩いたビルの2階にある「Cafe de Agenda(カフェ デ アゲンダ)」。レトロな空間にアンティークの家具や調度品を配した隠れ家のような空間です。アンティークショップで直感で選んだというインテリアは、一つひとつはバラバラのデザインながら不思議と統一感があり、心地よい雰囲気が漂います。

メニューの中心は常時十数種が揃うスイーツ。3分の1ほどが季節替わりで、新作を心待ちにする常連客も多いそう。アップデートし続ける美味しさはもちろん、お店や食器にぴったりの盛り付けもすてき。ケーキに合わせて描くソースアートにも目を奪われます。

 

進化し続ける人気ナンバーワンメニュー「さらにもう一つのチーズケーキ」

 

 

大人の珈琲ゼリーが大人気♪「CAFE Zoe'」

大人の珈琲ゼリーが大人気♪「CAFE Zoe'」 アンティークの食器はフィンランドやスウェーデンなど北欧から持ち帰ったものが多い

市営地下鉄三宮・花時計前駅から徒歩2分、各線三宮駅から徒歩8分ほどの古いビルの3階にある「CAFE Zoe'(カフェゾエ)」。大きな窓から光がたっぷり入る明るい空間に、世界中の蚤の市などで買い付けたアンティークの椅子や小物が並び、静かな時間が流れます。

店主の荒井さんが自身も好きなものを提供しているというこちら。人気の珈琲ゼリー(写真)は、神戸の老舗「萩原珈琲」の炭火焙煎珈琲で作っています。甘さ控えめのゼリーと、上にのせたソルトバニラアイスクリームの甘じょっぱい味の組み合わせが絶妙。フレンチトーストや季節のデザートなど、ほかにも魅力的なメニューが揃います。

 

ころんとしたフォルムも味わいもユニークな「珈琲ゼリー」

 

 

オリジナル焼き菓子をパリ気分で。「Rond sucré cafe」

オリジナル焼き菓子をパリ気分で。「Rond sucré cafe」 コツコツ集めたアンティーク家具を配した店内は神戸のまちの雰囲気にもぴったり

おしゃれなカフェや雑貨、スイーツのお店が集まる栄町・乙仲通りにある「Rond sucré cafe(ロンシュクレカフェ)」。フランス語で「Rond=丸い、sucré=⽢い」の意味を持つこちらは、「パリの街角に焼きたてのお菓子と淹れたてのカプチーノが楽しめる小さなカフェがあったなら…」というイメージのもと、2022年にオープンしました。

看板メニューは店主が愛するスポンジケーキを特注の銅板型で丸く焼き上げた「ロンシュクレ」。そのままやココア、シナモンの風味でいただくほか、焼きたてにバニラジェラートをのせてエスプレッソをかける「ロンシュクレ アフォガード」(写真)も絶品です。

 

ふわふわ軽やかな食感と淹れたてのエスプレッソがよく合う「ロンシュクレ アフォガード」

 

 

北野異人館らしさあふれる白亜の邸宅「旧ムーア邸」

北野異人館らしさあふれる白亜の邸宅「旧ムーア邸」 ことりっぷマガジンvol.36より

北野異人館街にある「旧ムーア邸」。100年以上にわたって代々ムーア氏の一族が暮らし、これまで一般公開されることはありませんでした。2020年の夏からカフェ営業をスタート。北野の異人館の特徴をすべて備えた建物やハーブの咲く庭園を間近で楽しめます。

惜しまれつつ閉店した「銀座マキシム・ド・パリ」のレシピを受け継いだ苺のミルフィーユをいただけるのも魅力の1つ。館の主人になったような気分で楽しめます。

 

 

 

本に包まれた優雅な朝を「パンとエスプレッソと異人館」

本に包まれた優雅な朝を「パンとエスプレッソと異人館」

2024年6月、神戸北野異人館にある1895年築の神戸指定伝統的建築物、旧門兆鴻邸(旧ディスレフセン邸)を改装した「パンとエスプレッソと異人館」がオープン。
1階はベーカリーと本館を改装したカフェ。本館2階部分の異国情緒体感型書店「異国のトビラ」は、2階専用の軽食やドリンクの他、ベーカリーのテイクアウト商品の持ち込みも可能です。

 

 

 

異人館街のシンボル「風見鶏の館」

異人館街のシンボル「風見鶏の館」 ことりっぷマガジンvol.36より

※2025年春まで長期休館中。敷地内の立ち入りはできませんが、外観を見ることはできます。

北野に現存する異人館のなかで唯一レンガ張りの建築物で、尖塔の風見鶏は北野の街の象徴。1909( 明治42)年頃に貿易商のゴットフリート・トーマスの自邸として建築された「風見鶏の館」。異人館唯一のレンガ張りで、尖塔の風見鶏は魔よけの意味があるのだそう。

 

こちらは、ドイツ伝統様式にアール・ヌーヴォーの装飾を取り入れた室内。写真は1階食堂で、壁面にはドイツの城壁をイメージさせるデザインもあります。
スタッフがテーマを設けて館内を案内するツアーも人気なので、ぜひ参加してみてくださいね(要予約)。

 

いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介した中から、館内で過ごせる神戸のクラシカル&アンティークなスポットをまとめてご紹介しました。営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。

 

 

文:高柳涼子

 

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