「防災の大切さは分かっているけれど、何から始めればいいのか分からない」
そんな思いを抱く人は、決して少なくありません。だからこそ、あの日に何が起き、そこから何を学ぶべきなのか。実際の場所を訪れて知ることが大切です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災。その記憶と教訓を次の世代へ伝えるため、宮城県の沿岸地域には、震災遺構や伝承施設が今も大切に残されています。街を歩き、被災の痕跡や復興の歩みを自分の目で見ることで、災害を「過去の出来事」ではなく、「これからに生かす学び」として捉えることができるはずです。
また、宮城県は海の幸を味わえる飲食店や、気軽に立ち寄れるミュージアムなど、旅としての魅力も充実。観光を楽しみながら、防災や命の守り方について考える時間を持つことができます。
震災を忘れないこと、そして学びを日常の備えにつなげること。その第一歩として、宮城県の震災遺構を巡る旅に出かけてみませんか。
目次
南三陸311メモリアル
旅のはじまりは、宮城県北東部の太平洋沿岸に位置する南三陸町にある「南三陸311メモリアル」から。
2022年10月1日にオープンした「道の駅さんさん南三陸」内にあり、震災の記憶と復興の歩みを伝え継ぐラーニング施設です。美しい大屋根と、放射状に配された南三陸杉が印象的な建物は、世界的建築家・隈研吾氏が手がけました。
「南三陸311メモリアル」はJR志津川駅から徒歩約1分と、気軽に立ち寄りやすい立地です。
仙台駅から電車で向かう場合は、乗り換えを含めて志津川駅まで約2時間20分。バスを利用する場合は、仙台駅前から出ている南気仙沼駅行のミヤコーバスに約1時間40分乗車し、「道の駅さんさん南三陸」で下車すると、目の前に到着します。
車で訪れる場合は、三陸沿岸道路・志津川ICから約3分です。
「南三陸311メモリアル」の館内は、エントランスや展望デッキなどの無料ゾーンと、震災の記憶を伝える有料ゾーンに分かれています。
エントランスを入ってまず目に入るのが、有料エリアにある「展示ギャラリー」です。ここでは、町民の証言映像をはじめ、当時の思いや体験を文章で綴ったバナーが展示されています。
発災直後の混乱や、夜が明けてから始まった瓦礫撤去の様子など、被災者自身の言葉で語られる当時の記憶は胸に迫るものがあります。
震災遺物の資料展示もあり、年に3〜4回展示内容が入れ替わるため、訪れるたびに新しい発見や学びがあります。
館内中央にある有料エリアの「ラーニングシアター」では、住民の証言映像をもとに、「もし自分だったらどう行動するか」を参加者同士で話し合いながら考える体験型の「ラーニングプログラム」に参加できます。
プログラムは、「生死を分けた避難」「そのとき命が守れるか」「いのちを想う」という3つのレギュラープログラム(各約60分)に加え、約30分で参加できるショートプログラム5本を用意。
映像の途中には、「屋上と高台、どちらに避難する?」などの問いが投げかけられ、正解のないテーマについて意見を交わしながら進んでいきます。自分の暮らす地域に置き換えて考えることで、防災を“自分ごと”として捉えるきっかけになるはずです。
「ラーニングシアター」を抜けた先にあるのは、無料ゾーン「みんなの広場」。震災後、手を取り合って支え合いながら生きる住民たちの写真が展示されています。
屋外には、再生への願いを込めたアート作品「ぬくもり」が展示されています。座って、触れて、楽しめる大きなうさぎの作品で、訪れた人が気軽に腰掛けられるのも特徴です。
表面には動物の形を思わせる模様が描かれており、見る人それぞれが自由に想像を広げられる表現となっています。
南三陸311メモリアル
- 住所
- 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200-1
- 開館時間
- 9:00~17:00(12~2月は16:00閉館)
- 定休日
- 火曜日、年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)
- 入館料
- 無料
【有料ゾーン】大学生以上200円、小・中・高校生100円
【ラーニングプログラム】
レギュラープログラム/大学生以上800円、中・高校生700円、小学生400円
ショートプログラム/大学生以上400円、中・高校生400円、小学生200円 - アクセス
- 【電車】JR「志津川」駅から徒歩約1分
【車】三陸沿岸道路「志津川」ICから約3分 - 公式サイト
- 南三陸311メモリアル
南三陸町震災復興祈念公園
「南三陸311メモリアル」を見学したら、すぐそばの「南三陸町震災復興祈念公園」へも向かいましょう。
「南三陸311メモリアル」から続く、木と鉄を組み合わせた「中橋」を渡れば到着です。ちなみに、この橋も隈研吾氏が設計しました。
園内には、震災遺構として保存されている「旧防災対策庁舎」をはじめ、震災で亡くなられた方々の名簿を納めた「名簿安置の碑」、復興への願いを込めて設けられた「復興祈念のテラス」などが点在しています。
「復興祈念のテラス」がある「祈りの丘」は、段差のある二層構造になっています。下の段は海抜16.5メートルの高さに設けられており、これは南三陸町志津川地区を襲った津波の平均的な高さに合わせたもの。その場所に立つことで、津波の規模を感じられるようになっています。
旧防災対策庁舎は、震災当時の姿をとどめた震災遺構です。折れ曲がった鉄骨や変形した外階段の手すりを前にすると、津波がもたらした力の大きさが想像ではなく、実感として迫ってきます。
同時に、ここで最後まで避難を呼びかけ、住民を守ろうとした人たちの存在を静かに伝えてくれる場所でもあります。
南三陸町震災復興祈念公園
- 住所
- 宮城県本吉郡南三陸町志津川字塩入外地内
- 開園時間
- 24時間
- 定休日
- なし
- アクセス
- 【電車】JR「志津川」駅から徒歩約5分
【車】三陸沿岸道路「志津川」ICから約3分
南三陸さんさん商店街
ランチタイムは、「南三陸311メモリアル」のすぐ隣にある「南三陸さんさん商店街」へ。
商店街には新鮮な海の幸を使った飲食店が立ち並び、どの店に入るか迷う時間も旅の楽しみのひとつ。なかでもぜひ味わいたいのが、ご当地名物の「南三陸キラキラ丼」。町おこしから生まれたメニューで、季節ごとに内容が大きく変わるのが特徴です。
3~4月は旬の魚介と地元の春野菜を盛り込んだ「キラキラ春つげ丼」、5~8月には新鮮なうにを使った「キラキラうに丼」など、四季折々の味覚を器いっぱいに楽しめます。
南三陸さんさん商店街
- 住所
- 宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町201-5
- 営業時間
- 店舗により異なる
- 定休日
- 店舗により異なる
- アクセス
- 【電車】JR「志津川」駅から徒歩約2分
【車】三陸沿岸道路「志津川」ICから約3分 - 公式サイト
- 南三陸さんさん商店街
商店街でキラキラ丼を味わえるのは6店舗。盛り付けや味わいは店ごとに異なり、食べ比べを楽しめるのも魅力のひとつです。
鮮度の良さとメニューの豊富さで知られる「弁慶鮨」では、11月から2月末までの期間限定で、冬のキラキラ丼「南三陸キラキラ冬のみかくづくし」を提供。旬を迎えた海の幸をたっぷり味わえる、冬ならではの一杯です。
弁慶鮨で味わえる「南三陸キラキラ冬のみかくづくし」は2種類。その日のおすすめの白身魚をのせた「冬のみかくセット(白身ver)」と、ふっくらと煮上げた穴子を盛り付けた「冬のみかくセット(穴子ver)」があります(各2,750円)。
取材時にいただいたのは、新鮮なヒラメを使った「白身ver」。つややかな身を口に運ぶと、ほどよい歯ごたえとともに上品な旨みが広がります。漬け醤油のまろやかな味わいや、宮城県産「つや姫」と「ひとめぼれ」をブレンドした酢飯との相性も抜群で、思わず箸が進みます。
さらに、ミルキーな牡蠣酢や魚の旨みが染みたあら汁も添えられ、冬ならではのぜいたくな味わいを楽しめます。
店の外に設置された自動販売機で販売している、弁慶鮨オリジナルの玉子焼き「モアイたまご」(6個入り600円)も要チェック。実は南三陸町には、震災後に南米チリ共和国から「復興と絆のシンボル」としてモアイ像が寄贈されたという背景があり、商店街にはモアイをモチーフにしたグルメや雑貨が数多くそろっています。
愛嬌たっぷりの見た目とやさしい甘みが魅力の玉子焼きは、おいしく味わいながら震災の記憶を伝えてくれる一品。冷凍販売なので、持ち帰ってゆっくり味わうのにぴったりですよ。
弁慶鮨
- 住所
- 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町201-5 南三陸さんさん商店街E棟
- 営業時間
- 11:00~15:00
※夜の利用は要予約 - 定休日
- 木曜日
- アクセス
- 【電車】JR「志津川」駅から徒歩約3分
【車】三陸沿岸道路「志津川」ICから車で約3分 - 公式サイト
- 弁慶鮨
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
「南三陸さんさん商店街」から三陸沿岸道路を車で約30分。気仙沼市の沿岸部にある「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」は、震災当時の姿を残す気仙沼向洋高校旧校舎に、伝承のための展示を併設した場所です。
震災の「目に見える証」として、2019年に開館しました。
入館して最初に向かう震災伝承館の「映像シアター」では、震災当日に街を襲った津波や火災の記録映像を上映しています。
シアターを出てすぐの「展示室A」は、「地震・津波の脅威と爪痕」をテーマにした展示空間。当時の状況を伝える写真や資料に胸が締めつけられますが、地震や津波がどのように発生し、何が起きたのかを理解するための最初の学びの場として、大切な役割を担っています。
震災遺構となった校舎内に入ると、先ほど映像で目にした場面と重なるような光景が広がります。被災直後の様子がそのまま残されており、実際に見て初めて災害の現実の重みが伝わってきます。
津波で4階まで浸水した校舎には、今もその爪痕が残り、災害の規模がいかに大きかったかを物語ります。
壁や天井が崩れ落ちた室内は、床に散らばる教科書や机がなければ、かつてここが教室だったことすら想像できないほど。
地上から約8メートルの高さにあたる3階には、津波によって校舎内へ押し流された車が今も残されています。
自分の目で見ることで、そこで起きた出来事の大きさが改めて胸に迫ってきます。
さらに深く学びたい人には、語り部ガイド(一般6,000円、定員1~20人)の利用もおすすめ。施設内のガイドのほか、気仙沼市の概要や自身の被災体験も伝えてくれます。
所要時間は約90分で、見学予定日の10日前までに事前予約が必要です。詳細は公式サイトをご確認ください。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
- 住所
- 宮城県気仙沼市波路上瀬向9-1
- 開館時間
- 9:30~17:00(最終受付16:00まで)
※10~3月は9:30~16:00(最終受付15:00まで) - 定休日
- 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始(12月29日~1月4日まで)
※毎月11日、9月1日、11月5日は曜日・祝日に限らず開館 - 入館料
- 大学生以上600円、高校生400円、小・中学生300円
- アクセス
- 【電車】JR「陸前階上」駅からタクシーで約3分
【車】三陸沿岸道路「大谷海岸」ICから約10分 - 公式サイト
- 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
気仙沼「海の市」
「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」から北へ車で約15分。港町・気仙沼の魅力が集まる複合施設「気仙沼『海の市』」があります。
気仙沼港で水揚げされた魚介や加工品、お土産が並ぶショップをはじめ、新鮮な海鮮グルメが味わえる飲食店、さらにユニークな水族館や博物館もそろっています。買う・食べる・遊ぶがまとめて楽しめるのが魅力です。
なかでも注目したいのが、「気仙沼『海の市』」1階にある「氷の水族館」。
館内温度はなんとマイナス20度!受付で貸し出しされている防寒着を羽織って一歩踏み入れると、透明な氷の中に閉じ込められた魚たちが目に飛び込んできます。
展示されているのは、気仙沼港で水揚げされたカツオやカサゴなど、約40種・700匹もの魚たち。そのほか、三陸の海をテーマにしたプロジェクションマッピングや氷の彫刻など、さまざまなフォトスポットもあり、コンパクトな空間に仕掛けがぎゅっと詰まっています。
特に約2分間のプロジェクションマッピングは、氷中の魚たちと躍動する映像のコントラストが圧巻。ダイナミックな演出に、思わず見入ってしまいます。
また、中央に置かれた「氷のガチャ」にもご注目。景品を氷のカプセルの中に閉じ込めた、ユニークな仕掛けが話題です。
氷の水族館
- 住所
- 宮城県気仙沼市魚市場前7-13 気仙沼「海の市」1階
- 開館時間
- 10:00~17:00(最終受付16:40まで)
※5~9月の土・日・祝日のみ9:00~17:30(最終受付16:50まで) - 定休日
- 不定休
※7~12月は無休 - 入館料
- 中学生以上600円、小学生400円、未就学児100円
- 公式サイト
- 氷の水族館
迫力満点の展示を満喫したあとは、2階の「シャークミュージアム」へ。「氷の水族館」と「シャークミュージアム」の2館をあわせて見学できるお得な共通券(中学生以上1,100円、小学生600円)があるのもうれしいポイントです。
気仙沼市が国内のサメ水揚げ量の80%以上を誇ることから誕生したこのミュージアムには、サメの魅力を深掘りする展示がずらり。
サメの不思議をQ&A形式で紹介する「サメトリビア」、迫力ある生態映像が見られる「サメ・シアター」などのコンテンツがそろいます。サメに詳しくない人も、気づけばその世界に親しみを覚えてしまうような、意外な発見に満ちたミュージアムです。
シャークミュージアム
- 住所
- 宮城県気仙沼市魚市場前7-13 気仙沼「海の市」2階
- 開館時間
- 9:00~17:00(最終受付16:00)
- 定休日
- 不定休(7~12月は無休)
- 入館料
- 中学生以上600円、小学生300円
- 公式サイト
- シャークミュージアム
旅の醍醐味のひとつである、お土産探しもお忘れなく。売店や鮮魚店が軒を連ねる「気仙沼『海の市』」1階には、気仙沼ならではの海鮮や水産加工品などが充実しています。
完熟牡蠣の濃厚な旨みを味わえる「気仙沼完熟牡蠣のオイスターソース」(1,069円)など、地元の海の恵みを生かした品々は、贈り物にもぴったりです。
鮮魚は全国発送にも対応しており、購入した魚介を自宅や贈り先へ直接送ることができます。
気仙沼「海の市」
- 住所
- 宮城県気仙沼市魚市場前7-13
- 営業時間
- 8:00~17:00(飲食店は店舗ごとに異なる)
※5~9月は8:00~17:30 - 定休日
- なし(飲食店は店舗ごとに異なる)
※1~6月は不定休 - アクセス
- 【電車】JR「南気仙沼」駅からバスで「海の市」停留所下車、徒歩約2分
【車】三陸沿岸道路「気仙沼港」ICから約5分 - 公式サイト
- 気仙沼「海の市」
気仙沼市復興祈念公園
旅の締めくくりに、「気仙沼市復興祈念公園」へ立ち寄りましょう。「気仙沼市『海の市』」から北へ車で7分ほどの高台にあります。
園内には、復興の象徴として建てられた高さ10メートルのモニュメント「祈りの帆-セイル-」をはじめ、市内13地区に向けて円形に配置された犠牲者銘板や伝承彫刻が点在しています。
頂上からは市街地を一望できます。復興の歩みを感じながら、眼下に広がる海の景色を眺めてみてください。
気仙沼市復興祈念公園
- 住所
- 宮城県気仙沼市陣山264
- 開園時間
- 24時間
- 定休日
- なし
- アクセス
- 【電車】JR「南気仙沼」駅からバスで「港町」停留所下車、徒歩約15分
【車】三陸沿岸道路「気仙沼鹿折」ICから約5分
仙台市・名取市沿岸エリアのスポットへ
三陸沿岸の震災遺構を巡ったあとは、周辺の宿に泊まり、翌日以降は仙台市や名取市の沿岸エリアへ足を延ばすのもおすすめです。震災後に誕生したスポットを、のんびりと楽しむ旅に出かけてみましょう。
なお、気仙沼市から仙台市までは、三陸沿岸道路を利用して車で約2時間です。
JRフルーツパーク仙台あらはま
「JRフルーツパーク仙台あらはま」は、旬のフルーツを一年中楽しめる体験型の観光農園。東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市荒浜地区に誕生した施設で、地域の復興とにぎわいづくりの拠点として親しまれています。園内では、いちご、ぶどう、りんごなど8品目150品種以上のフルーツを栽培しており、訪れる季節ごとに、その時期ならではのおいしさに出会えます。
宮城県オリジナル品種「にこにこベリー」や「もういっこ」などのいちご狩り(30分食べ放題1人2,100円~※時期により異なる)をはじめとした、収穫体験が可能です。
2027年夏には隣接地と一体となり、日本最大級の観光農園として生まれ変わる予定。栽培する果物は11品目・約190品種へと増えるほか、天候を気にせず楽しめる遊び場や、震災の記憶を伝える伝承館が設立されるなど、さらに充実した内容になるそうです。
リニューアル工事の期間中もフルーツ狩りは通常どおり実施されます。旬の味覚を求めて、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。
JRフルーツパーク仙台あらはま
- 住所
- 宮城県仙台市若林区荒浜新2-17-1
- 営業時間
- 10:00~16:00
- 休園日
- 火曜日(祝日の場合は翌平日休)
- 入園料
- 無料(フルーツ狩りは別途有料)
- アクセス
- 【電車】仙台市営地下鉄「荒井」駅からバスで「震災遺構仙台市立荒浜小学校前」停留所下車、徒歩約5分
【車】仙台東部道路「仙台東」ICより約10分 - 公式サイト
- JRフルーツパーク仙台あらはま
かわまちてらす閖上
和食店やカフェ、スイーツショップなど20店舗以上が集まる「かわまちてらす閖上(ゆりあげ)」は、名取市閖上地区に整備された商業施設。東日本大震災で大きな被害を受けた地域の復興拠点として誕生し、ランチやカフェタイムに立ち寄りたい人気スポットとなっています。
名取川沿いに立つ開放的なロケーションも魅力で、天気の良い日にはテラス席で川の景色を眺めながら、ゆったりと食事やカフェタイムを満喫できます。
宮城ブランドいちご「ミガキイチゴ」のドリンクを片手に堤防沿いを散策したり、名物の笹かまぼこを自分で焼く体験を楽しんだりと、思い思いの時間を過ごせます。
また、例年ゴールデンウィーク頃から10月末にかけては、小型船「ゆりあげ周遊船」が運航。水上から眺める景色も楽しめます。
かわまちてらす閖上
- 住所
- 宮城県名取市閖上中央1-6
- 営業時間
- 店舗により異なる
- 定休日
- 店舗により異なる
- アクセス
- 【電車】JR「名取」駅からバスで「かわまちてらす閖上前」停留所下車、徒歩約3分
【車】仙台東部道路「名取」ICより約3分 - 公式サイト
- かわまちてらす閖上
震災遺構 仙台市立荒浜小学校
仙台市の沿岸部、荒浜地区に建つ「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」。こちらは、児童や教職員、住民らあわせて約320人が避難した小学校の校舎を、そのまま残して公開している施設です。
2011年3月11日15時55分、津波到達時刻で止まった時計や記録写真の展示を通して、震災の教訓と地域の記憶を伝えています。
校舎4階の展示室「明日への備え」では、災害への日頃の備えや発生時の行動について、アニメーションなどを使って分かりやすく紹介。“もしも”に備える大切さを、改めて考えてみましょう。
震災遺構 仙台市立荒浜小学校
- 住所
- 宮城県仙台市若林区荒浜字新堀端32-1
- 開館時間
- 9:30~16:00(7、8月は~17:00)
- 休館日
- 月曜日、第4木曜日(祝日を除く)、年末年始(12月29日~1月4日)
- 入館料
- 無料
- アクセス
- 【電車】仙台市営地下鉄「荒井」駅からバスで「震災遺構仙台市立荒浜小学校前」停留所下車、徒歩約1分
【車】仙台東部道路「仙台東」ICより約15分 - 公式サイト
- 震災遺構仙台市立荒浜小学校
南三陸や気仙沼、仙台には温泉宿も点在しています。日中は震災遺構を訪ねながら地域の歩みに触れ、夜は温泉でゆったりと過ごす。そんな1泊2日の旅もおすすめです。実際の場所を訪れることで、震災の記憶や防災への気づきを旅の体験として心に刻むことができるでしょう。
東日本大震災から15年を迎える2026年。節目の年だからこそ、学びと楽しみを重ねながら、宮城を巡る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
取材・文/菅原 聡子 撮影/Harty 遠藤 沙織
