提供:ことりっぷ
名古屋市昭和区の住宅街の一角に、名古屋グルメが一度に楽しめるエリアがあるのをご存じでしょうか。
50年以上前に喫茶店からスタートした「比呂野」は、とんかつ、鰻、きしめん&天むすの3つの専門店を同じ通り沿いに開いていて、各店とコラボしたメニューも。味噌カツやひつまぶし、きしめんなど名古屋らしい味を一度に満喫することもできますよ。
喫茶店からその歴史がスタートした「比呂野」
珈琲家比呂野の外観
名古屋市昭和区、地下鉄川名駅から徒歩10分ほどの場所にある「珈琲家比呂野」は、50年以上前に自宅の民家を改装して作り上げたお店。
その後隣に「とんかつ家比呂野」、そして道をはさんでさらにお隣には「うなぎ家比呂野」「きしめん家天むす比呂野」がオープンし、地元では「比呂野」ストリートとも呼ばれている「比呂野」のお店が集まっているエリアとなっています。
かつての味を復活させた天むすときしめんの専門店へ
「比呂野」のお店の中で今回まず訪ねたのは、きしめんと天むすの専門店「きしめん家天むす比呂野」。
ムロアジや椎茸などで取った独自の出汁や特注の麺など、名古屋らしさを大切に、幅広い人が楽しめる味を目指したきしめん専門店です。天むすは、先代が以前名古屋駅で営んでいたという天むす屋の味を再現しました。
店長を務めるのは、ここ川名で生まれ育ったという北瀬さん。「とんかつ家比呂野」で学生の頃にアルバイトをしていたことをきっかけに、お店を任されるまでになりました。
お客様は長年通ってくださっている地元の方も多く、北瀬さんはアットホームな雰囲気を大切にしているといいます。
出汁、具材、ひとつひとつ丁寧に作り上げたきしめん&天むす
「きしめん家天むす比呂野」では、様々なきしめんがあり、とろろ、青さ、玉子とじなどのほか、“ころ”と呼ばれる冷たいきしめんに濃いめの冷たい汁をかけたきしめんも人気。土鍋きしめんなど、季節限定のきしめんも用意しています。
料理が来るまでは、揚げたきしめんのスナックをいただきながら待ちましょう。麺の塩気が効いていて、何もつけなくても美味しく、お店ではお土産用に販売もしていますよ。
「きしめん(赤)」(880円)
きしめんは、赤と白、二つの汁を選ぶことができます。名古屋らしいのは、濃口醤油をかえしにした赤。きしめんに乗っているのは、きつね揚げ、鰹節、かまぼこ、小海老、椎茸の含め煮など。海老天を追加するのも人気です。
「かつカレーきしめん」(1,600円)
きしめんの中でもお店の名物となっているのが、「とんかつ家比呂野」のロースかつを1枚まるごと乗せた「かつカレーきしめん」。揚げたてを提供できるよう、衣まで付けたとんかつを「とんかつ家比呂野」から取り寄せ、お店で揚げています。
ザクッとした食感としっとり柔らかな食感のコントラストがあり、名古屋らしい、とろみのある自家製カレー出汁ともよく合います。
「天むす定食」(赤だし付1,000円)
各きしめんは、すべてに天むすが1個付いてきます。こちらの天むすは海老天が2個入っていて、青さ入りのスパイシーな衣や出汁で炊いたご飯など、独自の味を追求。頬張ったときにいつでも海老が楽しめるようにと、量のバランスにもこだわっています。
天むすだけの定食やテイクアウトもあり、お土産に購入していく人も多いのだとか。
50年以上の歴史がある「珈琲家比呂野」できしめんスイーツを
「ごろし」(680円)
もしお腹に余裕があれば、スイーツも楽しんでみてはいかがでしょうか。「きしめん家天むす比呂野」の甘味として創作したのが、その名も「ごろし」。九州の郷土料理から着想を得た甘味で、ゆでたきしめんの麺に、きな粉やあんこ、アイスクリームを添え、黒蜜をかけていただきます。
もちもちとした冷たい麺の食感やのど越しが楽しく、意外な美味しさに驚かされますよ。「珈琲家比呂野」でも提供していて、コーヒーと一緒にいただくこともできます。
専門店の味を取り入れた、各店の限定メニューもお楽しみに
「とんかつ家比呂野」はカウンターで揚げたてを提供
「とんかつ家比呂野」の揚げたてとんかつを使って「珈琲家比呂野」ではカツカレーを提供していたり、「きしめん家天むす比呂野」では、「かつむす」や「うなむす」など、「うなぎ家比呂野」や「とんかつ家比呂野」のかつやうなぎを使った料理も。
専門店の味を取り入れた、本来の店では提供していない限定メニューも比呂野ならではで、ひとつの店を訪れるだけでも、比呂野の味がいろいろ楽しめてしまいます。名古屋グルメを楽しみたいときに迷ったら、ぜひ「比呂野」を訪れてみてはいかがでしょうか。
「珈琲家比呂野」でしか提供していない、カツカレー
