大阪を代表する歴史名所のひとつ「大阪城」。織田信長が築城を構想し、その志を継いだ豊臣秀吉が天下統一を目指して築いた城です。高さ約55メートルを誇る天守は、白壁に金の鯱(しゃちほこ)や虎の装飾が映える、華やかなたたずまい。遠くから眺めても、圧倒される存在感を放ちます。
そんな大阪城天守閣を中心に広がる「大阪城公園」は、豊かな自然に加え、商業施設や新スポットも充実。歴史散策はもちろん、食事やショッピング、季節の風景まで楽しめる見どころ満載です。1日中満喫できる「大阪城公園」の魅力をご紹介します。
目次
・大阪城の見どころ
・大阪城のトリビア
・四季が彩る「大阪城公園」
・歴史建築を活用した複合施設「ミライザ大阪城」
・ランチ&ディナーにおすすめ「JO-TERRACE OSAKA」
・大阪をさらに深掘り!「大阪歴史博物館」
・アクセス・MAP
大阪城の見どころ
「大阪城」は豊臣秀吉が1583(天正11)年から約15年をかけて築いた城で、天下統一を目指すための拠点となった場所です。
1615(元和元)年に豊臣氏と徳川氏が争った「大坂の陣」で焼失し、1620(元和6)年に徳川幕府が再建。しかし、1665(寛文5)年の落雷によって再び失われてしまいました。
現在の天守閣は、市民の寄付により1931(昭和6)年に復興された3代目で、幾度もの再建の歴史を伝えています。
大阪城天守閣
白い城壁に金の鯱が映える、大阪城の天守閣。地上55メートル、外部5層、内部8階建ての構造で、大阪市指定有形文化財です。
天守閣の内部は、豊臣秀吉の生涯や大阪城の歴史をテーマにした歴史博物館になっていて、一般公開されています。
天守閣内部の観覧ルートは自由ですが、まず1階にある「シアタールーム」に立ち寄るのがおすすめ。
豊臣秀吉と大阪城に関する番組5本が順次上映されているので、最初にここで大阪城の歴史を押さえておくと、その後の展示がより理解しやすくなります。もしくは館内を一通り見たあとで、おさらいとして最後に訪れるのもおもしろいですよ。
館内の移動方法は、エレベーターで5階まで上がり、そこから8階の展望台まで階段で上ったあと、景色を楽しみながら1階ずつ下りて、各階の展示を観覧するのが一般的。もちろん、1階から8階まで階段で上りながら見学することも可能です。
階段は二重らせん階段になっていて、上る人と下る人がぶつからない構造になっているので、混雑時でもスムーズに移動できます。
2階に展示されているのは、大阪城についての解説や城についての基礎知識など。
現在の天守閣の屋根に使われている鯱と伏虎の原寸大レプリカは、迫力満点! 撮影OKなので、記念写真を撮るのにもぴったりのコーナーです。
3~4階は企画展示エリア。常設展示では、秀吉が実際に身に着けていた鎧、大阪城本丸の復元模型を豊臣時代と徳川時代とで見比べられる展示など見どころ満載です。
3階には秀吉の茶室「黄金の茶室」の原寸大模型も。金箔をふんだんに使った茶室は豪華絢爛!
また、2カ月ごとに内容が変わる歴史資料展示コーナーも見逃せません。展示内容や企画展については、訪問前に公式サイトでチェックしてみてください。
なお、3~4階は撮影禁止エリアなので、スマートフォンやカメラはしまって貴重な資料をじっくり鑑賞しましょう。
5階には、「大坂夏の陣図屏風」の一部を展示。屏風に描かれた戦の名場面がパノラマビジョンの映像とともに飾られていて、当時のできごとを物語としてわかりやすく紹介しています。
夏の陣で特に注目される、真田幸村隊vs.松平忠直隊の激戦を再現したミニチュア人形も。細部まで作り込まれた情景から、戦いの激しさが伝わってきます。
6階は回廊になっていて、見学エリアはありません。
7階では豊臣秀吉の生涯が年代ごとに展示されています。ジオラマで秀吉の生涯を描いた「からくり太閤記」は必見です。
最上階の8階は展望台になっていて、広大な大阪城公園と大阪の街を360度一望できます。かつて秀吉もこの場所に立って、大阪の街並みを眺めていたのかもしれないと考えると、感慨深いですね。
1階には限定品などが販売されているお土産売場もあるので、最後にぜひ立ち寄ってみてください。
なかでも天守閣に登った証になる「登閣証」(1枚300円)は海外の人にも人気なのだとか。旅の記念にぴったりの一品です。
大阪城天守閣
- 開館時間
- 9:00~18:00(最終入館17:30)
- 定休日
- 12月28日~1月1日
- 入館料
- 大人 1,200円、大学生・高校生 600円、中学生以下 無料
- 住所
- 大阪府大阪市中央区大阪城1-1
- アクセス
- JR「大阪城公園」駅から徒歩約16分、大阪メトロ「谷町四丁目」駅から徒歩約17分、「森ノ宮」駅から徒歩約18分
- 公式サイト
- 大阪城天守閣
大阪城 豊臣石垣館
天守閣の隣には2025年4月にオープンした新施設「大阪城 豊臣石垣館」もあります。天守閣の入場チケットでこちらも入館できるので、あわせて見学してみましょう。
館内では、掘り出したままの状態で保存された豊臣時代の石垣を見ることができます。自然石をほとんど加工せずに積み上げる「野面積み(のづらづみ)」の技法が用いられていて、当時の技術力の高さや迫力を間近に感じられる展示です。
豊臣期の石垣は大坂夏の陣で落城したあと、徳川幕府によって大量の盛り土で地中に埋められ、地上から姿を消しました。その後、1984(昭和59)年の発掘調査で再び地上に姿を現します。
石垣には夏の陣の戦いによる痕跡も残されていて、当時の激動を今に伝えている貴重な史料です。
大阪城 豊臣石垣館
- 営業時間
- 大阪城天守閣に準ずる
- 定休日
- 大阪城天守閣に準ずる
- 料金
- 1,200円(大阪城天守閣の入館料含む)
- 公式サイト
- 大阪城 豊臣石垣館
知っていると自慢できる!? 大阪城のトリビア
実は、数々の謎が残されている大阪城。知っているとつい誰かに話したくなる、大阪城のトリビアをいくつかご紹介します!
トリビア1. 大阪城内第1位の巨石「桜門枡形の巨石」の謎
大阪城内にはメガトン級と呼ばれるほどの巨石が数多く使われています。なかでも、南側から天守閣へ向かう途中にある、桜門近くの「桜門枡形の巨石」は城内で最大の大きさ。表面積は36畳分、縦5.5×横11.7メートル、重量は約108トンと推定されています。
では、約400年も前に、この大きさの石をどのようにここまで運んだのでしょうか?
答えは、海上輸送です。当時の人々は、瀬戸内海に浮かぶ犬島(岡山県)や小豆島(香川県)から切り出した石をいかだに載せて海を渡り、大阪へ運び込みました。
陸に着いてからは、大型の木ゾリ、修羅(しゅら)に石を載せ、並べた丸太の上で転がしながら城まで運んだといわれています。
巨石を切り出していかだに載せ、運び込む工程は想像するだけで気の遠くなるような重労働。それでもあえて巨石を用いたのは、城の強さや威厳を示すためなのだとか。当時の権威へのこだわりが感じられますね。
トリビア2. 大阪城の屋根はなぜ緑色?
大阪城といえば、薄い緑色の屋根が印象的です。城といえば紺色や灰色の瓦屋根が一般的ですが、なぜ大阪城は緑色なのでしょうか?
実はこの緑は、「緑青(ろくしょう)」とよばれる銅特有のサビの色なのです。大阪城の屋根は銅の瓦で作られていて、1931(昭和6)年の再建時には、10円玉のような赤褐色から茶色でした。そこから長い年月をかけて、現在の美しい緑へと変化していったのです。
本来、サビは劣化のサインとされますが、緑青は屋根全体を覆うことで内部の銅を守る、保護膜のような役割を果たします。緑色の屋根は見た目の趣向ではなく、屋根を守るためのものだったのですね。
トリビア3. 専門家も頭をひねった「大手門の控え柱」
大手門の内側にある控え柱も、大阪城に残る謎のひとつ。柱の根元には継ぎ直したような補修の跡があり、これが長年物議を醸していました。
継ぎ目の形状は面によって異なり、東西側が凸型、南北側が山型になっています。そのため、どの方向から見てもはめ込めないように見えるのです。
1983(昭和58)年にX線撮影によって内部構造が明らかになり、継ぎ手の謎が解明されました。実は、東側の斜め下方向から滑り込ませることで、柱が組み上がる仕組みだったのです。
一見すると気が付かない場所にも、当時の高度な職人技が息づいていることが感じられます。
写真は大手門の外側で、柱があるのは門をくぐって内側に入り、振り返った場所です。現地を訪れた際は、ぜひ実物を見てみてください。
四季が彩る巨大都市公園「大阪城公園」
大阪城の周りに広がる「大阪城公園」は、総面積約105.6haの広大な都市公園です。石垣や櫓などの史跡が点在し、歴史的な見どころと四季折々の自然美をあわせて楽しめます。
また、敷地内には「ミライザ大阪城」や「JO-TERRACE OSAKA(ジョー・テラス・オオサカ)」などの商業施設、音楽イベントやライブが開催される「大阪城ホール」「野外音楽堂」もあり、1日中満喫できます。
園内には樹木が生い茂り、自然の中にカフェや遊具も点在。ピクニックをする人やランニングをする人など、思い思いの過ごし方をしています。
春はソメイヨシノを中心に約3,000本の桜が咲き乱れ、大阪有数の花見スポットに。満開の桜越しに見る天守閣の眺めは絶景です。
1月下旬~3月には、内堀の東側に広がる梅林が見頃に。105品種、1,245本の梅が咲き誇ります。秋には紅葉、冬はライトアップと、四季折々の美しい景色を見られます。
園内は広大ですが、ロードトレイン(片道 大人400円、4~12歳・65歳以上200円)が運行しているので、歩き疲れても心配ありません。
特別史跡 大阪城公園
- 開園時間
- 24時間(園内施設により異なる)
- 定休日
- なし(園内施設により異なる)
- 料金
- 入園無料(園内施設により異なる)
- 住所
- 大阪府大阪市中央区大阪城
- アクセス
- JR「大阪城公園」駅・大阪メトロ「森ノ宮」駅から徒歩すぐ、大阪メトロ「谷町四丁目」駅から徒歩約3分
- 公式サイト
- 特別史跡 大阪城公園
歴史建築を活用した複合施設「ミライザ大阪城」
大阪城天守閣が立つ本丸広場内にあるのは、「ミライザ大阪城」。歴史的建物を活用した複合施設です。
建物は1931(昭和6)年に旧陸軍第四師団司令部庁舎として建てられたもので、戦後は大阪府警本部として、1960(昭和35)年から2001(平成13)年までは大阪市立博物館として長く利用されてきました。
その後、2017(平成29)年に「ミライザ大阪城」として営業開始。外観はヨーロッパ中世の古城のような、ロマネスク風のデザインで写真映えも狙えます。
内部は当時の趣を残しつつ、モダンな雰囲気に改修。1階には飲食店やお土産ショップがあり、屋上テラスでは天守閣を眺めながら食事も可能です。
ミライザ大阪城
- 営業時間
- 9:00~22:00
- 定休日
- なし
- 住所
- 大阪府大阪市中央区大阪城1-1
- 公式サイト
- ミライザ大阪城
天守閣を見上げる絶景レストラン「crossfield with TERRACE LOUNGE」
ミライザ大阪城2階にはモダンイタリアンレストラン「crossfield with TERRACE LOUNGE(クロスフィールド ウィズ テラスラウンジ)」が。ランチタイムには、関西近郊でとれた季節の肉や魚のグリル、近畿産の野菜サラダなど、地元の食材を使った料理をビュッフェスタイルでいただけます。
また、このレストランには、かつて昭和天皇が使用した貴賓室が今も残されています。カフェタイムやアフタヌーンティータイム(予約制)は、この貴賓室で優雅なひとときを過ごせます。
貴賓室からつながるテラスに出てみると、目の前には天守閣! こんなぜいたくな風景を眺めながら食事を楽しめます。
crossfield with TERRACE LOUNGE
- 営業時間
- ランチ11:00~17:30(最終入店15:30)
カフェ14:30~17:00(L.O.16:30)
ディナー17:00~21:00(L.O.20:30) - 定休日
- 年末年始
- 公式サイト
- crossfield with TERRACE LOUNGE
無料で見られる展示室「特別史跡 大阪城跡」
1階には入館無料の展示室「特別史跡 大阪城跡」があり、大阪城の成り立ちが年表に沿ってわかりやすく解説されています。
天守閣の展示を見て回る時間がない場合は、こちらに行ってみましょう。スタッフの方がいたら、わからないことは気軽に尋ねてみてください。
展示室「特別史跡 大阪城跡」
- 営業時間
- 9:00~17:30
- 定休日
- ミライザ大阪城に準ずる
- 入館料
- 無料
忍者や戦国武将グッズがそろう「忍屋」
1階には忍者や戦国武将グッズなどがそろうユニークなお店「忍屋(しのびや)」も。
人気のアイテムは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの戦国武将のフィギュア。兜や鎧も精巧に再現されていて、歴史ファンならずとも欲しくなる逸品です。高さ25センチメートルほどで、卓上にも飾れます。
さらに、手裏剣を投げられる体験コーナーも併設。手裏剣は鉄製でちょっと重いですが、スタッフの方が丁寧に投げ方を教えてくれます。
忍屋
- 営業時間
- 9:00~17:30
- 定休日
- なし
限定アイテムは要チェック! お土産ショップ「大阪城本陣 喜来々」
1階には日本や大阪らしい品々がずらりと並ぶお土産ショップ「大阪城本陣 喜来々(きらら)」もあります。
海外からの旅行者にも人気の和柄Tシャツや箸、扇子、オリジナルの限定品など多種多様なアイテムがそろいます。
一番人気はこのお店限定の「大阪城黄金トランプ」(1,100円)と「大阪城桜ドーム」(1,650円)。どちらも大阪城がモチーフになっていて、お土産にぴったりです。
腹ごしらえには、併設のハンバーガーショップ「大阪城牛兵衛」がおすすめ。一番人気の「大阪城バーガーセット」(2,200円)は、ジューシーな牛肉100%のパテが肉厚で食べ応え満点です!
大阪城本陣 喜来々・大阪城牛兵衛
- 営業時間
- 9:00~17:30
- 定休日
- なし
3,000点以上を展示「海洋堂フィギュアミュージアム ミライザ大阪城」
地下1階にあるのは、フィギュア・模型のパイオニア的存在「海洋堂」のフィギュアミュージアム。海洋堂が40年以上にわたり作成した3,000点を超える作品が、特撮・アニメ・生物・文化芸術などのテーマごとに分かれた10エリアで展示されています。
さまざまなアニメの等身大サイズのフィギュアは迫力満点!
小さいサイズのフィギュアも、躍動感あふれる精巧な造形に目を奪われます。アニメ・特撮作品、仏像などの日本文化のフィギュアや食玩など、ついつい見入ってしまう空間です。
ミュージアムショップにはレアなフィギュアやグッズもあるので、お見逃しなく。
海洋堂フィギュアミュージアム ミライザ大阪城
- 営業時間
- 9:30~17:30(最終入館17:00)
- 定休日
- 不定休(公式サイトにて要確認)
- 入館料
- 大人 1,000円、7歳以上16歳未満 500円、7歳未満は大人1名につき1名無料(2名以降は1名500円)
ランチ&ディナーはおまかせ「JO-TERRACE OSAKA」
JR大阪城公園駅から徒歩すぐの、公園玄関口には商業施設「JO-TERRACE OSAKA(ジョー・テラス・オオサカ)」があります。駅直結で大阪城公園へ向かう際や、その帰りにも立ち寄りやすい立地です。
和モダンなデザインの低層テラス群には、カフェやレストランなど20~30の飲食店が入居しています。たこ焼き、お好み焼きなどの大阪名物のほか、イタリアンやハワイアン、和食などジャンルも豊富なので気分によって選べるのがうれしいところ。
駅から大阪城ホールまでの道中にあるため、ライブやイベントの前後にも利用しやすく、重宝されています。
JO-TERRACE OSAKA
- 営業時間
- 店舗により異なる
- 定休日
- 店舗により異なる
- 住所
- 大阪府大阪市中央区大阪城3-1 大阪城公園内
- アクセス
- JR「大阪城公園」駅から徒歩すぐ
- 公式サイト
- JO-TERRACE OSAKA
大阪城限定メニューが人気の「たこ焼道楽わなか」
大阪グルメといえば、粉もん! ジョーテラス大阪の人気店のひとつが「たこ焼道楽わなか」。60年近く前に大阪の繁華街・千日前で菓子店として開業し、その軒先でたこ焼きを始めたところ評判を呼んで、市内に次々と出店していったというたこ焼きの人気店です。
おいしさの秘密は、出汁の効いた生地とたこ、青ネギ、塩生姜、天玉など、厳選素材を使っていること。独自の銅板で焼き上げ、冷めてもおいしいと評判です。
ここ、大阪城公園店でしか食べられない限定メニューもあります。その名も「大阪城たこ焼き 天守閣盛り」(1,100円)。定番のソース味をはじめ、4つの味を楽しめます。真ん中にそびえる天守閣の中には、なんとポテトサラダが隠されています。
たこ焼道楽わなか 大阪城公園店
- 営業時間
- 11:00~18:00(L.O.17:30)
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は営業)
人気のお土産がそろうオフィシャルショップ
ジョーテラス大阪内のオフィシャルショップには、かわいいアイテムがたくさんそろっています。ちなみに、ここはインフォメーションセンターも兼ねているので、公園内でわからないことがあればこちらへ。
JO-TERRACE OSAKA インフォメーション&オフィシャルショップ
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- なし
大阪をさらに深掘り!「大阪歴史博物館」
大阪城公園に隣接する「大阪歴史博物館」。館内では、当時の街並みを再現した空間や貴重な実物資料を通して、古代から現代まで1300年以上続く大阪の歩みを学ぶことができます。
博物館が立っているのは、652(白雉3)年に存在した宮殿「難波宮(なにわのみや)」の北西隅。難波宮とは、645(大化元)年に孝徳天皇が即位して大化の改新が始まった際に、都が飛鳥から移された場所で、天皇の住まいであり、政治や儀式が行われていた宮殿のこと。
当時としては画期的な大規模施設として建設され、686(朱鳥元)年に焼失したものの、のちに聖武天皇の時代に同じ地に再建されました。その歴史の痕跡が館内各所に残されています。
観覧ルートは10階からスタートします。エレベーターを降りると、奈良時代の難波宮「大極殿(だいごくでん)」が。
原寸大に復元された空間には、直径70センチメートルもある朱塗りの円柱が立ち並び、官人たちが整列しています。宮廷で行われていた儀式の様子が再現されていて、まるで当時の世界に入り込んだかのような臨場感に浸れます。
ここからは、難波宮の中心部も一望できます。
今の姿と、館内で再現されている約1400年前の宮廷の模型を見比べてみるのもおもしろいですよ。
9階では、室町から江戸時代の水都・大阪をミニチュアで再現。7階は大正・昭和にひときわにぎわった大阪の雰囲気がリアルに再現されています。
各階で実物資料や映像が融合しているため、まるで時代を行き来しているかのような気分に。
ガイドツアー「難波宮遺跡探訪」
1階のエントランスホールは、床の一部がガラス張りになっていて、飛鳥時代に築かれた建物の柱列を見ることができます。開館中はいつでも無料で観覧可能です。
また、開館日の14:00と15:00にはボランティアによるガイドツアー(約20分、先着20名)も実施。予約なしで各回30分前に受付カウンターで申し込みできます。
このツアーでは、普段立ち入れない地下1階に保存された難波宮の遺構を特別に案内してもらえます。
発掘で見つかった柱跡がそのまま残されており、約1400年前に確かにここに人がいたのだと実感。貴重な体験ができます。
大阪歴史博物館
- 開館時間
- 9:30~17:00(最終入館16:30)
- 入館料
- 大人 600円、高校生・大学生 400円(特別展は別料金)
- 定休日
- 火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 住所
- 大阪府大阪市中央区大手前4ー1ー32
- アクセス
- 大阪メトロ「谷町四丁目」駅から徒歩すぐ
- 公式サイト
- 大阪歴史博物館
ミュージカルからお笑いまで楽しめる「COOL JAPAN PARK OSAKA」
大阪の新たなエンタテインメント発信拠点として、2019年に大阪城公園の一角にオープンした「COOL JAPAN PARK OSAKA(クールジャパンパーク大阪)」。
ミュージカルやコンサート、演劇を上演する大きな「WWホール」、伝統芸能や演劇にも使用される中規模の「TTホール」、小演劇の「SSホール」と、大中小の3つのホールがあります。ちなみに、このホールの名付け親はあの明石家さんまさん!
SSホールは現在、「森ノ宮よしもと漫才劇場」となっていて、よしもと芸人の漫才やイベントなどが開催されています。お笑いの本場・大阪を堪能してみては?
COOL JAPAN PARK OSAKA
- 住所
- 大阪府大阪市中央区大阪城3-6
- アクセス
- 大阪メトロ「森ノ宮」駅から徒歩約5分、JR「森ノ宮」駅から徒歩約7分、JR「大阪城公園」駅から徒歩約6分
- 公式サイト
- COOL JAPAN PARK OSAKA
大阪城公園へのアクセス・MAP
とにかく広い大阪城公園の周りは、JR環状線「大阪城公園」駅、大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目」駅、大阪メトロ谷町線・京阪本線「天満橋(てんまばし)」駅などが囲んでいて、目的地によって最寄り駅が異なります。
「JO-TERRACE OSAKA」へはJR大阪城公園駅、「大阪歴史博物館」へは大阪メトロ谷町四丁目駅、桜の名所「西の丸庭園」へは大阪メトロ谷町四丁目駅や天満橋駅が便利。公園の中央に位置する「大阪城天守閣」へは、大阪城公園駅、谷町四丁目駅、森ノ宮駅から15~20分ほど歩きます。
主要ターミナル駅からのアクセス
JR「大阪駅」からは、JR環状線(外回り)に乗車し「大阪城公園」駅まで約10分。乗り換えなしでスムーズに移動できます。
関西空港からの特急・快速などが発着するターミナル駅、「天王寺」駅からはJR環状線(内回り)で「大阪城公園」駅まで約11分。大阪メトロ「天王寺駅」からだと、乗り換えなしで「谷町四丁目」駅まで約7分です。
天守閣をはじめ、公園や商業施設など見どころが詰まった「大阪城公園」。歴史に触れることで大阪の魅力がより深く感じられるはずです。ぜひ足を運んでみてください。
取材・文/加藤絵里子 撮影/玉川美保
