沖縄・八重山諸島の中央に浮かぶ楽園、小浜島。
八重山ブルーの海に抱かれ、時の流れが緩やかに感じるこの島は、南国の大自然とラグジュアリーなリゾート体験が出合う、唯一無二の場所です。
その小浜島にたたずむ、日本最南端のアイランドビーチリゾート「はいむるぶし」が、2025年7月に待望のリニューアルオープン。
「何をしても幸せ、何もしなくても幸せ」というコンセプトのもと、海と一体化するかのように広がる2段式インフィニティプールや、きらめく海原を眺めながら心身を整えるサウナなど、大人のためのぜいたくな施設が新たに加わりました。
離島ならではの大自然と上質なホスピタリティに包まれるひとときは、日常を忘れさせてくれる極上のリゾート体験。
新しく生まれ変わった「はいむるぶし」での、心ほどけるひとときを紡ぐ1泊2日の滞在をご紹介します。
チェックイン
「はいむるぶし」のある小浜島へは、石垣島からフェリーで約25分。フェリーの発着時間に合わせてシャトルバスが運行されているので、乗車し5分ほどで到着します。
小浜島には、信号がひとつもないそう。そんなのどかな道を進む途中では、小浜島を象徴する「シュガーロード」の風景にも出合え、島旅ならではの特別感がぐっと高まります。
チェックインは、ロビーでのウェルカムドリンクから。彩り鮮やかなフレッシュジュースに加え、スパークリングワインやノンアルコールスパークリングワインも用意されており、ゲストを華やかに迎えてくれます。
さらに、滞在中はいつでもフレーバーウォーターを楽しめるので、喉を潤しながらリゾート気分を心ゆくまで満喫できます。
モーニングヨガなど宿泊中のアクティビティへの参加を希望している方は、このタイミングで伝えるとスムーズです。
レンタルカート
40万平米もの広大な敷地を誇る「はいむるぶし」では、移動にレンタルカートが大活躍。普通自動車免許を持つ18歳以上の人であれば誰でも利用でき、園内専用ながら、リゾートの景色を走り抜ける爽快感はまさに非日常そのものです。島の散策には、自転車や電動アシスト自転車を借りることができます。
客室
ガーデンテラス・プレミアムルーム
客室は、スイート、ラグジュアリー、プレミアム、デラックスのグレードにわかれています。まずはリニューアルされた「ガーデンテラス・プレミアムルーム」へ。
特筆すべきは、約40平米ものぜいたくなプライベートガーデン。目の前には南国らしい鮮やかな景色が広がり、まるで自分だけの楽園にいるかのよう。
ガーデンにはソファやサンラウンジャーがしつらえられており、友人や恋人と語らいながら時を忘れて過ごせます。柔らかな風に身を委ねれば、日常の疲れも静かにほどけていくはずです。
客室のインテリアはいずれもシンプルなしつらえ。外の絶景を堪能できるよう、引き算の設計をしているのだそう。その中にも、小浜島の夕景を現した絵画などのアートが光ります。
オーシャンビュー・ラグジュアリー
こちらは、以前より人気のオーシャンビュータイプでは、真っ青な海が一望できます。日差しや天候、風の向きなどによって海が刻々と表情を変える様子は、日がな一日眺めていられそう。
海の向こうには西表島や黒島を望むことができます。山を頂く西表島にスコールが降っている様子を観察できるかもしれません。
オーシャンビュー・スイート
続いては「オーシャンビュー・スイート」をご紹介。
最大の魅力は、海とひとつになるようなビューバスです。湯に身を沈めれば、窓の外に広がる八重山ブルーが視界いっぱいに広がり、まるで大海原に抱かれているかのよう。
アメニティに含まれているバスソルトを使ってゆったりリラックスすれば、至福のひとときがおとずれます。
アメニティグッズも充実。独立洗面台も広々としています。
ベランダにハンモックが設置されているタイプも。島風を感じながらのんびりしましょう。
「オーシャンビューバススイート」と「オーシャンビュースイート」の宿泊者は、専用のクラブラウンジを利用することができます。
クラブラウンジでは、シャンパン、赤・白ワイン、ビール、クラフトビール、泡盛、ウィスキーその他リキュール類がフリーフロー!さらに、ライチソルベや黒糖アイスクリームなどのオリジナルアイスや、クルミとラムレーズンケーキなどのオリジナルスイーツ、石垣島のハーブで作られたハーブティー、石垣島産の豆を使用したチャンプルコーヒー、サルサソースを付けて食べられるチップスなども用意され、至れり尽くせり。
小浜島に打ち寄せる波と雄大な西表島を眺めながら、最高の休日に乾杯しましょう。
リニューアルプール
はいむるぶしには「メインプール」「クワイエットプール」「ガーデンプール」の3種類のプールがあり、そのうち「メインプール」「クワイエットプール」が今夏オープンしました。
メインプール
メインプールは宿泊棟のあるエリアから1キロほど離れたビーチエリアにあります。
愛らしい三角屋根のアプローチを抜けると、目の前には八重山ブルーの海!受付カウンターでは各種のアクティビティを申し込むことができます。
アプローチの左手、受付カウンターの奥に現れるのが、メインプール。沖縄の離島で初となる、「2段式インフィニティプール」は、まるで海に続いていくかのよう。
広々とした水面で思いきり身体を伸ばせば、日常の疲れがすっとほどけていくはず。もちろん、青と緑に包まれたロケーションは写真映えも抜群。忘れられない旅の一枚を残せます。
ビーチチェアは無料で使うことができます。カバナは有料(¥6,000/2時間)ですが、日差しを避けてリラックスするのにぴったり。南風に吹かれながら心地よくお昼寝ができてしまいます。
クワイエットプール
アプローチを挟んでメインプールと反対側にあるのが「クワイエットプール」。16歳以上のみが利用できる大人の空間です。こちらは温水で、冬でも泳ぐことができます。
併設のビーチバーでは、シグニチャーカクテルを片手に海を眺めながら過ごすひとときも。
波音と風に包まれ、時を忘れるような至福の時間が流れていきます。
さらにこちらには、海とプールを一望できるサウナも併設。
幾層もの青が重なる海や涼しげなプールを眺めながらのサウナは、身も心も普段よりいっそう整いそう。水風呂とシャワーは屋外に用意されており、太陽の下でスッキリできます。柳の木を使って建てられたサウナには柔らかな香りが漂っています。
ビーチカフェ
ビーチエリアにはビーチカフェが併設されており、はいむるぶしオリジナルクラフトビールや、月替りのコーヒーなどを味わうことができます(有料)。
人気メニューは「軟骨ソーキとミックスビーンズのカレーライス」や、「あぐー豚パテのトロピカルバーガー」。いずれも沖縄の伝統料理にインスパイアを受けた、「はいむるぶし」ならではの味わいです。
カフェメニューは屋上の展望テラスでも喫食できます。机上のQRコードからオンラインで注文でき、手間いらずでのんびり海を眺めながらゆったりとしたひとときを過ごせます。
SPA
ビーチエリアにはリラクゼーションのための専門施設「The Spa」が新たにオープン。フランスのブルターニュ地方サン・マロ発祥のマリンバイオテクノロジー「フィトメール」を使った施術を受けることができます。
施術室はオーシャンビューの個室になっており、とびきりぜいたくな空間で身体の芯からリラックス。心や身体の状態に合わせて、多彩なメニューから施術を選ぶことができます。
施術後は黒島を見渡せるロビーでひとやすみしましょう。心も身体も最高の状態に仕上ります。
大浴場
大浴場は敷地内の中央部にあります。内湯が2つ、露天風呂が1つのシンプルな造り。しかし、その魅力は何よりも眺望にあります。マリンブルーの海と白い砂浜、トロピカルプラントのコントラストを楽しみながらのびのびと入浴を楽しめます。
ロッカーは鍵付きなので、安心して利用できるのがうれしいところ。ドライヤーはサロンで人気の「Nobby」が採用されています。
お風呂上りはアイスのサービスで、ゆったり涼みましょう。
夕食
夕食は「The Buffet」または「The Steak &Grill」で。
「The Steak &Grill」は、満天の星空をイメージしたシックな空間で、国産黒毛和牛のステーキや地元の魚介をぜいたくに使った料理を、グラスを傾けながらゆったりと堪能できます。天井には「はいむるぶし」の名前の由来である「南十字星」をイメージしたランプがきらめき、夜のディナータイムがドラマティックに。
「The Buffet」では、地元の厳選食材を生かしたバラエティ豊かなメニューが並びます。
一部ライブキッチンが備わり、板前が目の前で握る寿司や、窯から立ちのぼる香ばしい焼き立ての「島ピザ」を堪能。
寿司ネタはその日の入荷状況に合わせて変わりますが、この日はマグロ、サーモン、ミーバイ(沖縄の方言で「ハタ類」の総称)などを味わえました。
揚げたてサクサクの天ぷらはゴーヤやうむくじ(紅芋)、あおさと小柱のかき揚げなど、沖縄らしい食材が並びます。お肉がほろほろになるまで煮込まれたラフテーや、豪快にカニの脚をあしらったパスタも絶品です。
また、ブッフェ内容とは別で、メインディッシュのお肉料理が1人1皿ずつ、できたてのままテーブルへとサーブされます。内容は日替わりで、この日の一皿は「国産牛の赤ワイン煮込み」。ナイフを入れるとほろりとほどける柔らかさで、噛むほどに芳醇な旨みと赤ワインの香りが広がり、思わず笑みがこぼれる味わいでした。
ほかにも、ジューシー(炊き込みご飯)や、地元で捕れた白身魚、フレッシュなサラダ、カラフルでキュートなスイーツなど、すべてのメニューは旅の記憶に残る、島ならではの味わい。
自分でトッピングを選んで仕上げる八重山そばは、お酒を楽しんだあとの締めにもぴったり。あっさりとした出汁とコシのある麺が、体にやさしく染み渡ります。
デザートには、フレーバー豊富な沖縄名物ブルーシールアイスを。紅いもや塩ちんすこうなど、沖縄らしい味わいもそろっています。
「The Buffet」のテラスからは「ガーデンプール」を一望。こちらも、「メインプール」と同じく、宿泊者は18:00まで自由利用可能です。夜には回りのトーチに火が灯され、静かな夜風とともに、ロマンチックな大人の時間へと誘われます。
夜の過ごし方
離島ならではの静けさに包まれた「はいむるぶし」では、その美しさで知られる八重山の夜空を堪能できます。小浜島は「星空保護区」に認定されており、全天に輝く1等星すべてと、88星座のうち84星座を望めるそう。
園内の照明は星空観測のために控えめに灯されているため、移動の際は客室に備えられたランタンを手に歩くのがおすすめ。「メインプール」ではガイドとともに星空を観察する「星空ツアー」も行われ、天候や条件がそろえば天の川や流れ星が見られるかも。ムードたっぷりの夜のプールエリアもぜひのぞいてみてください。
朝食
朝食は「The Buffet」で。地元の新鮮な食材をふんだんに使った料理が並び、島でのすてきな一日のスタートにぴったりです。
焼きたての香ばしいパンやみずみずしいトロピカルフルーツに加え、自分で作るワッフルも人気。生クリームやバター、キルギス産のはちみつなど多彩なトッピングで、好みの一皿に仕上げる楽しみもあります。
シェフが目の前で焼き上げるオムレツも人気です。ハムやきのこ、チーズ、野菜など好みの具材を選んでリクエスト。朝からぜいたくな気分にさせてくれる一品です。
もちろん、沖縄ならではの郷土料理も充実。なかでも、ゴロゴロと大きなラフテーが入ったカレーは、本格的なスパイスが薫り、気づけばおかわりしてしまうほどの魅力がありました。
敷地内を散策
ショップ
朝食後はお土産探しへ。ホテル内のショップでは、ここでしか買えない限定グッズが展開されています。なかでも、「HELLY HANSEN」や「BILLABONG」とコラボしたTシャツやウォーターボトルは人気アイテム。リゾートでも日常でも映える洗練されたデザインが魅力です。一定額以上の購入で配送料無料となるので、まとめ買いしても安心です。
動物ふれあい牧場&水牛池
広大な敷地を誇る「はいむるぶし」では、人懐っこい動物たちとの出会いも楽しめます。
リクガメやアヒル、ヤギたちには餌をあげることもできますよ。自然の中でのびのびと過ごす姿に思わず笑みがこぼれてしまいます。
さらに敷地内の「水牛池」には、かつて八重山で暮らしを支えた水牛が悠々とたたずみます。水面に身を委ねる姿はどこか優雅で、眺めているだけで癒やされます。
ランチ
チェックアウトは11:00ですが、その後も客室以外の設備は自由に使うことができます。
プールでひと泳ぎしたり、庭園のハンモックに揺られたりしてお腹が空いたら、「The Lounge &Bar」で絶品ランチをいただきましょう。
県産和牛を100%使用した「はいむるぶしバーガー」(2,800円)は、ボリュームのあるパティにシャキシャキの野菜が挟まり、食べ応え満点。噛むほどに肉の旨みが広がります。「近海マグロと海ぶどうの海鮮丼」(3,200円)では、ご当地ならではの新鮮なお刺身が味わえ、「チーズたっぷり県産和牛のボロネーゼスパゲッティ」(2,500円)は、遊び疲れた身体に染み渡るおいしさです。
アルコールメニューはもちろんのこと、色鮮やかなノンアルコールカクテルもあり、「ノンアルコール シェルブルー/ルージュ」(各1,300円)で最後まで南国気分に浸れます。
八重山ブルーに抱かれる自然と、きめ細やかなホスピタリティに包まれる「はいむるぶし」での滞在。 「何をしても幸せ、何もしなくても幸せ」というコンセプトをそのまま体現した空気が流れていました。日常を離れ、心がほどける特別なひとときを、ぜひ体感してみてください。
はいむるぶし
- 住所
- 沖縄県八重山郡竹富町小浜2930
- アクセス
- 石垣港から高速船で30分で小浜港へ。そこから、無料送迎バスで約5分(定期船到着時間に合わせて運行・予約不要)
- チェックイン
- 15:00 (最終チェックイン:19:00)
- チェックアウト
- 11:00
撮影/川畑公平 取材・文/大川祥子

