提供:UMKテレビ宮崎
実は、宮崎県は日本屈指のキャビアの産地。
キャビアといえば海外のイメージが強いですが、国産キャビアのパイオニアのひとつとなった宮崎県日南市で養殖される「日南キャビア」は、その濃厚でフレッシュな味わいから全国の高級レストランでも採用されています。
今回は、建設業を営みながらキャビアの養殖を手がける「中幸組」(日南市平山)を訪れ、チョウザメの育成からキャビアができるまでの現場を体験しました!
建設業がキャビア養殖へ—異色の挑戦
日南市でインフラ整備を支える建設会社「中幸組」。しかし、彼らにはもう一つの顔があります。それが「キャビア養殖」です。
「20年ほど前、建設業の仕事が極端に減り、従業員を守るために新たな事業を探していた創業者が出会ったのが、チョウザメの養殖でした。」
そう語るのは、「中幸組」の中村幸喜(こうき)さん。
宮崎にチョウザメがやってきたのは1983年。ロシアから日本へ贈られたシロチョウザメを宮崎県が譲り受け、研究がスタート。
そして2004年、宮崎県は国内初となる蝶ザメの完全養殖に成功。その技術を活かし、2012年に誕生したのが「日南キャビア」なのです。
チョウザメ養殖の現場へ!—3億年前から姿を変えない魚
養殖場には、広大な水槽に約5,000匹のチョウザメが悠々と泳いでいました。
チョウザメは、体のウロコが蝶の羽のような形をしていることから名付けられた淡水魚で、約3億年前の恐竜よりも前の時代から姿を変えずに生き続けていると言われています。
365日、24時間体制で管理している餌の費用は1日最大で7万円。その他、酸素供給機など、月にかかる飼育費用は100万円以上かかるのだそう。
過去には、大雨で水の流れが止まり、600匹以上のチョウザメが一晩で死んでしまうという大きな試練もありました。
何年も愛情を込めて育てたチョウザメたちが、翌朝に水面に浮いていた光景に「我を忘れるほどショックだった」と中村さんは振り返ります。
それでも諦めず、試行錯誤を重ねながら養殖を続け、現在の日南キャビアの成功へとつながりました。
チョウザメは約10年で卵を持つようになります。超音波でチョウザメのお腹をチェックすると、キャビアになる卵を確認することができます。
「日南キャビア」を世界ブランドへ!—今後の目標
キャビアといえば「しょっぱい」というイメージですが、日南キャビアは違います。
その味の秘密は、低温熟成。時間をかけてじっくり仕上げることで、塩気を抑えながらもまろやかで濃厚な味わいを実現しました。
日南キャビアは、すでに東京や京都の高級レストランでも採用されるほどの高い評価を受けています。
創業者の中村幸司社長は、今後の目標について「まだまだ課題は多いですが、日南キャビアを世界のブランドに育てたい。今は海外産キャビアが安価に流通していますが、品質で勝負していきます!」と意気込みます。
チョウザメの養殖からキャビアの加工まで、すべて手作業で行う日南キャビア。
その品質を武器に、世界市場への挑戦が続いていきます。
※この記事は、2025年3月11日にテレビ宮崎「よかばん」で放送された内容を転載したものです。
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