ようこそ、カルチャーのダンジョン「秋葉原」へ。
「秋葉原」と聞いて思い浮かぶのは、アニメ? ゲーム? それともメイド喫茶でしょうか。
実はそのすべてが、この街にはぎゅっと詰まっています。カラフルでちょっと不思議、でも誰もがハマってしまう……。
そんな秋葉原の魅力を、午前・午後・夕方と時間ごとに楽しめる一日モデルコースでお届けします!
次世代カルチャーの発信地・秋葉原の魅力
「秋葉原駅」はJR(山手線、京浜東北線、総武線)と東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスが停まる、一大ターミナルです。
戦後に電気街として発展した秋葉原は、次第にコンピューターの街として成長。
インターネットの浸透と共にアニメ、ゲーム、漫画といった2次元系サブカルチャーとの結びつきもより高まりました。
やがて、コンセプト系のカフェやアイドル劇場なども次々と開業。
今では、日本独自の多様でポップなエンターテイメントを提供する街へと進化し、国際的な観光地としても知られています。
今回は、数あるサブカルスポットの中から、初めての秋葉原観光でも気軽に楽しみやすい、メイド喫茶、ゲームカフェ、VR対応カフェの3つをピックアップして紹介します。
【午前】メイドカフェで「萌え」文化を楽しむ
秋葉原には「コンセプトカフェ(コンカフェ)」と呼ばれる、特定のコンセプトや世界観に基づいて内装、衣装、接客、メニューなどを統一した飲食店が点在しています。
その中でもひときわ人気で、秋葉原のシンボル的存在なのが「メイド喫茶(メイドカフェ)」です。
メイドカフェの魅力は、まるでおとぎの国に迷い込んだようなガーリーでかわいらしい空間で、メイドさんが元気いっぱいにお給仕してくれること。
目の前で料理の仕上げをしてくれたり、一緒に写真を撮ってくれたり、中にはステージで歌や踊りを披露してくれたりするお店もあります。「萌え萌えきゅん」のおまじないと共にケチャップで魔法をかけてくれる……そんなイメージでご存じの方も多いのではないでしょうか。
今回は、秋葉原を拠点に日本各地へ展開し、さらにタイや韓国にまで店舗を構えるメイド喫茶「めいどりーみん 秋葉原 外神田一丁目店」を訪問しました。
「メイド喫茶に興味はあるけれど、初めて行くのに少し緊張するな……」という方に向けて、どんな楽しみ方ができるのか徹底解説します。
「めいどりーみん」へのアクセス
「めいどりーみん 秋葉原 外神田一丁目店」はJR「秋葉原駅」から徒歩約3分とアクセス至便。中央通りから少し入った路地にある建物の2階で、まさに“隠れ家みたいなお城”のようなお店です。
※写真は取材当時、改装前の内装となります。
店内は赤と白を基調にした明るい雰囲気で、広々とした56席。奥にはミニステージもあり、ライブが始まると一気に華やかなパーティームードに包まれます。
料金は、入国料(大人1人880円)+飲食代。入国料は60分ごとの加算となり、都度ワンオーダー制です。
「めいどりーみん 秋葉原 外神田一丁目店」の楽しみ方
「めいどりーみん 秋葉原 外神田一丁目店」は、かわいい世界観たっぷりのフードとドリンクはもちろん、メイドとの撮影やライブパフォーマンスなど、サービスメニューが豊富な点も魅力。
迷ったときは、ツーショット写真とお土産などがセットになったコースがおすすめです。
例えば「お食事コース」(3,600円)の場合、メイドのお絵描きが付いたオムライス、またはカレーorハンバーグに、選べるワンドリンク、ツーショット写真、オリジナルのパスポート、そして選べるお土産が付きます。
さらに、ライブを楽しみたい場合はコース+1,430円で、1曲3~4分のパフォーマンスのサービスも。
光って盛り上げる「マジカルスティック」(350円~)や、インパクト抜群の「バズーカ」(3,300円)など、パーティーグッズで応援すると、より盛り上がること間違いなし!
また、「めいどりーみん」はアルコールメニューも充実しているので、仕事終わりの一杯を兼ねて癒やされに行くのもあり。
たくさん飲みたい人には、55種類のドリンクが飲み放題の「飲みのみコース」(3,600円)がぴったり。料金に60分の入国料も含んでいるのでお得に満喫できます。
なお、19時までの利用なら、お酒1杯とおつまみ1品が付いた「ちょい飲みセット」(1,400円※入国料別途必要)もありますよ。
人気メニューはオムライスやパフェ
メイドカフェといえば、やっぱり「オムライス」。
「おいしくな〜れ!」のおまじないをかけてもらったり、ケチャップで描かれるイラストを眺めたりと、食べる前からワクワクが止まりません。
ケチャップで何を描いてほしいのか希望があれば、メイドさんにお願いしてみましょう。今回は何ともキュートなねこを描いてもらいました。
「プレーンオムライス」(1,320円)のほか、「デミグラスオムライス」(1,480円)や、「カレーオムライス」(1,480円)など味の種類が豊富なのもうれしいところ。毎日店内で炊くごはんや、オリジナルで開発したデミグラスソースなど、おいしさにもこだわった本格派です。
また、「あにまるパフェ」(各種1,150円)など、見ているだけで笑顔になれるスイーツも大人気。
パフェは提供前にメイドさんがおまじないをかけてくれます。ぜひ一緒に「おいしくな~れっ!」と願掛けをしてみてください。
「めいどりーみん」では、20:00以降、30分に一度、ショータイムとしてオーダーにかかわらず店内でライブが実施されるので、メイドさんのパフォーマンスをさらに楽しみたいなら夜の利用もおすすめです。
めいどりーみん 秋葉原 外神田一丁目店
- 住所
- 東京都千代田区外神田1-8-10 バウハウス2F
- 営業時間
- 11:30~23:00(土日祝は10:30~)
- 定休日
- なし
- 料金
- 【入国料】大人880円、大学生・専門学生660円、中高生550円、小学生330円、
小学生未満無料、60歳以上440円 - アクセス
- JR・東京メトロ・つくばエクスプレス「秋葉原」駅より徒歩約3分
東京メトロ銀座線「末広町」駅より徒歩約7分 - 公式サイト
- めいどりーみん
【午後】ゲームカフェでレジェンドゲームに熱中
メイドカフェで“萌え”文化を満喫したら、次はゲームの世界へ!
秋葉原には、ハイスペックなゲーミングPCや最新パーツを扱うお店、中古ゲームやソフトの専門店など、ゲーム好きにはたまらないショップがずらり。
さらに、ゲームイベントや「eスポーツ」の大会も盛んに開かれていて、“ゲームの聖地”として国内外から注目を集めています。
もちろん昔ながらの「ゲームセンター(ゲーセン)」も充実していますが、今回はちょっと変わった遊び方ができるカフェバーをご紹介。
「気軽に立ち寄れて、思いっきり遊べる」お店なので、初心者さんでも安心して楽しめますよ!
遊び放題が魅力の「トウキョウ ビデオ ゲーマーズ」
「トウキョウ ビデオ ゲーマーズ」は、ドリンクやフードを1品注文するだけで、さまざまなゲームが遊び放題になるユニークなお店です。
JR「秋葉原駅」の電気街改札口から出て、線路沿いを「御徒町駅」方面へ4分ほど歩いた先にある「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE」という商業施設の一角にあります。
ソフトはレジェンドゲームが中心で入れ替わり制
店内には7台のゲーム機があり、往年の名作ソフトが勢ぞろい。
1970年代のインベーダーゲームの進化版から、90年代の大ヒット格闘ゲームまで、名作がそろっています。
ソフトは不定期で入れ替わるので、行くたびに新しいゲームとの出合いがあるのも魅力。初心者の方も、昔遊んだことがある人も、どこか懐かしい気持ちになれるはずです。
メニューは軽食中心で、カレーやパスタ、うどんといった食事から、おにぎりやおつまみ、デザートまで幅広くラインアップ。
ただし「プレイ中の飲食はNG」なので、ゲームの合間にカウンターやテーブルでゆったり味わいましょう。
ドリンクはソフトドリンクが一律600円、アルコールは700円から。バーテンダーさんがオリジナルカクテルを作ってくれるので、夜はちょっとしたバー気分で利用するのもおすすめです。
さらに店内では、ゲームやアニメのメーカーとコラボしたオリジナルのアパレルやグッズの販売も。
また、不定期でイベントも開催されるので、気になる人は公式サイトやSNSをチェックしてみてください。
トウキョウ ビデオ ゲーマーズ
- 住所
- 東京都千代田区神田練塀町13−1 SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE 1-9
- 営業時間
- 11:00~23:00(L.O.22:30)
- 定休日
- なし
- アクセス
- JR・東京メトロ・つくばエクスプレス「秋葉原」駅より徒歩約4分、
東京メトロ銀座線「末広町」駅より徒歩約5分 - 公式サイト
- トウキョウ ビデオ ゲーマーズ
【夕方】VR対応カフェで没入コンテンツを体験
メイドカフェで「萌え文化」に触れて、ゲームカフェバーで名作ゲームを楽しんだあとは、秋葉原ならではの最先端エンタメへ!
近年注目されるVR(バーチャルリアリティ/仮想現実)の世界を気軽に体験できるスポットもあるんです。
今回は「IMAGINARY BASE AKIHABARA(イマジナリーベースアキハバラ)」を訪問しました。
ここでは、バーチャルガールズグループ・VALISがプロデュースする“リアルとバーチャルが融合したカフェ体験”をレポートします。
「IMAGINARY BASE AKIHABARA」とは?
「IMAGINARY BASE AKIHABARA」は、2次元(アバター)と3次元(オリジン)両方の姿で活動するガールズグループ・VALISメンバーがイマジナリー店長としてお出迎えしてくれる特別なカフェ。
端末を通じてキャストと会話できたり、VRゴーグルを装着してバーチャルの世界をのぞいたりと、ここでしか味わえない没入体験が楽しめます。
また、イマジナリーキャストとリアルキャストが在籍し、チェキの販売などもあります。
バーチャルとリアルが融合した、新感覚の没入体験を満喫できる空間です。
バーチャル&リアルキャストとのコミュニケーションを楽しもう
入店すると目の前にレセプションがあります。
ここで、リアルキャストからお店の楽しみ方やルールなどを教えてもらい、受付を済ませましょう。
入場料は1人1,000円。加えてドリンクのワンオーダー制となっており、延長料金はかかりませんが、1時間経過ごとにフードまたはドリンクのワンオーダーが必要です。
なお、混雑している場合は滞在時間が最大2時間となります。
受付を済ませたあとは、いよいよ体験スタート! 席に着いたら、まずはメニューをオーダーしましょう。
そして、テーブルに用意されたタブレット端末に自分の名前と、キャストへのひとことコメントを入力。まるでメッセージを送るような感覚で準備が進みます。
しばらくすると、なんとイマジナリーキャストから着信が!
受信して、ヘッドセットマイクを装着すると、キャストとの楽しい会話が始まります。
話題に困っても大丈夫。キャストの方から趣味や来店理由を聞いてくれるので、自然に盛り上がれますよ。
通話は1回数分。1来店で3人のキャストと順番に会話が楽しめるので、どんなキャラクターと出会えるかもお楽しみのひとつ。もちろん「今日は飲食だけでOK」という選択もできます。
さらにVALISのメンバーとの特別な思い出を作りたいなら、「MR体験」(1,200円)がおすすめ。VRゴーグルをのぞけば、なんと目の前にイマジナリー店長が登場! まるで同じ空間にいるような臨場感に胸が高鳴ります。
そのほか、「レターセット」(500円)でVALISメンバーに手紙を書いたり、リアルキャストのチェキ(1人1回1,200円)を見て楽しんだりと、思い出の残し方もいろいろ。
ちなみにキャスト以外の撮影やSNS投稿はできないので、その点だけご注意を。
食事メニューも必見
このカフェの楽しみは、体験だけじゃありません。
VALISメンバーがプロデュースしたフード&ドリンクも、味はもちろんビジュアルまでこだわり抜かれています。
「ヴィッテのふわふわお手袋㌨ ゆめのお魚天国」(1,200円)はその名の通り、メンバーのVITTEがプロデュースした一杯。
ドリンクの中にサメの形をしたグミが入ったラムネ味のソーダフロートです。上にはわたあめが載っています。
MYUがプロデュースした「愛情たっぷり♡薔薇色SODA」(1,200円)もイチオシ。
シロップやホワイトチョコソースのほか、ベリーの果実が甘酸っぱいアクセントになった、キュートな味わいのライチソーダフロートです。
デザートメニューも見逃せません。
「ヴィッテの爆釣♡ぷりん㌨!」(1,500円)は、ワッフルの上に乗ったかためのプリンと、カスタード入りのたい焼きにたっぷりのホイップクリームが添えられたスイーツ。
見た目もかわいらしく、写真映えも狙えます。
そのほか、フードにはパスタ、カレー、お子様ランチなどもありどれも写真映え要素満点です。
また、店内にはキャストのグッズはもちろん、他のバーチャルシンガーなどとコラボした限定メニューや展示、グッズ販売も。
最新テクノロジーを組み合わせた、より非日常な「萌え」を体験したい人はぜひ足を運んでみてください。
IMAGINARY BASE AKIHABARA
- 住所
- 東京都千代田区神田佐久間町3-34-1 N-Stage秋葉原 2F
- 営業時間
- 12:00~22:00
- 定休日
- 水曜
- 料金
- 入場料1,000円
- アクセス
- JR・東京メトロ・つくばエクスプレス「秋葉原」駅より徒歩約5分
- 公式サイト
- IMAGINARY BASE AKIHABARA
エンタメの聖地・秋葉原は、訪れるたびに新しい体験に出合える街。
リーズナブルでおいしいグルメや高コスパホテルが多く、東京観光の拠点としてもおすすめです。最先端カルチャーと歴史ある電気街が同居するこの街で、東京の新しい魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
取材・文/中山 秀明 撮影/三原 久明
