提供:ことりっぷ
シンプルな材料と作り方だからこそ美味しさが際立つお餅。この時期は食べる機会も多く、つきたての味は幸せな気分になりますね。今回は1年を通して美味しいお餅をいただけるお店を東京都内から5つまとめてご紹介。心ゆくまで堪能できる専門店や、さんぽ中に寄りたい気軽なお店、東京初出店の名店など、好みに合わせて楽しんでくださいね。
【日本橋】「一粒万倍もち」で願かけや事始め♪「榮太樓總本鋪」
文庫本サイズの箱にひと口サイズのお餅が6個。あんもほどよい甘さで食べやすい
“ひと粒の種籾が1本の稲になり、万倍の米をつける稲穂になる”という意味から、古くから何かを始めたり願いをかけたりするのに最適な日とされる「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。日にちはその年の暦によって変わりますが、月に数日訪れる縁起のよい日です。
購入するともらえるお米モチーフの絵馬。願いを託して日本橋の「福徳神社」に奉納できる
一粒万倍日とその前日、日本橋に本店を構える「榮太樓總本鋪」の限られた店舗に並ぶのが「一粒万倍もち」。神事にも使われるもち米「マンゲツモチ」を、歯切れのよい江戸っ子好みの食感に仕上げ、北海道小豆のなめらかなこしあんをしいたものです。まずはお餅を美味しく味わいながら、自分の望みや始めたいことを考える時間を作るのもいいですね。
【千駄木】食べ比べも楽しい谷中ぎんざの甘味処「CHAYA 松緒」
“現代の茶屋”をイメージ。茶釜で沸かしたお湯で点てる抹茶など本格的なお茶もいただける
人気のエリア・谷根千で昭和レトロな雰囲気を残す商店街「谷中ぎんざ」。食べ歩きや観光に訪れる人でにぎわうメインストリートで真っ赤な和傘が目を引く「CHAYA 松緒(チャヤ マツオ)」は、つきたてのお餅をさまざまな食べ方で楽しめる甘味処です。
6種類から好みで選べる「選べるつきたて餅だんご」(2個/3個/5個セット)。1本からテイクアウトもできる
こちらは湯島天満宮近くにある日本料理と甘味の「茶房松緒」の姉妹店。甘味や餅に特化し、お餅は新潟・魚沼産の高級もち米「わたぼうし」を使って毎朝ついています。ラインナップはみたらし、いそべ、黒蜜きなこ、大納言あずき、てんぷら、大納言あずき発酵バターの6種類。日本中から選りすぐったあずきや黒蜜などの素材が美味しさを引き立てます。
【入谷】杵と臼で手つきしたお餅が絶品の専門店「月光」
お店は鶯谷駅から徒歩4分、言問通りを少し入ったところ。わずか8席の店内はお餅ファンでいっぱい
風情ある下町・根岸にあるお餅とお茶の専門店「月光(げっこう)」。お餅は旨みと甘味が強い青森県産「あかりもち」を毎日、暗いうちから杵と臼で400回以上も手つきしています。お茶は、なめらかでのど越しよく仕上げたお餅に合うものを全国から選りすぐっています。
「主菜」に選べるお店の看板メニュー「どんぶりもち」。だし醤油と季節によってかわる薬味で味わう 
店内でいただけるのは、2種類のお餅と飲み物を組み合わせた「基本セット」。どんぶりもちやおしるこ、雑煮などの「主菜」と、醤油もちやきなこもちなどの「副菜」、オリジナルブレンドの日本茶など選りすぐりの「飲み物」から1品ずつ選びます。小さな前菜がついて追加注文できるメニューもあり、コース料理のような気分でお餅を堪能できます。
【代々木】老舗和菓子店の想いを引き継いで。「新杵KIKUJIRO」
テイクアウトのみの小さいお店ながら、店内で餅つき。湯気が美味しそう!
2023年、JR代々木駅西口のすぐ前にオープンした「新杵KIKUJIRO(しんきねきくじろう)」。明治43年(1910年)、千駄ヶ谷に和菓子の卸として開業し、2020年に惜しまれつつ110年の歴史を終えた和菓子の老舗「新杵」をリブランディングしたお店です。
看板商品の「東京くるみ豆大福」。できたてならではのふわふわ食感がたまらない
戦後、豆大福を七輪であぶった「焼豆大福」が評判となり、お米を使ったお菓子で人気を博した「新杵」。それを引き継いだ「新杵KIKUJIRO」も、お米のお菓子が和菓子も洋菓子もたくさん揃います。つきたてのお餅に赤えんどう豆と香ばしいくるみを合わせ、北海道十勝産小豆のあんこをたっぷり包んだ豆大福(写真)は、お餅好きにはとくにおすすめです。
【日本橋】岐阜の行列店が東京初進出♪「ツバメヤ日本橋店」
岐阜・柳ヶ瀬の本店。日本橋店は東京駅八重洲口と東京メトロ日本橋駅の中間あたりに位置する
2010年、岐阜市の柳ヶ瀬商店街にオープンした和菓子のお店「ツバメヤ」。幅広い年代の人が毎日食べたくなるお菓子を目指し、大地をそのまま感じるような素材を大切にしています。その後、名古屋に出したお店は連日行列に。3つめのお店が「ツバメヤ日本橋店」です。
「草もち」の日持ちは当日中のみ。ぜひできたてを味わって
日本橋のお店では、本店オープン時から商品開発を手がける和菓子職人・町野仁英氏の監修のもと、わらび餅・どら焼き・草もちの3品を店舗内で毎日手づくり。深緑が美しい草もちは、無農薬栽培の国産よもぎがたっぷり入った柔らかいお餅と、特別栽培小豆と粗糖だけで炊いたコクと風味豊かな粒あんの相性を堪能できる一品です。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷweb」で紹介したお店の中から、美味しいお餅を楽しめる東京都内のお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。
文:高柳涼子
