遊園地や動物園を併設し、長くファミリーリゾートとして親しまれてきた「白樺リゾート 池の平ホテル」。2023年春のリニューアルを経て、その魅力はさらに広がりました。
湖にせり出すようなインフィニティ露天風呂は、大人の女性も心ときめく開放感。落ち着きと洗練を兼ね備えた客室は、のんびりと自分時間を楽しみたい旅にもぴったりです。さらに13の個店が集まるビュッフェでは、選ぶ楽しさと味わう満足感を一度に体験できます。リニューアルした本館に1泊2日でステイし、女子旅にぴったりな新しい魅力を存分に味わってきました。
目次
湖と高原の自然が迎える白樺リゾートへ
新宿から特急あずさに乗車して約2時間10分、名古屋方面からは特急を利用して2時間半ほどで最寄りのJR茅野駅に到着。そこからは無料送迎バス(予約制)に乗り、約40分で「白樺リゾート 池の平ホテル」に到着です。
バスから降りると、そこは標高1,400メートルを超える白樺高原。澄みきった空気が頬をかすめ、目の前には静かに水をたたえる白樺湖が広がります。湖畔には、スワンボートを楽しむ親子やカップルの笑い声。やさしい水辺の風景が、旅の幕開けを穏やかに告げてくれます。
白樺湖の湖面を渡る風はやわらかく、思わず深呼吸したくなる爽快さ。湖畔に立てば、肩の力がすっと抜け、全身が心地よい解放感に包まれます。
モダンに刷新された本館にチェックイン
2023年にリニューアルオープンした新本館のフロントでチェックイン。モダンに生まれ変わった空間は、“高原リゾートの新しい顔”として、訪れるゲストをあたたかく迎えてくれます。
木の温もりと洗練されたデザインが融合するラウンジは、広々としていて心地よく、白樺をモチーフにしたオブジェがアクセント。館内にいながら自然と調和するような一体感を味わえます。
湖畔を眺めながら楽しむアフタヌーンティー
ラウンジの奥に広がるのは、宿泊者以外も利用できるレストラン「RESORT FOOD HALL 湖畔の風」。天井まで届く大きな窓からは明るい日差しが差し込み、白樺湖や霧ヶ峰(きりがみね)の高原が鮮やかに映えます。
そんな心地よい空間で味わいたいのが、予約不要で楽しめる「アフタヌーンティー」(3,500円)。
ウェルカムドリンク(ノンアルコール)に始まり、パティシエ特製の季節のスイーツやミニバーガーなどのセイボリー、スコーン、さらに好みのドリンクまで付く豪華なセットは、女子旅のおしゃべりタイムを盛り上げてくれること間違いなし。信州らしいりんごのフルーツティーを選べば、旅気分もぐっと高まります。
しっかり食事をとりたいときには「国産牛と彩り野菜のビーフカレー」(2,700円)を。
スパイスの効いたコク深いルーに、やわらかなローストビーフと彩り豊かな野菜が添えられ、見た目にも華やか。旅先ランチをちょっとぜいたくに楽しみたいときにぴったりです。
2025年からは、“映えスイーツ”として韓国で話題の「グリークヨーグルト」も登場。アボカド、トマト、生ハム、ナッツを添えた「グリークヨーグルト サラダ」(1,650円)は、ヘルシー志向の大人女子にもおすすめの一皿です。
そして、カフェタイムのとっておきに選びたいのが、フランス・アンジュ地方発祥のチーズスイーツ「クレームダンジュ」(800円)。
リボンをほどく仕掛けは、まるでプレゼントを開けるような特別感。甘いひとときを、よりドラマチックに演出してくれます。
レイクビューの客室で過ごす上質なひととき
デラックスレイクビュー
「白樺リゾート 池の平ホテル」には、新本館のほか東館とアネックス館があり、総客室数は245室。その中心となる新本館には、白樺湖を望むレイクフロントの客室が73室あります。
今回滞在したのは、湖を正面に望む和洋室タイプの「デラックスレイクビュー」。約40平米のゆったりとした空間で、ベッドと畳の組み合わせ。ベッドでくつろぐのも良し、畳でゴロゴロするのも良し。誰もが心地よく過ごせます。
なお、「白樺リゾート 池の平ホテル」は「楽天トラベルアワード2024」でゴールドアワードを受賞。受賞記念プランで「デラックスレイクビュー」に泊まるのもおすすめです。
大きな窓の外に広がるのは、霧ヶ峰の穏やかな山並みと、きらめく白樺湖の水面。湖を眺めているだけで、不思議と心が軽くなるような気がします。
ウェルカムスイーツには、軽やかな食感のウエハース「白樺園」に加え、クッキーをひと箱。旅の始まりを甘く彩ります。ちなみに客室の蛇口から出るのは、蓼科山の伏流水。澄んだ水で淹れるコーヒーは、まろやかな味わいです。
館内着は着崩れしにくい作務衣タイプ。やさしいグリーンがモダンな客室に馴染み、リラックス感を高めてくれます。
清潔感のあるバスルームは広めのつくりで、足を伸ばしてゆったりと湯船に浸かれるのもうれしいポイントです。
デラックスバルコニー
同じく新本館の「デラックスバルコニー」は、高原の風を感じられるバルコニー付き。約40平米の広さで最大4名まで宿泊可能です。
フロントに依頼すれば、バルコニーでバイオエタノール式の暖炉を利用することも可能。夜、揺れる炎を眺めながら静かな時間を過ごせば、旅のひとときがより特別に感じられます。
和モダンルーム
ファミリーに人気の東館「和モダンルーム」は、畳敷きで靴を脱いでのびのびできます。「ウェルカムベビーのお宿」ルームにも認定されており、段差の少ない設計で赤ちゃん連れも安心です。
リフトで訪れる「黄金アカシアと花の丘」
お部屋でひと息ついたら、展望リフトに乗って白樺湖東畔の「レイクサイドガーデン」へ。
園内の「黄金アカシアと花の丘」では、なだらかな斜面に四季折々の花が咲き誇り、フォトジェニックな風景が広がります。山頂の展望台からは霧ヶ峰をはじめ、遠くまで続く山並みを一望できます。
帰りはリフトではなく、のんびり歩いて下るのもおすすめ。初夏のニッコウキスゲ、盛夏のユリ、秋のコスモスやコキアなど、季節ごとに移ろう花々に元気をもらいながら、心身ともにリフレッシュできます。
黄金アカシアと花の丘 展望リフト
- 営業期間
- 2025年4月19日~2025年11月9日まで
- 営業時間
- 2025年8月9日~17日/9:00~18:30、9月24日~11月3日/9:00~17:00、11月4日~9日/9:30~16:30
※最終乗車は各30分前 - 料金
- 4月19日~6月15日、9月24日~11月9日/中学生以上1,000円、3歳~小学生700円
6月16日~9月23日/中学生以上1,300円、3歳~小学生1,000円
湖上を進むアクティビティ「SUPサイクル」
湖畔の「レイクサイドパーク」では、「SUPサイクル」などの水上アクティビティも体験できます。専用ボードに立ってペダルを漕ぐだけで、スニーカーのまま気軽に水上散歩へ。
湖上から眺める景色は、地上とはまるで別世界。頬をなでる風が心地よく、ぐるりと囲む山々を見渡せば気分まで軽くなります。友だち同士で写真を撮り合いながら、思わずはしゃいでしまいそう!
SUPサイクル
- 営業期間
- 2025年4月19日~2025年11月16日まで
- 営業時間
- 9:30~16:00
- 利用料金
- 1人乗り/15分1,000円、2人乗り/15分2,000円
絶景のインフィニティ露天と展望サウナを満喫
リニューアルで誕生した目玉施設のひとつが、大浴場「湖天の湯」。「木の湯」と「石の湯」は朝と夜で男女が入れ替わるため、滞在中にどちらも楽しめます。露天風呂やフィンランド式サウナ、外気浴スペースもそろい、温泉好きにもサウナ好きにもうれしい充実の空間です。
「木の湯」は木曽檜をふんだんに使った明るい浴場。高い天井と広々とした内湯が開放感を演出します。
一方、「石の湯」は天然石を基調とし、落ち着いた大人の雰囲気。趣の異なる空間を楽しめるのも魅力です。
「湖天の湯」のハイライトは、絶景の混浴ゾーン「湖畔混浴 空」。無料の湯あみ着または水着を着用して入るスタイルで、一歩踏み出すごとに湯と空と湖が視界いっぱいに広がり、インフィニティ露天風呂ならではの没入感を堪能できます。
昼間の爽快さはもちろん、湖と空がオレンジに染まる夕暮れ時には、ひときわロマンティックな時間が訪れます。
さらに、「湖畔混浴 空」には、「展望サウナ Ku(くう)」を併設。ここでは、セルフロウリュウとセルフ熱波の両方が楽しめます。サウナストーンに水をかけて一気に発汗し、うちわで蒸気をあおげばアツアツの熱波に包まれる──その日の気分に合わせて体感温度を自在に調整できるのも、このサウナならではの魅力です。
クールダウンには、蓼科山の伏流水を使用した水風呂へ。飲めるほど清らかな水は、触れた瞬間からシャープな冷たさで身体をリフレッシュしてくれます。
外気浴スペースも充実。なかでも「湖畔混浴 空」に置かれたリクライニングチェアは特等席。抜けるような青空の下、心身ともに“ととのう”極上のひとときを過ごせます。
温泉やサウナで癒やされたあとは、「湯上がりラウンジ」でひと休み。木のぬくもりあふれる広々とした空間には、リクライニングチェアやソファが並び、横になったり、景色を眺めたり、本を読んだりと、気分に合わせて自由にくつろげます。
中央に設けられたのは、セルフで楽しむ「名水バー」。蛇口をひねると、ここでも蓼科山を水源とする伏流水が流れ出します。
大地にしみ込み、自然にろ過されたこの天然水は、ミネラル豊富でまろやか。湯上がりの体にすっと染み渡るやさしい味わいです。また、炭酸入りのスパークリングウォーターもあり、しゅわっと爽快な一杯が内側からリフレッシュさせてくれます。
個性豊かなお店が並ぶディナービュッフェ
夕食は、本館の「RESORT FOOD HALL 湖畔の風」へ。ここは、13の個性豊かなお店が並ぶフードホール型のビュッフェ。和・洋・中・エスニックなど、それぞれのジャンルから好きな料理を自由に選べます。
「鉄板dining ほとり」では、シェフが目の前で肉を焼き上げます。鉄板の音と香ばしい香りに包まれて、食欲がぐっと高まります。
「海鮮市場 みずべ」には新鮮な魚介がズラリと並びます。この日は、皮目を湯引きして旨みを引き出した「松皮造りの鯛」まで登場。
「肉バル ナミタス」では、地元・信州米豚のローストポークを。玄米入りの飼料で育ったブランド豚は、脂が軽やかで旨みもしっかり。肉好きには外せません。
中華の「湖飯店」では、鉄鍋を豪快に振るシェフの姿が印象的。人気のルーロー飯など本格的な味わいを気軽に楽しめます。
寿司好きには「にぎり処 結び」。職人が目の前で握る寿司は、鮮度と臨場感が魅力です。
エスニック好きなら「ナマステ」へ。ネパール出身シェフが手がけるスパイスカレーは、焼きたてのナンとともに味わえます。ナンはふわもち食感のプレーンに加え、チーズナンなど日替わりの一品も登場し、飽きることなく楽しめます。
「白樺ファーム1450」には信州の高原野菜や乳製品、栄養士監修のサラダなど、身体にやさしいメニューが並びます。
ドリンクも充実。ノンアルコールは無料、アルコールは70分飲み放題プラン(2,500円)も用意されています。クラフトビールや日本酒、ワインに加え、フルーツシロップと合わせてオリジナルカクテルをつくる楽しみも。
テーブルいっぱいに並んだ料理は彩りも豊か。どれから食べようか迷う時間さえ、ビュッフェならではの楽しみです。まるで食のテーマパークのように、多彩な味を心ゆくまで堪能しました。
レトロな雰囲気漂う「しらかば仲見世」へ
もう少し旅気分を味わいたくて、食後は「しらかば仲見世」へ。天井いっぱいに並ぶ赤と白の提灯が灯り、どこか懐かしい雰囲気が漂います。
その一角にあるのが、角打ちスタイルの屋台「郷土Bar信州」。信州を代表する蔵元直送の地酒を飲み比べできる利き酒セット(3種900円)は、価格以上の満足感。熱々のおやきと合わせれば、地酒の味わいがいっそう引き立ちます。
朝から幸せ気分になれる朝食ビュッフェ
朝食は、夕食と同じ「RESORT FOOD HALL 湖畔の風」でビュッフェを。ライブキッチンから漂う香ばしい匂いと活気に、眠気も一気に覚めていきます。
注目は、ライブキッチンで仕上げるエッグベネディクト。鉄板で焼かれる卵は焼き加減までリクエストでき、自分好みの一皿が味わえます。
信州産米を使ったおにぎりコーナーも。ひと口サイズのおにぎりに、ツナマヨ、たらこ、野沢菜昆布など彩り豊かな具材がのり、見た目も華やか。手に取るだけで気分まで明るくなります。
ビュッフェならではの多彩な料理の数々は、ひと口ごとに優しいおいしさが広がり、自然と笑顔がこぼれる朝ごはんです。
旅の最後は、「しらかばマルシェ」でお土産探し。店内にはリンゴをモチーフにした商品棚があり、見た目も楽しく、選ぶ時間がさらに心弾みます。
全面リニューアルで生まれ変わった「白樺リゾート 池の平ホテル」は、落ち着きと華やかさを兼ね備えた空間が魅力。大人の女子旅にもぴったりの、上質な時間を過ごせます。日常を離れ、澄んだ空気とともに心を解き放つ旅へ。次の休日に訪れてみませんか。
白樺リゾート 池の平ホテル
- 住所
- 長野県北佐久郡立科町大字芦田八ケ野1596
- アクセス
- JR茅野駅、佐久平駅より無料送迎あり(要予約)
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 10:00
- 客室数
- 245室
- 駐車場
- あり/1,900台(無料)
取材・撮影・文/安藤美紀

