提供:日本海テレビ
鳥取県江府町は、中国地方最高峰大山の麓の町。ここには、大山の森に濾過された清水が流れてきます。そこにあるのがサントリー天然水の工場。全国に届けられる美味しい水には、どんな秘密が隠されているのでしょうか?
サントリー天然水 奥大山ブナの森工場
標高1709mの中国地方最高峰『大山』の麓にある“サントリー天然水奥大山ブナの森工場”。サントリーで天然水を作る工場は全国で4ヵ所、山梨県・南アルプス、熊本県・阿蘇、鳥取県・奥大山、長野県・北アルプスにあります。
今回、訪れた鳥取県の奥大山にある工場(サントリー天然水奥大山ブナの森工場)は、2008年に天然水専門の工場として開業し、森や自然を守り、育てながらおいしい水を人々に届けています。
ちなみにすべて軟水ですが、山梨県・南アルプスは硬度約30㎎/L、熊本県・阿蘇は硬度約80㎎/L、鳥取県・奥大山は硬度約20㎎/L、長野県・北アルプスは硬度約10㎎/Lと、採水地によって硬度が異なり、また味わいも各地で違いがあるそうです。飲み比べても当てるのはなかなか難しそうですが、工場内で働く水の味などを検査する官能検査員の方はすぐにわかるとのこと。すばらしい感覚をお持ちですね。
工場見学に参加
見学ツアーは一日に数回開催されているので、予約をしたうえで、集合時間にロビーへ集合。県外から訪れたというお客さんも訪れていました。パンフレットをもらって、準備ができたら早速工場見学スタート!
おいしい天然水ができる秘密
まずは、おいしい天然水ができるまでの過程をプロジェクションマッピングや実験などを通して学びます。そもそもこの奥大山の水は、地下深くからくみ上げられる“地下水”からできています。
ざっくりと説明すると、海から蒸発した水が森に雨や雪となって降り注ぐ→ふかふかな土が雨をたっぷり受け止め、地表に吸収されながら濾過→地層を通りながらさらに磨かれ、ミネラルを蓄えながら深くを流れる地下水に→約20年もの歳月をかけて磨かれた水が奥大山ブナの森工場で汲み上げられ、私たちのもとへと届きます。
おいしい水ができるカギは、「フカフカな土(=腐葉土)」。スポンジのように水をたっぷり受け止め、ゆっくりと時間をかけて森が吸収してくれるようになります。腐葉土は、落ち葉などを土の中に住むミミズや微生物などの生き物たちが分解し、土壌を豊かにしてくれることでできるそうです。
私たちがおいしい水を飲むためには、森の生き物たちがのびのびと暮らせることや森を守ることが本当に大切なんだと学びました!そして、20年もの歳月をかけておいしい水ができていることに驚きました!
“今日”降った雨は20年後においしい水として届けられているとなると、私が50歳くらいになったとき、また『サントリー天然水奥大山』の水を飲んで“今日”の日を思い出すことになるのかもしれません。
工場内を見学
続いては、実際に天然水が出荷されるまでの作業が行われる工場を見学します。こちらの工場では天然水をボトリングするだけではなく、まずは容器であるペットボトルから作ります。
サントリー天然水 ~ペットボトルの秘密~
最初に見せていただいたのは、ペットボトルのもとになる“プリフォーム”。試験管のような形の不思議な物体ですが…
よく見ると、上部がペットボトルの飲み口と同じ形になっています!この“プリフォーム”を熱で温めて、金型にセット。口の部分から空気を送り込むと、見慣れたペットボトルの形になります!
小さいほうが550mlのペットボトル、大きい方は1Lと2Lのペットボトル。1Lも2Lも元となるプリフォームの大きさは同じでした。
550mlのペットボトルの重さは11.9gととっても軽く、同じサイズの国産ペットボトル界では最軽量(1円玉12枚分とほぼ同じ重さ)!また素材の約30%は自然由来で、今後は100%を目指して開発を進めているそうです。ちなみに、自動販売機で販売されるペットボトルは、店舗で販売されているペットボトルより重く、強度が高いそうです!機械の中で高い位置から落ちるので、衝撃に備えるためだそう。
完成したペットボトルは奥大山の綺麗な水で洗浄されてボトリングへと進んでいきます。
超高速で走り抜けるペットボトルたち~ボトリング作業~
地下から汲み上げられた天然水は、水源チェックや濾過・殺菌、味の検査などの厳しい検査などが行われ、徹底的に管理されています。
そして、出来上がった天然水たちはペットボトルに詰められていきます。2Lのペットボトルなら1分間で365本、550mlのペットボトルなら分間で630本。さらに2017年に導入された新しい機械の場合、550mlのペットボトルなら、1分間で1050本! すさまじい速さです。
巨大なマスキングテープ!?~ラベリング作業~
水が詰められたペットボトルに蓋が取り付けられ、最後にラベリングされていきます。
巨大なマスキングテープのようなロールからラベルが出てきて、ボトルの表面に取り付けられます。ちなみに1ロール当たり約9000mあるそうで、単純にこのロールを地上から空にピーンと伸ばしたときエベレストより高くなります。※エベレスト:標高8848m(筆者調べ)
この1ロールで2Lペットボトル25800本分、550mlペットボトル 40000本分になるそうです。そうしてラベリングされた天然水は、最終的な検査を受け、段ボールへ詰められて出荷されていきます。
自然の冷却パワー ~雪室(ゆきむろ)~
冬に奥大山に降り積もった雪を貯蔵する部屋=“雪室”を見学。中は薄暗く、ひんやりとしています。体育館くらいの部屋の中に、一面雪が広がっていました。
ここにある雪は、工場から出る熱排水の冷却に使われるそうです。訪れた日にはだいぶ雪の量が減っていましたが、貯蔵開始の折には背丈以上に雪が積まれているそうです。本当に涼しく、自宅にあれば夏にクーラーいらずだなと考えてしまいました。
おいしい水をいつまでも
サントリーでは、100年先もおいしい天然水と生きて行けるよう、「水を育む」活動を行っているそうです。サントリーがくみ上げる地下水の2倍以上の水を育む取り組みなどを2003年~継続して行っています!
興味のある方は公式HPから様々な活動について知ることができますので、是非ご覧ください。
お土産
見学の最後は、“奥大山”の天然水を試飲用に1本プレゼント。あわせて、サントリー天然水 朝摘みオレンジ、ヨーグリーナ贅沢仕上げ、SPARKLINGの3種類から好きなドリンクが選べます!そして、オリジナル付箋もいただきました。
ラベルデザインの秘密
明日絶対に言いたくなる秘密がラベルデザインに隠されていました。
『天然水』の下に書かれている文字が水源によって違うのは知っていたのですが、採水地ごとに、文字の背後にある山の形、右手に咲く黄色い花の形が異なっています。そして、左上に飛ぶ青い鳥。よく見ると、南アルプスだけ違う鳥が描かれています。
ちなみに“奥大山”の天然水には、山は奥大山、花はダイセンキスミレ、鳥はオオルリが描かれています。他の採水地のサントリー天然水を見つけたら、ぜひ比べてみてください。
おわりに
普段当たり前に飲んでいるサントリー天然水でしたが、知らなかった知識が盛りだくさんで大満足な工場見学でした!また、この美味しい水が飲めるのは自然のおかげであることを改めて感じ、自分にできることは何だろう? と考えるきっかけにもなりました。
ぜひ、皆さんもサントリー天然水奥大山ブナの森工場へ工場見学に訪れて見てはいかがでしょうか?
サントリー天然水奥大山ブナの森工場 工場見学
- 場所
- 鳥取県日野郡江府町大字御机字笠良原1177
- 予約方法
- WEBまたは電話(0859-75-6114)
電話受付時間 9:30~12:00、13:00~16:30 - 参加費
- 無料
- 所要時間
- 60分
- 休業日
- 火・水曜日※時期により変動あり
- 休業期間
- 1・2月
※この記事は、2024年10月5日に日本海テレビ「na-na」で公開された記事を転載したものです。
