アートやご利益、琵琶湖の眺めも♪ 近江八幡の山頂にたたずむ「村雲御所 瑞龍寺門跡」へ

アートやご利益、琵琶湖の眺めも♪ 近江八幡の山頂にたたずむ「村雲御所 瑞龍寺門跡」へ

提供:ことりっぷ

 

琵琶湖につながる八幡堀や、商人屋敷が軒を連ねる趣深い町並みをいまに残す、滋賀県でも指折りの人気観光地・近江八幡。

町を見守る八幡山には、かつて豊臣秀吉の甥・秀次が築いた八幡山城がありました。その跡地に建つ「村雲御所 瑞龍寺門跡」は、格調高い建物をはじめ、京狩野派や現代絵師によるアートなど見どころの多いお寺です。

ロープウェイで山頂に上がってお参りをしたあとには、森の木々と琵琶湖と空が奏でる絶景が待っていますよ。

 

 

山頂まで約4分の空中散歩

山頂まで約4分の空中散歩 滋賀県発祥の交通安全のシンボル、飛び出し坊やの「とび太」くんが山麓駅の目印

JR琵琶湖線・近江八幡駅の北口から長命寺行きの近江バスに揺られて7分ほどの「八幡堀(大杉町)八幡山ロープウェー口」で下車。鳥居をくぐり、八幡堀に架かる白雲橋を渡って日牟禮八幡宮の参道を直進すれば、ほどなくして「八幡山ロープウェー」山麓駅に到着です。

標高271.9mの山頂まではロープウェーで約4分。城下町の眺め、近江盆地を囲む山々、琵琶湖とつながる内湖(西の湖)、琵琶湖、湖西の比良山系へと次第に視界が広がっていき、爽快な気分が味わえます。

 

八幡山ロープウェーは、毎日9時から17時まで15分間隔で運行 33体の観音様を安置する「おねがい地蔵堂」

山頂駅前の道は二手に分かれています。どちらの道からも瑞龍寺へアクセスできますが、左手に進み、除災招福のご利益を授けてくれるという「おねがい地蔵堂」で手を合わせてから向かうのがおすすめです。

 

「おねがい地蔵堂」を過ぎたら右手へ。石段を上がった先に山門が現れる 八幡山では、数匹の猫たちが瑞龍寺やボランティアさんに見守られながら自由気ままに暮らしている。この日は人懐っこい看板娘・クロちゃんが手水舎の前で参拝者にご挨拶

 

お寺の由緒をひもとくと……

お寺の由緒をひもとくと…… 本堂前の水槽には「瑞龍寺カメ吉」くんの姿も。堂内は授与所・受付前まで自由に拝観

天下統一をもくろむ豊臣秀吉の甥・秀次が、信長の居城だった安土城の近くに八幡山城を築城。後継者として秀吉の養子となりましたが、秀吉のもとに実子の秀頼が誕生したため立場を失い、28歳の若さで自害に追い込まれてしまいました。
悲しみに暮れた秀次の母君が出家し、供養のため京都の村雲に建てたお寺が村雲御所 瑞龍寺門跡の起源で、代々皇女や公家の女性が門跡(住職のこと)を務める日蓮宗唯一の門跡寺院に。昭和中期に現在地に移転、近年になって境内が整備され、広く開かれるようになりました。

 

授与所・受付の隣り、「拝謁の間」からは拝観料600円

 

新旧のアートを鑑賞

新旧のアートを鑑賞 極楽浄土を象徴する蓮を鮮やかに描いた、木村英輝さんによる障壁画

堂内では、まずはご本尊の一塔二尊四菩薩(釈迦牟尼如来)にお参りを。蓮華の台座にお釈迦様と多宝如来の仏像が並んでいるのは、多宝如来がお釈迦様を招き入れて隣に座っていただく場面を表現したのだとか。

本堂と奥の書院を結ぶ渡り廊下を進めば、気鋭の現代絵師、木村英輝さんやmaisさんによるアートも。書院では、はらりと舞い散るかのような紅葉を描いた「楓の間」や、金箔と白金の箔で雲を描いた「雲の間」など、京狩野派の絵師による襖絵が見られます。

 

奥の間につづく廊下の板戸に、maisさん筆の鳳凰が描かれている 廊下の手前にもmaisさんによる鳳凰画が

 

お参りのあとは、授与品をチェック

お参りのあとは、授与品をチェック 切り絵御朱印は、「龍」と「鳳凰」の2種。各1,500円

書院を見学した後は、授与所にも立ち寄って。皇室とのゆかりを示す菊の御紋をあしらったもの、繊細な切り絵など、多彩な御朱印をはじめ、ダンシングストーンの「縁結び御守」、「金運御守」などのお守り、おみやげにぴったりな麸焼き煎餅「ふせん」もありますよ。

 

特別ご首題の御朱印1,500円、御朱印帳3,300円~ 門跡みずから調香したオリジナルのお線香。緑500円、青1,000円 アゲハ蝶の焼き印をあしらった麸焼き煎餅「ふせん」1,600円(10枚入)

 

参拝後は、八幡山山頂をお散歩

参拝後は、八幡山山頂をお散歩 境内からの眺望。田畑の緑と空の青がすがすがしい

瑞龍寺の本堂前には、近江八幡の町並みが広がります。境内の南端、金生稲荷堂にも立ち寄って金運アップのお願いをしたら、山門を後にして、一周30分ほどでめぐれる八幡山の山頂さんぽへ。木漏れ日のなかを歩いたり、北の丸跡、西の丸跡から琵琶湖を見渡したり。晴れやかな気分になれますよ。

 

15基の朱色鳥居が連なる金生稲荷堂 北の丸跡の展望スペース。おやつや軽食を持参し、ピクニック気分を楽しむのもいい 琵琶湖の彼方に比叡山や比良山系を一望

 

 

文:佐藤理菜子 写真:マツダナオキ

 

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