沖縄本島のほぼ中央に位置する名護市は、「名護ブルー」と称されるコバルトブルーの海とやんばるの森に囲まれた自然豊かな土地。そんな名護の高台にあるのが、2024年に全客室のリニューアルを終えたばかりの「ザ・リッツ・カールトン沖縄」です。
訪れる人を温かく迎える「城(グスク)」をオマージュした赤瓦と白壁や、琉球の人々が大切にしてきた「迎恩(ケイオン)」というおもてなしの心はそのままに、より進化した癒しの空間として私たち旅人を迎えてくれます。
さらに、アクティビティやレストランのキッズメニューなど、子連れ旅行にうれしいサービスが充実。子連れでも安心してラグジュアリーな休日を満喫したい人に「ザ・リッツ・カールトン沖縄」がおすすめの理由を紹介します。
坂をのぼると琉球の伝統美で彩られた城(グスク)がお出迎え
「ザ・リッツ・カールトン沖縄」には、那覇空港からレンタカーを利用し、沖縄自動車道を経由して約75分で到着します。
空港リムジンバスや沖縄エアポートシャトルを利用する場合は、オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパバス停または、かりゆしビーチ前バス停で下車。ホテルに事前に連絡しておくと、バス停からの無料送迎サービスも利用できます。
海沿いの道から高台へと続く坂をのぼっていくと、南国の木々の合間から赤瓦と白壁に彩られた荘厳な建物が見えてきました。
天井が高いロビーに入ると、海風がやさしく吹き抜け、そこにいるだけでくつろげます。
ロビーでは、沖縄の伝統的な着物「琉装(りゅうそう)」に身を包んだスタッフが奏でる三線のやさしい音色と、ウェルカムドリンクのお出迎えが。
ウェルカムドリンクは泡盛、日替わりのトロピカルジュース、さんぴん茶から選べます。
ロビーの先には、琉球で古くから聖地としてあがめられてきた水の湧き出る場所をモチーフとした「水をたたえた庭 御庭(うなー)」が広がります。日中は青い空や白い雲、夜には周囲の灯りが映し出され、どの時間帯も絵画のような美しさです。
館内に香る甘くフレッシュな香りは、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」オリジナル。スイレンとアンバーの香りが、はじけるようなシトラスとともに、沖縄の心地よい海風を彷彿とさせます。どこか懐かしさを感じさせるやさしい香りに包まれて、心がどんどんほぐれていきます。
琉球文化で彩られたくつろぎの客室
キッズ大興奮! お部屋でアウトドア気分を楽しめるサービス
子連れ旅行におすすめの客室が「プレミアデラックスルーム」(約58平米、定員3名)。なぜならこの客室では、キッズ用テントなどをセットしてもらえる「リッツ キッズ ナイト サファリ」を利用できるから。お部屋の中でアウトドア気分を楽しめると大好評のサービスです。
テントに潜り込んで、塗り絵をしたり、ザ・リッツ・カールトンのマスコットのレオくんとおままごとをしたり、絵本を読んだり……。たとえお天気がすぐれない日でも退屈することはありません。
テントとともに用意されるリオンくんのぬいぐるみやリュックなどは持ち帰りOK。キッズたちも大興奮間違いなし!
リッツ キッズ ナイト サファリ
- 料金
- 12,650円/室(1名アメニティ追加6,325円)
- 対象年齢
- 4~8歳
- 対象の客室
- ザ・リッツ・カールトンスイート、プレジデンシャル スイート、プレミア デラックス
沖縄の伝統美が光る客室
この「プレミアデラックスルーム」の窓から見えるのは、名護湾のコバルトブルーに輝く海。その先には八重岳、手前には「かねひで喜瀬カントリークラブ」のまぶしい緑。目の前に広がる自然豊かな眺望に、リゾートに来た!という実感がわいてきます。
全室にテラスが備わり、デッキチェアで過ごすのもおすすめです。昼間は太陽の光とさわやかな海風を感じながら、夜は星空を眺めながらのんびり過ごす時間は、最高のぜいたく!
昨年リニューアルした客室は、琉球の伝統美を取り入れ、沖縄らしさが随所に散りばめられています。
ヘッドボードには、石灰岩の優しい風合いを特徴とする琉球漆喰に、沖縄県本部(もとぶ)町で栽培された琉球藍を用いて、やんばるの稜線と名護の海風を表現しています。
ベッドのマットレスは、極上の眠りを追求するために、シモンズ社とザ・リッツ・カールトンの特別なコラボレーションによって誕生したオリジナルサイズ。世界的に評価されるシモンズ社の最高級グレードをさらに上まわる特別仕様で、究極の眠りを約束してくれます。
ソファースペースには、沖縄の伝統民具「クバ笠」をモチーフにしたペンダントライトが。ほかにも琉球ガラスのオブジェや名護ブルーを彷彿とさせるカーペット、幸運を運ぶガジュマルの盆栽など、琉球を感じさせるものばかり。
ミニバーのデザインは、沖縄で大事にされている先祖供養の行事「清明祭(シーミー)」に使う提げ重(さげじゅう)がモチーフ。中には、沖縄由来の人気のお菓子やオリオンビール、泡盛、沖縄の柑橘のタンカンのジュースなどが並んでいます。
そして、「プレミアデラックスルーム」のバスルームは、大きな窓からグリーンや名護湾を望むビューバス。景色を堪能しながら、ゆったりとバスタイムを楽しめます。
また、ダブルシンクの広々としたパウダールームは、居心地も使い心地も◎! 隅々までおもてなしの心が行き届いています。
大人用もキッズ用も大充実のアメニティ
お部屋ではウェルカムスイーツが出迎えてくれました。美しいブルーが印象的なカップは「うるま陶器」製。
子ども用には、見ているだけでワクワクするかわいいスイーツが。
ふかふかのスリッパや、軽くてやわらかい肌触りのパジャマは、大人用と同じデザインでキッズ用もスタンバイ。大人にはプールに行くときにも着用可能なプールパーカーも備わっています。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープなど、バスアメニティはすべて「ディプティック」でそろえられています。
キッズには子ども用歯ブラシとかわいらしいコップ、ベビーには天然由来成分100%の「マジックソープ」のソープと「ヴェレダ」のベビーオイルが用意されます。
さらに、ターンダウンサービスでは、沖縄・今帰仁村(なきじんそん)のエシカル・コスメブランド「YUMEIJIN」とコラボしたアロマオイルが置かれ、やさしい香りに癒されながら眠りにつくことができました。
キッズも思いっきり遊べる屋外プール
「ザ・リッツ・カールトン沖縄」には、大人も子どもも楽しめるプールがそろっています。
まず屋外には、南国のグリーンに囲まれたプールが。一部は水深が浅くなっていて、子ども用のアームリングのレンタルもあるので、小さな子どもも安心して水遊びを楽しめます。
プールサイドでは、バスタオルや冷たい水のサービスなど至れり尽くせり。近くの「喜瀬ビーチ」へ行く場合は、トゥクトゥクでの無料送迎サービスを利用できます。
屋外プール
- 営業期間
- 4~10月
- 営業時間
- 8:00~日没(7~9月は22:00まで)
- 料金
- 無料
雨の日も冬季も、年中入れる屋内プール
海にも屋外プールにも入れない冬季や雨の日は屋内プールへ。大きな窓から明るい陽射しが降り注ぐ温水プールは、天候や季節に関係なく一年中、南国のリゾートステイを満喫できます。
屋内プール前のテラスには、屋根付きの温水ジェットバスやデイベットが。たとえ雨が降っても、雨に濡れてきらめく森の木々を眺めながらジェットバスに浸かっていると、温泉気分でリラックスできます。
または、デイベッドで読書するも良し、子どもと一緒にお昼寝するも良し、優雅な時間を過ごせます。
屋内プール・ジェットバス・デイベッド
- 営業時間
- 9:00~21:00
- 料金
- 無料
- 注意事項
- ・16歳未満の利用は17:00まで
・16歳未満には要保護者同伴
沖縄を意識したシグネチャートリートメントで極上のスパ体験
キッズとパパたちがプールで遊んでいる間に、ママにおすすめなのがスパ。スパ棟は屋内プールと同じエリアにあり、自然との調和をイメージしたエントランスは、一歩入った瞬間、ほのかな灯りとやさしい香りに包まれ、癒しの世界に引き込まれます。
フェイシャル、ボディなど多種多様なメニューのなかでも、人気なのは「沖縄シグネチャー」。三線の生演奏や、シークヮーサーオイル、月桃、フーチバー(よもぎ)など、沖縄ならではのプロダクトを使ったトリートメントを受けられます。
また、スパ棟内には岩盤浴やサウナ、シルキーバス(女性のみ)を備えた温浴施設も完備。スパトリートメントを受ける場合は無料で利用できます。
スパ
- 営業時間
- 9:00~21:00(要予約)
- 料金
- 温浴施設のみの利用は4,000円
- 注意事項
- 16歳未満は利用不可
さらに、スパ棟には最新マシンをそろえたフィットネスジムもあり、宿泊者は24時間無料で利用できます。
屋内プールやジムのあるスパ棟へは、ホテル敷地内に広がる森を散策しながら向かいます。ガジュマル、月桃、ハイビスカスなど、沖縄特有の植物が自生するまさに南国の森です。
赤い鮮やかな花を咲かせていたのは、西インド諸島原産のコスツス・スピッカス。珍しい植物に出合えるのも、子どもたちにとって楽しい貴重な経験になるはずです。
キッズ用コースメニューあり! 琉球イタリアン「ちゅらぬうじ」のディナー
ディナーは琉球イタリアンレストラン「ちゅらぬうじ」へ。伝統的なイタリア料理の技法を継承しつつ、沖縄県産の厳選された食材を巧みに取り入れた、洗練された料理を味わえます。
子連れ旅行に「ちゅらぬうじ」をおすすめする理由は、館内のレストランで唯一、キッズコースが用意されているから。「ちゅらぬうじ」の利用は6歳以上に限定されていますが、個室であれば6歳未満もOKなので、小さい子どもと一緒でも、周りに気を使わず、じっくり料理を堪能できます。
この日のキッズコース(6,900円/12歳以下対象)は、前菜のカプレーゼ、アマトリチャーナと続き、メインは沖縄県産牛肉とポークを使ったハンバーグステーキ、デザートはバニラアイスと季節のフルーツまで全4品。それぞれ単品でもオーダー可能です。
2歳以下は食事無料! 手作りの離乳食のサービスも
さらに、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」では、2歳以下の食事は無料といううれしいサービスも実施しています。離乳食も無料で、しかもシェフの手作り。ここなら小さい子ども連れの旅行も、安心して出かけられます。
沖縄空手、朝ヨガですっきりと1日をスタート!
ぐっすり眠った翌朝は、沖縄空手またはヨガのクラスに参加して、身体を目覚めさせましょう。海を望むテラスでは、沖縄伝統の空手とヨガのクラスが日替わりで開催されていて、無料で参加できます。
空手のクラスでは、沖縄空手の三大流派のひとつ、剛柔流の継承者にして範士九段・池宮城政明先生によるレッスンを受けられ、最後には型を披露してくれます。迫力満点の達人の技は必見です。
ヨガ/沖縄伝統空手
- 時間
- 日によって異なる(雨天中止)
※ヨガと空手を日替わりで開催 - 料金
- 無料
- 注意事項
- ・前日17:00までに要予約
・13歳未満、妊娠中は参加不可
沖縄ならではの料理も並ぶ朝食ビュッフェ
そして、レストラン「グスク」の朝食ビュッフェへ。天気のいい日は、朝の光と海風を感じながら、海を一望するテラス席で朝食をとるのもぜいたくです。
店内も隣のテーブルとの間隔が広くとられているので、子ども用チェアやベビーカーをセットしてもゆったりと食事ができます。
ビュッフェ台には沖縄の伝統料理から、洋食、和食まで毎日50種類近くがそろいます。メニューは日替わりなので、連泊しても飽きることがありません。
沖縄料理はゴーヤーチャンプルやにんじんシリシリ、沖縄そば、海ぶどうにもずくなど、充実のラインナップ。シークヮーサー明太子といった珍しい料理も並びます。
ライブキッチンでは、沖縄県南城市「宮城農園」の平飼い卵をぜいたくに使った卵料理を提供。エッグベネディクトやオムレツ、スクランブルエッグなど、好みのスタイルでできたてをいただけます。
選択肢には、ゴーヤ入りで豆腐ようのオランデーズソースがかかった、沖縄スタイルのエッグベネディクトもあります。
パンの種類の多さにもテンションが上ります。外はパリッ、中はふんわり食感のクロワッサンからスイーツ系まで、毎日10~15種類のペストリーが並びます。サーターアンダギーやフレンチトースト、ワッフルも見逃せません。
また、チーズやヨーグルトといった乳製品は、沖縄の牛のミルクを使って沖縄県内で丁寧に作られたもの。特にヨーグルトはなめらかな食感と濃厚な風味を楽しめる、ホテル限定の特別な一品です。
紅イモジャム、シークヮーサージャムなど、ジャムの種類も大充実。沖縄の食材にとことんこだわっていることに驚きます。
ジュースコーナーには、ゴーヤパインジュースやグァバジュースなど、沖縄産のフルーツで作ったカラフルなフレッシュジュースがズラリ。
ビュッフェ台に並ぶ大きなホールフルーツは、ディスプレイかと思いきや、リクエストすると、カットして席まで持ってきてくれます。ドラゴンフルーツ、パッションフルーツなど、南国ならではのフルーツも存分に堪能できました。
子どもと一緒の食事はあわただしくなりがちですが、ここなら、ママもパパもキッズも各々が好きなものを好きなだけゆっくりと楽しめます。
親子で楽しめるアクティビティ
「ザ・リッツ・カールトン沖縄」は、子どもが参加できるアクティビティが充実しているのも、子連れ旅行におすすめの理由のひとつ。屋内でのアクティビティも多く、雨の日でも楽しめます。
いち押しは、沖縄の守り神・シーサーの絵付け体験。絵具を自由に混ぜて、好きな色で塗っていきます。
完成した自分だけのシーサーはお土産に。このシーサーを見るたびに今回の旅を思い出して、思わず笑顔になります。
シーサー絵付け体験
- 料金
- 5,000円/1名
- 時間
- 9:00~16:00
- 注意事項
- ・前日17:00までに要予約
・料金・時間は変更の可能性あり
「赤土キャンドル作り」も親子でできる人気のアクティビティです。沖縄本島内でも地域によって色が異なる砂を、何層も重ねて、貝殻や琉球ガラスでデコレーションし、最後にロウを流せばキャンドルの完成。
インストラクターの方が沖縄の海や砂の話をしてくれるので、沖縄の自然について学べて旅育にもなります。
赤土キャンドル作り
- 料金
- 3,000円/1名
- 時間
- 9:00~16:00
- 注意事項
- ・前日17:00までに要予約
・申し込みは2名から
・料金・時間は変更の可能性あり
ロビーラウンジ&バーで名護湾を赤く染めるサンセットを眺める
高台に位置する「ザ・リッツ・カールトン沖縄」は、海に沈む美しい夕日を見ることができます。館内でもおすすめのサンセットビューポイントがロビーラウンジ&バー。テラス席は特等席です。名護湾が赤く染まり、刻々と移り変わるサンセットの情景は言葉をなくすほどの美しさ。
ここではシーズナルカクテルをぜひ。さっぱりとした味わいの「進化系レモンサワー」は暑い日にぴったり。「スモーキーピニャコラーダ」はふわふわのメレンゲとココナッツの味わいが楽しい女性に人気のカクテルです。
ロビーラウンジ&バー
- 営業時間
- 11:00~23:00(L.O.)
連泊時のディナーは「グスク」で沖縄の伝統料理を
連泊時や沖縄料理を食べたいときは、朝食ビュッフェも提供しているレストラン「グスク」がおすすめ。沖縄料理をアラカルトでオーダーできるので、それぞれが食べたいものを選んだり、みんなでシェアしたり、好きなように楽しめます。
窓側の席を選べば、水盤に映った灯りがゆらゆらと揺れる幻想的な景色を眺めながら、ロマンチックなディナータイムに。
沖縄県産海ぶどうや、島らっきょう自家製黒糖漬け、ミミガーポン酢など、沖縄の郷土料理がそろいます。泡盛をはじめ、お酒のラインナップも豊富で、お酒のおともにもぴったりです。
沖縄料理の定番、ゴーヤーチャンプルや、紅イモを使ったうむくじ天ぷらなども。ゴーヤーチャンプルはボリューム満点で、みんなでシェアするとちょうどよさそうです。
だしまでこだわり抜いた沖縄そばは、スープを飲み干してしまうほど上品で滋味深い逸品。上にのった豚の角煮は、それだけで一品になるほどボリューミー。
沖縄で生まれたタコライスを石鍋で焼いた「オリジナル石焼きタコライス」も人気メニューのひとつ。とろけたチーズがタコライスにからんで絶品です。
グスク
- 営業時間
- 7:00~10:30、17:00~21:30
滞在中、子連れ旅を楽しむ親子と何組もすれ違いましたが、みなさん笑顔で、とてもリラックスして楽しんでいるのが印象的でした。広い敷地に97室のみというぜいたくな造りのこのホテルなら、ゆったりとした島時間に身を委ねることができます。
大人が求めるラグジュアリーな癒しの空間と、キッズ・ベビー向けのサービスが充実した「ザ・リッツ・カールトン沖縄」。家族、カップル、友だちと、どんな旅のスタイルでも非日常の優雅なリゾートステイを満喫できます。次のお休みには大事な人と心に残る想い出をつくりに「ザ・リッツ・カールトン沖縄」を訪れてみませんか?
ザ・リッツ・カールトン沖縄
- 住所
- 沖縄県名護市喜瀬1343-1
- アクセス
- 那覇空港から車で約75分
- 駐車場
- あり(1泊3,000円)
- チェックイン
- 15:00(最終チェックイン24:00)
- チェックアウト
- 12:00
- 総部屋数
- 97室
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撮影:川畑公平 取材・文:山本美和

