「伊豆のバリ」をコンセプトに、2003年の開業以来、20年以上にわたってオールインクルーシブでの滞在型リゾートを提供してきた「ホテル&スパ アンダリゾート伊豆高原」。その魅力は、20種類を超えるアクティビティ、10カ所の貸切温泉、夜食タイムやバータイムまですべて無料という、圧倒的なサービスの充実ぶりにあります。1泊ではとても遊びつくせない、そんな非日常の世界を、1泊2日の滞在を通してご紹介します。
目次
- ・アクセス~チェックイン
- ・オールインクルーシブでできること
- ・客室
- ・温泉
- ・ディナー
- ・2つの夜食
- ・朝食
アクセス~チェックイン
「伊豆のバリ」で過ごす異国の休日
ホテルの最寄り「伊豆高原」駅までは、東京駅から特急「踊り子号」で約2時間。そこから無料の送迎バスに乗り、約7分でホテルに到着します。
重厚な木彫りの扉、両脇にたたずむバリの守り神、そして、トゥクトゥクが迎えてくれるエントランスは、バリの雰囲気たっぷりで、まさに非日常の入り口。ここが伊豆だということを、つい忘れてしまいそうになります。
ロビーに足を踏み入れると、ふわりと漂うエキゾチックな香りと、アジアの音楽が耳をくすぐります。ここに並ぶのは、バリ島仕立てのバンブーソファ。日常がゆるやかに溶けていくような、異国のくつろぎ空間が広がっています。
ラウンジには、アイスキャンディーや伊豆名産のぐり茶、コーヒーなどが並ぶセルフサービスコーナーを用意。
さらに15時からは、フランスの5つ星ホテル「クリヨン」出身・足立シェフ監修のパウンドケーキが登場。季節に合わせたフレーバーが用意されていて、今回はぐり茶味をいただきました。チェックインを待つ間もお菓子とドリンクを片手にゆったりと過ごせます。
オールインクルーシブでできること
一日じゃ遊びつくせない!盛りだくさんの無料コンテンツ
追加料金なしで宿泊中の食事やアクティビティを楽しめる「オールインクルーシブ」の宿は、近年人気を集めていますが、ここはそのスタイルを20年以上前から取り入れている草分け的な存在です。食事や温泉はもちろん、数多くのアクティビティもすべて含まれていて、どれも自由に楽しめるのが魅力。常にサービスを進化させながら、多くの人を魅了し続けている宿です。
まずは、本館の中庭にある足湯スペースで、旅の疲れをほぐしましょう。
足湯スペースには、エステフィッシュが泳ぐ専用の水槽を完備。足を入れると、小さな魚たちが古い角質をついばみ、やさしく取り除いてくれます。くすぐったくて気持ちいい独特の感覚を味わって。
「アンダリゾート本館」「別館アンダピング」「バトゥール館&ロンボック館」の3つの施設からなる「ホテル&スパ アンダリゾート伊豆高原」。施設同士は自由に行き来でき、どの施設のアクティビティも無料で使えます。さっそく、「別館アンダピング」へ向かいましょう。
途中、緑深い原生林を散策。石段をのぼっていくと、神聖な世界への入り口を象徴する「バリの割れ門」が姿を現します。門の前に立つと、本場バリの寺院に迷い込んだかのよう!
足元に目をやると、苔むした石のカエルがひっそり。バリではカエルは「幸せのシンボル」とされていて、苔が生えるほど運気が上がるともいわれています。そんな願いを込めて、施設のあちこちにカエルが隠れているそう。ぜひ探してみてくださいね。
森を抜けた先に現れるのは、2020年にオープンした「別館アンダピング」です。グランピングをテーマにしたこのエリアは、キャンプ気分で遊びつくせるのが特徴です。大人も童心に帰って、思いきりはしゃげるアクティビティがそろっています。
なかでも外せないのが、腰の高さをゆうに超える巨大ジェンガ。積むも倒すも、全身を使って本気の勝負!隣には子どもたちに大人気だというボルダリングも。
ストラックアウトで盛り上がったあとは、館内のゲームコーナーへ。もちろん無料なので、通常のゲームセンターと違って何回でも挑戦できます。
実は、「ホテル&スパ アンダリゾート伊豆高原」を運営するのは、あの「カラオケパセラ」でおなじみの株式会社NSグループ。だからこそ、エンタメへのこだわりは筋金入りです。
カラオケは無料で楽しめるうえ、ユニークな恐竜モチーフのカラオケルームも。24時まで、空いていればいつでも利用できます。
次に向かったのは、別館「バトゥール館」。ここでは、卓球やビリヤード、リズムゲームが大集合。老若男女問わず楽しめます。
「本館」のアメニティバイキングでお気に入りのアイテム探し
手ぶらで来ても安心なほど、さまざまなアメニティがそろっているのも魅力のひとつ。「アンダリゾート本館」にあるアメニティバイキングには、基礎化粧品はもちろん、ピーリングジェルからヘアオイル、スマホ&メガネクリーナー、フェイスパック(一人1個)、思わず握りたくなるリラックスボールまで、旅人の心をくすぐるアイテムがずらり。
そしてもうひとつのお楽しみが、カラーバリエーション豊富な作務衣選び。4色から選べるので、気分や好みに合わせて今日の一着を決めましょう。
客室
南国ムード漂う「ロンボック館」の客室へ
本館を後にして向かったのは、歩いてすぐの「ロンボック館」。一歩足を踏み入れると、アジアンテイストのインテリアがお出迎え。
ラウンジスペースには、雑誌やコミックがずらりと並び、ドリンクバーで好きな飲み物を片手にゆったり過ごせるのも魅力のひとつ。さらに、生ビールやワインも飲み放題。
ビールを片手に、そのまま外のテラスへ。「ロンボック館」は特に「バリ感たっぷり」の施設で、リピーターが多いというのも頷けます。
今回泊まるのは、広々とした60平米の「専用テラスつきファミリーグループルーム」です。異国情緒漂う天蓋には、2台のソファ「Yogibo」を用意。無料で使えるマッサージチェアも備えられています。
別室にある寝室は、エスニックなバリ風のライトが照らします。
さらに、2025年にテラスが拡張。潮風を感じながら、のびのびとくつろげる空間になりました。
せっかくの旅行、日々でたまった疲れをとりたい!という方は、「ロンボック館」の地下にあるエステ「スパ Cantic」へ。おすすめのメニューはよもぎ蒸しの「ローズテント」(5500円・有料)なのだそう。
このメニューは、ローズオイルをぜいたくに使ったスチームに包まれながら、身体を内側からじんわり温めてくれる、女性に人気のリラックスケア。ダイエット目的はもちろん、生理中の不調など女性特有の悩みにやさしく寄り添ってくれます。バラの香りとスチームのぬくもりに包まれます。
大人数でくつろげる「別館アンダピング」の特別室
そしてもうひとつ、大人数でのグループ旅にぴったりのお部屋が「ファミリーエイト」。最大8名まで泊まれる、広々とした特別室です。
ベッドルームが2つに分かれているので、世代やスタイルに合わせてプライベート空間もしっかり確保。リビングにはどんと構えた8人がけの大きなソファ、そして、その奥にはゆらゆら揺れるハンモックも。みんなで過ごすことが楽しくなるお部屋です。
温泉
個性派ぞろいの温泉を満喫
「ホテル&スパ アンダリゾート伊豆高原」で見逃せないのが温泉。敷地内には伊豆高原温泉を引いた2つの大浴場と10の貸切風呂があり、こちらももちろん、すべて無料で楽しめます。
まず訪れたのは、本館地下にある、滝の音が心地よく響く大浴場。湯船に身を沈めると、ダイナミックな滝の音が流れ込み、まさに迫力満点!外には、水上コテージ風のミストサウナもあり、やさしい蒸気が身体の芯までじんわりと癒やしてくれます。
もうひとつのお楽しみは、「アンダピング館」にある、大島を一望できる絶景露天風呂付きの大浴場。湯けむり越しにゆらめく水平線を眺められます。奥には、窓付きのバレルサウナも完備。
10個ある貸切風呂は、どれも予約不要。空いていれば何度でも利用できます。
特に人気なのが、アンダで一番の絶景といわれる、展望露天「アウラ」。伊豆大島を望む開放感は、まさに空に浮かぶ湯船のよう。
森より海派の方は、原生林にたたずむ貸切風呂「ハラップ」か「バハキア」へ。昼間は木漏れ日がきらきらと差し込み、夜は星空が一面に広がります。湯船に身を沈めると、葉の揺れる音や鳥のさえずりが耳に届いて、森の中に溶け込んだような気分に。
こちらは、恐竜たちが見守るユニークな「恐竜温泉」。ガラスの外には、ヴェロキラプトルやトリケラトプスがいて、湯船に浸かりながら冒険気分が味わえます。日が沈むとライトアップが行われ、ナイトサファリのような迫力満点の湯浴みが楽しめます。
湯上がりサービスも充実。水分・塩分補給に欠かせない、アイスキャンディー・梅干し・茎わかめが食べ放題です。
天気に左右されず楽しめる「焼きマシュマロ体験」
温泉で心も身体もととのったあとは、甘いごほうびを。「アンダピング館」の焚き火コーナーでは、毎晩19時から焼きマシュマロ体験が楽しめます。屋内にあるから、雨の日でも安心。自分で焼いたマシュマロは格別です。
ディナー
メイン&パンはおかわり自由!
さあ、いよいよお待ちかねのディナータイム。夕食は、17:00からと19:20からの2部制。どちらの時間を選んでも、伊豆らしい旬の味覚と遊び心あふれる演出が楽しめます。
会場は、バリのリゾートを思わせるレストラン「プルシル」で。アンダの料理長が腕によりをかけた、創作和洋コースをいただきます。
ディナーのはじまりは、旅気分がぐっと高まるバリ風オードブルプレートから。インドネシア料理を代表する串焼きの「サテ」や、付け合わせに欠かせない「クルプック」など、異国情緒あふれる料理に思わず心が躍ります。
食事を彩るドリンクも充実。夕食時も、もちろんアルコールも含めて飲み放題です!
バリならではのめずらしいお酒も多く、おすすめはバリで親しまれているココナッツのお酒「アラック」。ココナッツがふんわりと薫りながらも、クセが少なく後味すっきり。食事との相性もばっちりです。
続いてやってきたのは、名物・カパル仕立てのお刺身です。「カパル」とは、インドネシア語で「船」の意味。名前通り、船を模した大きな器に盛られた刺身は、まさにごちそう感たっぷり。
カルパッチョを思わせるような洋風の味わいの、特製ソースをつけていただきます。
スープは、伊豆名産の金目鯛をぜいたくに使ったブイヤベース。魚介のうまみが濃縮されたスープには、ふっくらと煮込まれた金目鯛の身がごろり。
お食事に合う自家製パンは、食べ放題。スタッフが席まで焼きたてを届けてくれます。
お食事も佳境、突如会場に鳴り響くドラの音!いよいよ、夜のクライマックス「ローストビーフのフランベショー」が始まります。シェフがフライパンに火を灯すと、パッと炎が立ち上ります。
メインは、アンダ特製ローストビーフとローストポークの2種。目の前でフランベされたローストビーフはコース料理の一品ながら、おかわり自由です。日替わりでソースや味付けが変わるのも魅力。
記念日や誕生日での旅行ならば、ぜひサプライズの予約を。ディナーの終盤に、ミニケーキのサプライズが待っています。まるでショーのような演出は見ごたえたっぷり!すてきな思い出になること間違いありません。
2つの夜食
夜食ビュッフェで味わうごちそうタイム
夜のイベントは、ディナーだけで終わりません。本館のレストランでは、21:45から23:00の間、夜食ビュッフェがスタートします。
「バリの屋台」をイメージしたビュッフェ台に並ぶのは、グリーンカレーやサテ、ナシゴレン、アジア風ミニラーメンなど。さらに、オリジナルカクテルやタピオカミルクティーを自分で作れるコーナーも!夕食が2回楽しめるボリュームです。
星空BBQ
さらに、もうひとつの夜食として「星空BBQ」も!
こちらは「別館アンダピング」で開催。もちろん、どの館に宿泊していても利用可能です。晴天なら屋外で、雨天ならスポーツバー「スコール」ラウンジで。アウトドア気分満点の焚き火ビュッフェスタイルで提供されます。
香ばしく焼かれたイカやフランクフルト、みたらし団子まで……。背徳感満載の深夜のごほうびです。
食後のまったりタイムにおすすめなのが、夜のバータイム(21:45~22:45)。「別館アンダピング」にあるスポーツバー「スコール」へ行くと、赤・白ワインやカクテル、ソフトドリンクなどがすべて飲み放題に。
駄菓子やチョコフォンデュ、ナッツ、ドライフルーツなどのおつまみも、ぜんぶ好きなだけ!夜が終わるのが惜しくなるような、最高に楽しい夜更かしができますよ。
朝食
3種類のメインが楽しめる朝食
おいしい幸せは、翌朝も続きます。朝食会場は夕食と同じ、本館のレストラン「プレシル」で。朝は和洋折衷のビュッフェスタイルで、50種類以上のメニューが用意されています。
朝食ビュッフェには3種類の目玉が。なかでも注目は、炊きたての金目鯛の釜めしです。ふっくらと炊き上がったごはんに、金目鯛のうまみがじんわり染み込んだ一杯。
お刺身が食べたい方は「漁師飯」を!新鮮なマグロやブリなどをたっぷりいただけます。
そしてもうひとつの主役は、地元・朝霧高原の赤卵を使った「卵かけごはん」。濃厚な黄身に、醤油をひとたらし。シンプルなのに、忘れられない味わいです。
もちろん、パン派もうれしい焼きたてパンや、サラダ、スープ、デザートも充実。なかでもカエルの焼き印が入ったパンケーキは、思わず写真を撮りたくなるかわいさ。細部まで楽しい演出が詰まっています。
朝食後は、本館ロビー横に用意された名物「ケロエキスポ」で、最後の運試しを!シーズンごとに違うゲームが用意され、一等はなんと宿泊券がもらえます。
チェックアウト後も、貸切温泉は12:00まで、館内の遊び場は13:00まで利用OK。帰る直前まで、全力で満喫しましょう!
伊豆の自然とバリの異国情緒が融合した「ホテル&スパ アンダリゾート伊豆高原」は、まさに「遊べる温泉リゾート」の真骨頂。どこを切り取っても驚きと楽しさにあふれ、何度訪れても新しい発見がある場所です。家族旅行に、カップルでの記念日に、気の合う仲間とのグループ旅に……誰と訪れても思い出深い滞在になること間違いなし。次の休日は、非日常を味わいに「伊豆のバリ」へ出かけてみてはいかがでしょうか。
ホテル&スパ アンダリゾート伊豆高原
- 住所
- 静岡県伊東市八幡野1133
- アクセス
- 【電車】伊豆急行「伊豆高原」駅より徒歩約9分(無料送迎あり)
【車】小田原厚木道路「小田原」ICより、国道135号線で約105分 - チェックイン
- 15:00 (最終チェックイン:22:00)
- チェックアウト
- 11:00
- 総部屋数
- 68室
- 駐車場
- 65台(無料)
取材・撮影・文/安藤美紀
