提供:ことりっぷ
若宮大路の桜が芽吹き始める季節。春の鎌倉は、どこか浮き足立つような華やかさに包まれます。
この時期、散策の合間に楽しみたいのが、フレッシュないちごを主役にしたスイーツです。 古民家を改装した温もりあふれるカフェのケーキから、老舗菓子舗がプロデュースするモダンな洋菓子、そして海辺のオーベルジュで楽しむ優雅なアフタヌーンティーまで。鎌倉らしい情緒に浸りながら旬の果実をいただくひと時は格別なもの。
今回はいちごスイーツおすすめのカフェ5軒をご紹介します。
老舗菓子舗「豊島屋洋菓子舗 置石」で味わう王道ショートケーキ
左から「エクレア ベリーベリー」(530円)「狭山紅茶」(500円)「ショートケーキ」(750円)※「ショートケーキ」は4月下旬まで
銘菓・鳩サブレーで親しまれる「豊島屋」が手掛ける「豊島屋洋菓子舗 置石」には、伝統を大切にしながらも、現代的な感性を取り入れたスイーツが並びます。
真っ赤ないちごをのせた「苺のショートケーキ」は、上質な卵を使った生地にいちごとカスタードクリーム、生クリームをたっぷりと挟んだ王道のスタイル。エクレア「ベリーベリー」はシュー生地に詰まった甘酸っぱいベリークリームが、春らしい爽やかさを運びます。
「パフェ・ド・ルージュ」(1,200円)
白色の鳩チョコをちょこんと乗せた「パフェ・ド・ルージュ」は、3種類のバニラアイスと4種のベリー、その間にクラッシュした鳩サブレーを何層にも敷き詰めています。一番上のアイスクリームは、1階売店のソフトクリームと同じ素材でつくられていて、ミルクの甘みがいちごソースによくあいます。
カウンター席からは二ノ鳥居や狛犬を望む
お店は鶴岡八幡宮の参道沿いです。窓の外には、鶴岡八幡宮の参道・段葛の景色が広がります。
古民家カフェ「サカノシタ」の人気スイーツにいちご味が登場
季節の花々が彩る古民家の窓辺
長谷の静かな住宅街に佇む「サカノシタ」は、築100年の日本家屋を丁寧にリノベーションしたカフェです。足踏みミシンの脚を再利用したテーブルや、趣のあるアンティークの椅子が並ぶ店内は、時が止まったかのような穏やかな空気が流れています。
「ケーキプレート」(2,000円)ドリンク付き※いちごの入荷がなくなり次第終了
評判の手作りスイーツに、この季節は「いちごのバスクチーズケーキ」が加わります。地元の手作りチーズの店「ラッテリアべべ カマクラ」のマスカルポーネチーズといちごを練り込み、果実の酸味とチーズのコクが重なる奥深い味わいです。ケーキプレートに描かれた「good day」のメッセージに心が弾みます。
四季を大切にする和の心が息づく「鎌倉カフェ K.MINAMOTO ORIKA」
石畳の古都らしい風情のエントランス
賑やかな小町通りから細い路地へ一歩入ると、情緒ある門構えが迎える「鎌倉カフェ K.MINAMOTO ORIKA」。和菓子の名店「宗家 源 吉兆庵」がプロデュースするこの場所は、喧騒を離れて静かに憩える、大人の隠れ家のような空間です。
「いちごのあんみつ」(1,100円)※提供は苺が収穫される4月ごろまで
和菓子店としてのこだわりが凝縮された「いちごのあんみつ」。使用される粒あんは、本店と同じ手法で炊き上げられたもので、すっきりとした上品な甘みがいちごの爽やかな酸味を一層引き立てます。もちもちとした食感の白玉とともに、いちごと粒あんの絶妙な調和を楽しんで。
旬のいちごとサクサクのパイに頬が緩む「カフェ・ロマーノ」
「カフェラテ」(800円)「苺のミルフィーユ」(1,500円)
小町通りのビル2階。イギリスのパブを彷彿とさせる重厚な扉を開けると、落ち着いた照明が灯るクラシカルな空間が広がります。「カフェ・ロマーノ」の名物は、驚くほどのボリュームと繊細さを兼ね備えた「苺のミルフィーユ」。
美味しさの秘密は、完成までに4日もの時間を費やす自家製のパイ生地にあります。生地を折り込むたびに24時間冷蔵庫で寝かせる作業を3回繰り返し、じっくりと焼き上げられたパイは、驚くほど軽やかでサクサクとした食感です。
提供は苺が収穫される4月下旬ごろまで
大きなパイの間には、コクのあるカスタードと濃厚な生クリーム、そして大粒の苺を贅沢に挟みます。最上部にもあっさりとした生クリームと苺がたっぷり。食べ方に決まりはなく、パイを手に取り、スプーンでクリームを掬いながら頬張るのが、この店ならではの楽しみ方です。
由比ガ浜の「BIRD HOTEL」で愉しむ苺のアフタヌーンティー
緑にあふれるテラス
由比ガ浜まで徒歩3分のオーベルジュ「BIRD HOTEL」の中に、海風が通り抜ける開放的なレストラン「THE TABLE」があります。宿泊せずとも利用できるラウンジや緑豊かなテラス席は、鎌倉の自然を感じられる特別な特等席。 こちらで春を彩るのが、苺のスパークリングソーダから始まるアフタヌーンティーです。
「苺アフタヌーンティー」(4,980円)※提供は5月30日まで
ティースタンドを飾るのは、苺のタルトやシフォンケーキ、ラム酒が香るラズベリーのカヌレなど、趣向を凝らした8種類のスイーツ。さらに、和紅茶や麹菌発酵茶といった個性豊かなドリンクがフリーフローで楽しめるのも魅力です。苺の香りに包まれて過ごすひとときは、心身を解きほぐしてくれますよ。
春の鎌倉で楽しみたいイチゴのスイーツをご紹介しました。古都に流れる穏やかな時間とともに、春のひと時を過ごしてはいかがでしょうか。
文:高橋茉弓
