佐賀・呼子朝市通りに食堂・サウナ併設の古民家ホテル「中尾甚六HOTEL」が誕生

「中尾甚六HOTEL」本館外観

日本三大朝市の一つ「呼子(よぶこ)朝市」で有名な佐賀県唐津市呼子町に、古民家ホテル「中尾甚六HOTEL(ナカオジンロクホテル)」が2026年1月30日にオープンしました。

ホテルは全室オーシャンビューの本館と、地域の古民家を再生した別邸からなり、周辺には海鮮食堂やサウナ、かき氷専門店も併設。港町全体を一つの宿に見立てた滞在が楽しめます。

 

朝市の街・呼子をじっくり楽しめる新ホテル

「鯨の町興し」イメージ

江戸時代、国内有数の捕鯨基地として栄えた呼子町。当時は「鯨一頭で七浦潤う」、つまり鯨1頭で7つの漁村が豊かになるといわれたほどで、地域の人々は「鯨組」と呼ばれる組織を編成し、捕鯨業で繁栄を極めました。

とりわけ巨万の富を築いた鯨組主一族が中尾家で、中尾甚六はその初代当主。一時期は地元藩主をもしのぐ力を持ち、その名は遠く江戸までとどろいていたといわれます。

「中尾甚六HOTEL」ホテル・サウナ外観

1月にオープンした「中尾甚六HOTEL」は、こうした中尾家の功績や歴史の記憶を今に伝えながら、現代の港町に再び活気をもたらす「鯨の町興し」プロジェクトの一環として誕生しました。

「中尾甚六HOTEL」客室

ホテルは全8室の本館と3棟の別邸からなり、このうち本館客室は全室がオーシャンビュー。昼は港町の活気に、そして夜は海の静寂にゆったり身を委ねる、そんな呼子ならではの時間を過ごせます。

 

熊本別邸

「中尾甚六HOTEL」熊本別邸1
「中尾甚六HOTEL」熊本別邸2

3棟の別邸は、町に点在する築100年近い古民家を再生。梁や石積みといった歴史の趣に、モダンな雰囲気が融合したデザインに仕上げられました。

このうち「熊本別邸」は、吹き抜けと太い松の梁が印象的で、朝市通りに面しているため、町の活気を感じられます。

 

米勝別邸

「中尾甚六HOTEL」米勝別邸1
「中尾甚六HOTEL」米勝別邸2

「米勝別邸」は中庭を囲む、約130平米の広々とした空間を一人占めできます。重厚な梁と中庭から差し込むやわらかな光とのコントラストが美しく、また朝市のにぎわいが身近に感じられるロケーションが魅力です。

 

浦田別邸

「中尾甚六HOTEL」浦田別邸1
「中尾甚六HOTEL」浦田別邸2

2階建て1棟貸しの「浦田別邸」は、かつて漁の倉庫だった建物を活用。2階の窓からは中尾家屋敷や稲荷神社、さらには海まで見渡すことができ、3棟の別邸のなかで、特に漁村としての歴史や自然を感じられます。

 

呼子全体が滞在空間に! 食やサウナもそろった体験型拠点

JIN6サウナ

「JIN6サウナ」室内
鯨サウナ

「鯨の町興し」プロジェクトは宿泊施設だけではありません。「中尾甚六HOTEL」本館には、呼子の文化をテーマにしたサウナ施設「JIN6サウナ」が設けられました。

施設内には「鯨」や「イカ」、唐津焼の「窯」をモチーフにした個性豊かなサウナ室が並びます。

「JIN6サウナ」水風呂
空中水風呂

また、ガラス張りの「空中水風呂」や、本物のイカの生け簀を使った「イケス水風呂」など、港町らしい水風呂を完備。外気浴スペースも充実していて、さわやかな潮風を感じながら心も体もととのえられます。

サウナは日帰りでも利用可能ですが、ホテルの宿泊客は特別料金(1,100円)で滞在中何度でも入れます。

 

甚六朝市食堂

「甚六朝市食堂」外観

ホテル開業に先駆けて1月16日には、「米勝別邸」の1階に新鮮な漁師メシが楽しめる「甚六朝市食堂」がオープンしました。

「甚六朝市食堂」店内

お店は7:30から営業していて、漁師の朝ごはんにならい、地元で獲れた鮮魚や旬の食材をふんだんに使った料理をラインナップ。

「甚六朝市食堂」海鮮丼

メニューには、赤身・白身・光物の3種の海鮮丼と、3種盛り合わせ丼の計4種類が。魚種ごとに調理や味付けを細かく分けることで、玄界灘の荒波で育った魚の力強い旨みを存分に引き出した極上の一杯です。

お米は佐賀県産のブランド米「さがびより」と「夢しずく」を独自にブレンド。出汁で土鍋炊きにすることで、米の甘みや出汁の旨みが生き、完成度を高めています。

「甚六朝市食堂」出汁茶漬け

その出汁は、日本を代表する料理人・熊谷喜八(くまがい きはち)氏が実際に呼子を訪れて監修したもの。厳選された九州の素材を中心に独自の配合でつくられていて、海鮮丼の〆にはこの特製出汁をたっぷりかけ、「出汁茶漬け」として二度楽しめます。

 

甚六果実店

「甚六果実店」店内

「熊本別邸」の1階には、唐津・呼子エリアで採れる果実をシロップやトッピングに使ったかき氷専門店「甚六果実店」があります。

「甚六果実店」かき氷

新潟の人気かき氷店「団吉(だんきち)氷店」のオーナーがプロデュースした注目のお店で、唐津焼の器と季節の恵みが織りなすかき氷を堪能できます。

メニューは果実の旬に合わせて2カ月ごとに更新されるので、訪れる度に異なる味覚と出合えるのもポイントです。

「中尾甚六HOTEL」別邸・室内

「中尾様には及びもないがせめてなりたや殿様に」と俗謡に歌われるなど、呼子の歴史を語るのに外せない名士・中尾甚六。その名を受け継ぎ、時代を超えて立ち上がった“現代の鯨組”による町おこしプロジェクトは、呼子の朝市通りに再び繁栄の火を灯し始めています。

港町の情景にじっくり浸れる本館か、それとも暮らすように泊まる別邸か。旅のスタイルに合わせて2つの宿泊体験が楽しめる「中尾甚六HOTEL」を拠点に、呼子のポテンシャルを存分に味わう贅沢な町歩きを楽しんでみませんか?

 

中尾甚六HOTEL

住所
佐賀県唐津市呼子町呼子3079
アクセス
【電車】JR「唐津」駅からバスで約30分
【車】西九州自動車道「唐津」ICから約30分
駐車場
あり(無料)
総部屋数
11室(本館8室、別邸3棟)

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