世界遺産に登録されている京都・二条城を桜と光で包むライトアップイベント「二条城 2026 SAKURA NIGHTS」が、2026年3月19日〜4月19日に開催されます。
今年は、江戸時代最大級の出来事といわれる「寛永行幸」をキーワードにした企画が数多く用意され、なかでも目玉のひとつは、映像と生身の演技が融合した初のイマーシブシアター「城劇(しろげき)」。日本アカデミー賞受賞監督が手がける、没入感たっぷりの時代活劇ショーが繰り広げられます。
歴史的イベント「寛永行幸」にスポットを当てた企画が盛りだくさん
寛永3(1626)年、徳川3代将軍・家光と大御所・秀忠が後水尾天皇を二条城に招いた「寛永行幸」から、今年はちょうど400年の節目にあたります。
幕府が最上級のおもてなしで天皇を迎えた寛永行幸は、朝廷と幕府との融和、そして泰平の世の到来を告げた象徴的な出来事として歴史に刻まれているほか、後の日本文化に大きな影響をもたらす「寛永文化」が花開くきっかけになったともいわれています。
今回開催される「二条城 2026 SAKURA NIGHTS」では、その「寛永行幸」がキーワードのひとつになっています。
二条城の台所前庭エリアで上演されるイマーシブシアター「城劇~陰陽師瑞希の時空戦記 寛永行幸を救え!~」は、高さ約5メートル、横約29メートルの巨大LEDディスプレイによる映像表現と、役者陣による生のお芝居を融合した、新感覚の演劇公演です。
陰陽師・安倍晴明の血を引く女子高校生が17世紀の京にタイムスリップし、そこで出会った若き武士と共に、寛永行幸を阻もうとする異端の陰陽師と対決するという歴史SFの物語が展開されます。
作品を手がけるのは、京都出身の映画監督・安田淳一氏。メガホンを執った自主映画『侍タイムスリッパー』が単館上映から異例の全国ヒットへと広がり、日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞したことでも知られる実力派監督です。
ステージでは、視界いっぱいに広がる高輝度・高精細な映像をはじめ、空間全体を包み込むイマーシブオーディオ、そして俳優たちの躍動感あふれる動きや息遣いが、観客を物語世界へと引き込みます。
寛永文化が花開いたきっかけの地・二条城で繰り広げられる、ヒーローショー、アイドルコンサート、歴史劇がひとつになった全く新しいエンターテインメントに要注目です。
城劇~陰陽師瑞希の時空戦記 寛永行幸を救え!~
- 公演日
- 2026年3月19〜22日、27〜30日、4月1〜6日、10〜12日、17〜19日
- 上演時間
- 18:45〜19:20/20:00〜20:35
“寛永行幸の記憶”を表現する桜のプロジェクションマッピング
「二条城 2026 SAKURA NIGHTS」では、城内各所で桜の花びらをモチーフにしたプロジェクションマッピングが実施されます。
寛永行幸の記憶を見つめてきた桜を光の演出として取り入れ、二の丸御殿を色鮮やかな映像表現で彩ります。
南門前壁面では、華・香・茶・能など、寛永行幸を契機に花開いた文化の数々が、映像で表現されます。
期間中は、国宝・二の丸御殿を巡る夜間特別観覧も実施されます。
二の丸御殿内の通期にわたる夜間観覧は初めての実施で、金彩障壁画や建築意匠などに光と影が際立つ夜の御殿内は、日中とは一味違った雰囲気に。空間そのものが持つ緊張感や奥行きがより一層浮かび上がり、将軍の御殿としての威厳や美意識が深く伝わってきます。
慶応3(1867)年に徳川15代将軍・慶喜が「大政奉還」の意思を表明した大広間など、約400年にわたる二条城の歴史が刻まれた静寂の空間を歩く、夜間ならではの特別な観覧コースが用意されます。
城内の大休憩所前には、京都の食に触れられる「賑わい広場」が設けられます。
京都市内初の都市型ワイナリー「京都ワイナリー四条河原町醸造」によるワインや、地元西陣の手作りクラフトビール「西陣麦酒」など、地元ならではの味わいを、赤毛氈の床几(しょうぎ)に腰掛けてゆったりと楽しめます。
このほか伝統工芸品の展示販売、和ろうそくの絵付けや金箔押しといった体験型ワークショップも実施されます。
今からちょうど400年前、京の民衆を熱狂させた寛永行幸。その記憶を今に伝える「二条城 2026 SAKURA NIGHTS」は、この春しか味わえない、まさに令和の時代絵巻といえそうです。
イマーシブシアターにプロジェクションマッピング、夜間特別観覧と、華やかなイベントが盛りだくさんの二条城で、幻想的な春の夜を過ごしてみませんか?
二条城 2026 SAKURA NIGHTS
- 会場
- 元離宮二条城
(京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541) - 開催期間
- 2026年3月19日〜4月19日
- 開催時間
- 18:00〜22:00(最終入城 21:00/二の丸御殿最終入殿 21:10)
- 料金
- 【月〜木】中学生以上 2,800円、小学生 2,000円
【金〜日・祝】中学生以上 3,000円、小学生 2,200円
※4月4〜5日、11日は日付指定の特定日チケットが必要(+200円)
※二の丸御殿観覧料や城劇がセットになったチケットもあり - アクセス
- 【電車】地下鉄東西線「二条城前」駅すぐ、JR嵯峨野線「二条」駅より徒歩約17分
【バス】京都市営バス 「二条城前」すぐ
【車】名神高速道路「京都東」ICまたは「京都南」ICから約30分 - 駐車場
- あり(有料)
