提供:Sitakke
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を紹介する連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」。
自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」が盛りだくさんです!
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
手つかずの大自然…これぞ屈指の名峰
日付:2025年7月23日
トムラウシ山(標高2141メートル)
北海道美瑛町・新得町
登り5時間30分、下り4時間20分(休憩含め計10時間30分)
山頂(見晴台)からの絶景度★★★★☆
登山レベル ★★★★★
周辺の施設充実度 ★★★☆☆
札幌市内からのアクセスの良さ度 ★☆☆☆☆
個人的オススメ度 ★★★★☆
ポイント
●日本百名山にも選定されている屈指の名峰
●大雪山系の中央、手つかずの大自然が美しすぎる山
●アップダウンを繰り返す登山道は登りごたえがすごい
登山レポ
私が登山を始めた大学生のころ、よく一緒に登っていた研究室のメンバー。
ほとんどが道外に就職してしまったので、集まることはほとんどなくなってしまったのですが、帰省のタイミングでお声がけが!
せっかくのこんな機会でもないと行く勇気がわかない山にチャレンジすることにしました。
ということで「2025年のやりたいことリスト」のひとつである「トムラウシ山」の登山へ。
「カムイミンタラ~神々の遊ぶ庭~」と呼ばれている山は、とんでもないスケール。
9.2キロの道のりには幻想的な世界が広がっていました!
今回の行程はこんな感じ。
<登山口→カムイ天上→コマドリ沢→ロックガーデン→前トム平→トムラウシ公園→山頂>
午前4時 登山開始!
一泊するのが理想でしたが、仕事の都合で弾丸スケジュールになってしまいました。
前日の夜10時に札幌発、深夜2時に短縮登山口に駐車。
すでに車中泊をしている車が数台いました。
ちなみに深夜に高速で向かう場合、占冠インターで降りると営業中のコンビニがありませんでした…。十勝清水インターで降りるほうがいいかもしれません。
午前3時ごろになるとヘッドライトの灯りを使って準備する人がチラホラ。
我々も目覚め、出発です。
午前5時 ダラダラ登り
登りはじめてしばらくは急登もなく、樹林帯が続きます。
1時間ほど歩くと最初の休憩スポット「カムイ天上」に到着。
この日は十勝に熱中症警戒アラートが発令されていました。
まだ午前5時、すでに標高1000メートルを超えていますが暑い!!
早めに登らなきゃ…と思いながらも、ここで朝ごはんをいただきます。
前日の夜握った鮭おにぎりと、友達のお母様が作ったからあげ!
友達とおかずを交換する感じ、小学生のころの遠足を思い出しました。
そこから少し進むと、最初のビューポイントに到達!
大雪山系の連峰が見えます。十勝岳も見えた!
ぬかるんだ登山道ですが、ありがたいことに木の板が整備されています。
午前7時 コマドリ沢
せっかく登ったのに100メートルほどの下り道…。
ジグザグと歩くと川が現れます。
川のおかげで少しだけ涼しい〜!
顔を洗ったり、足をチャプチャプつけたりして楽しんでいる人もいました。
ここを右に曲がってコマドリ沢に入っていきます。
沢沿い、急斜面の道をしばらく登ります。
ここを乗り越えればあとは絶景のオンパレード!
なんとか耐えましょう。
午前7時30分
山頂付近の溶岩台地「ロックガーデン」に到着。
なかなかのガレ場です。
※ガレ場:岩や石が積み重なってできた、不安定で歩きづらい山道のこと。
ストックは、岩の隙間に挟まってかえって歩きにくくなるため、しまっておくことをオススメします。
ちなみにここはナキウサギの生息地。
同じく大雪山系である富良野岳では見られたのですが、今回は出会えませんでした…。
私より少し前を歩いていた登山客の方は出会えたそうです。
そして振り返ると広がるのは、この絶景。
登るほど景色が広がっていきます。
あまりにも広大すぎて「上までもうすぐ!」と思ってから、全然登り終わりませんでした。
スケールが大きすぎる…もう一生着かないんじゃないかと思いました。
午前7時50分 前トム平
登山道から6.6キロ歩いてきました。あと2.6キロ!
ここまで来たら残す工程はあと3分の1。
ここは標高が1720メートルなので、さらに400メートルほど登れば山頂です。
ここからも、ガレ場やアップダウンが続く道…。
集中力が切れてきたら、おやつで休憩しましょう。
午前8時半 トムラウシ山公園
大きな岩を縫うようにして慎重に下っていくと眼前には雪!
7月下旬まで雪渓が残るトムラウシ公園に到着です。
色とりどりの花が咲くトムラウシ公園はまさに「天上の楽園」。
三途の川を渡った先って、こういう景色なんだろうな…
午前9時30分 山頂!!!
最後の気力をふりしぼり、30分ほどガレ場を登ると…!
会いたかったよ~~~~!!!!
かっこいい標識に飛びつきました。どこにこんな元気があったんだろうか。
山頂は風が強く、1分の間で晴れたり曇ったり。
雲に手が届きそうな高さでした!頑張ってよかった!
今は下山のことを考えず、喜びを噛みしめよう…。
天空の世界で、次はお楽しみの山ごはんの時間です。
今回は「時短・王道ラーメン」を作りました!
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はInstagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は登山時(2025年7月)の情報に基づきます。
※この記事は、2025年8月9日にHBC北海道放送のWEBマガジン「Sitakke」で公開された記事を転載したものです。


