パワースポット「三嶋大社」参拝で開運!鹿とのふれあいやご当地グルメも満喫

静岡県東部・三島市の中心部にある「三嶋大社」は、伊豆屈指のパワースポットと呼ばれる格式の高い神社です。境内は桜や金木犀など900本以上の木々が茂っていたり、富士山の伏流水が流れていたりと清らかな雰囲気。かわいい鹿とふれあうことができ、写真映えするスポットもあるので、女子旅にもぴったりの場所です。

 

今回は、国内最大級の御本殿をはじめ、境内の見どころやお守りや御朱印、帰りに立ち寄りたい茶屋など、「三嶋大社」や周辺エリアのさまざまな魅力をご紹介します。

 

 

 

源頼朝ゆかりの伊豆国一宮「三嶋大社」

三嶋大社

「三嶋大社」は、源頼朝が崇敬し源氏再興を祈願したことで知られている神社です。奈良・平安時代の古書にも記録が残る歴史ある場所で、伊豆で最も格の高い「伊豆国一宮(いずのくにいちのみや)*」でもあります。

御祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)。この二柱の神様を総じて「三嶋大明神(みしまだいみょうじん)」と言います。ご利益は商売繁盛、家内安全、交通安全、厄除け、勝負運アップなどさまざまです。

 

*一宮…ある地域の中で最も社格の高いとされる神社のこと

 

「三嶋大社」へのアクセス

三嶋大社

「三嶋大社」の最寄り駅は「三島駅」または「三島田町駅」の2つ。「三島駅」は東海道新幹線・東海道線、伊豆箱根鉄道の3路線に面しているので、まずはこちらを目指しましょう。

 

「三島駅」までの道のりは、「東京駅」から東海道新幹線こだま号に乗って約55分。東海道線特急「踊り子」の場合は約1時間45分です。「名古屋駅」から向かう際は、東海道新幹線ひかり号で約1時間20分、こだま号では2時間ほどかかります。

「三島駅」から「三嶋大社」までは、徒歩で約15分、バスだと約10分の距離です。伊豆箱根鉄道「三島田町」駅から行く際は歩いて7分ほどかかります。

 

車で行く場合は、東名高速道路「沼津」ICから約20分、または伊豆縦貫自動車道「三島塚原」ICから約5分の立地です。

 

三嶋大社のおすすめ参拝ルート

三嶋大社

「三嶋大社」に着いたら、まずは旧東海道沿いの大鳥居をくぐっていきましょう。

 

三嶋大社

鳥居の先に敷かれた参道の両脇には、鎌倉時代の面影を残す神池(しんち)があります。この池ではかつて源頼朝が放生会(ほうじょうえ)*を行ったそう。参道沿いには桜の木が植えられており、河津桜や三島桜などさまざまな種類の桜を見ることができます。

 

*放生会…捕獲した魚や鳥獣を生きたまま自然に帰し、殺生を戒める宗教儀式のこと

 

三嶋大社

神池の先にあるのは「総門(そうもん)」です。門に張り巡らされた大きなしめ縄に圧倒されます。なんと重さ約400キログラム、太さ約2メートル、長さ約6.4メートルもあるのだとか!遠くから見ても存在感がありますが、間近で見るとさらに大迫力です。

 

三嶋大社
三嶋大社

総門の奥には「神門」があります。手前にある手水舎でお清めをしたあと門をくぐった先には「舞殿(ぶでん)」、さらにその奥には「御本殿」があります。

 

三嶋大社

「御本殿」は1866(慶応2)年に竣功された国指定重要文化財で、本殿・幣殿・拝殿の3つの建物が連なる複合社殿です。総けやき素木造りで高さ約23メートルと国内最大級の規模を誇ります。

 

当時の名工・小沢半兵衛一門が手掛けた、精緻な彫刻も見どころ。三嶋大明神の威厳が伝わる堂々たる建築です。現在、境内は2028(令和10)年まで修復工事のため一部拝観できない箇所がありますが、参拝は可能です。

 

末社めぐりで境内のさまざまなお社も参拝

三嶋大社

境内には数々の摂末社(せつまつしゃ)もあります。それぞれ巡って色々な神様のご利益にもあずかりましょう。

 

神池に浮かぶ「厳島神社」は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る神社です。源頼朝の妻・北条政子が勧請(かんじょう)*したと伝えられています。家門繁栄や商売繁盛、安産などの守護神である市杵島姫命は、「辨天(べんてん)様」とも称されており、芸事上達の信仰もあるそう。朱塗りが美しく、思わず写真に収めたくなるスポットです。

 

*勧請…離れた場所にいる神や仏に対して、こちらへ来てくれるように祈り願うこと。

 

三嶋大社

総門の西側、西参道の鳥居そばに建つのは「祓戸神社(はらえどじんじゃ)」。ここには瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)、速秋津姫神(はやあきつひめのかみ)、気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)、速佐須良姫神(はやさすらひめのかみ)の四柱の神が祭られており、罪や穢れをはらってくれるといわれています。

 

三嶋大社

そのほか、「御本殿」や「舞殿」の隣に建つ「若宮神社」「見目神社」など境内には計15社の摂末社があるので、ぜひそれぞれ巡ってみてください。

 

壮大な自然や歴史・文化スポットにも注目

三嶋大社

三嶋大社は豊かな自然や歴史を感じる旧跡も見どころです。本殿の裏には「大社の森」と呼ばれる社叢(しゃそう)が広がり、境内には900本以上の樹木が茂っており四季折々の魅力を感じることができます。ご利益をあずかったあと、自然の中でエネルギーチャージすれば、運気もさらに上がりそうですね!

 

御神木は2種類あります。「舞殿」の近くにそびえたつ金木犀(きんもくせい)は、国指定の天然記念物。推定樹齢1200年とされ、毎年2度満開を迎えるほど生命力のある御神木です。

 

三嶋大社

総門の手前、神池ほとりにそびえたつ楠(くすのき)は、樹高約16メートル、目通り幹囲約7.1メートルもある巨木。推定樹齢300年以上とされており、長い歴史を生きてきたこの御神木はパワースポットとしても知られています。根本には祠が祀られており、厳かなたたずまいです。

 

三嶋大社

総門から神門に続く参道の途中には「腰掛け石」があります。戦勝祈願の際、左に源頼朝が、右に北条政子が座って休息したと伝わる大小2つの石です。実際に座ることができるので、ぜひ腰掛けてみてください。当時2人はここに座ってどんなことを思ったのか。想像が膨らみますね。

 

三嶋大社

また、三嶋大社含む三島エリアはジオパークとしての一面も。大鳥居のすぐ右手にある「たたり石」は、約2900年前に起きた富士山の噴火によってこの土地に運ばれてきた大石です。富士山からこんなに大きな岩が運ばれてくるほど、規模の大きな噴火だったことがうかがえます。

 

ちなみに名前の「たたり」とは、糸のもつれを防ぐ道具の絡垜(たたり)が由来。三嶋大社前に通る旧東海道と下田街道の真ん中にあり、道行く人々を整理したことからこの名が付いたそうです。

 

三嶋大社

三島は松尾芭蕉と若山牧水といった著名な歌人とにゆかりのある地でもあります。境内には2人が三島について詠んだ歌碑もあるので、探してみてください。

 

三嶋大社

さらに、三島は湧水のまちでもあるため、境内の至るところで富士山の伏流水が流れています。神門のそばにある「水神社」の横には境内の井戸から水を引く「生玉水(いくたまのみず)」が。ここでくんだ水は飲用可能で持ち帰りもできるので、水汲みをする場合はボトルを持参しましょう。

 

御朱印とオリジナルの授与品で運気アップ!

三嶋大社
(右)御朱印(初穂料)500円、(左)御朱印帳1,500円

せっかく由緒ある神社に来たのなら、御朱印やお守りなども記念に持ち帰りたいところ。御朱印は神門の手前にある「客殿」で授かることができます。御朱印帳は数種類用意されており、いずれも三嶋大社の社紋である五七桐の御紋が入っています。

 

三嶋大社
三嶋大社
(左)香り守800円(中央)めでたい守800円(右)カード型商売繁盛守1,500円

授与品は本殿横の授与所に用意されています。三嶋大社オリジナルのものも多く、御神木である金木犀の香りがする「香り守」や恵比寿様の鯛をかたどった「めでたい守」、カード型でコンパクトな「商売繁盛守」など多種多様です。

 

三嶋大社
金福神2,000円

恵比寿様にまつわる縁起物「金福神」は、お守りと御神像、御幣の3点セット。運気アップを祈って、好みの授与品を受けましょう。

 

貴重な宝物・文化財を展示する「宝物館」

三嶋大社
三嶋大社

「総門」の近くに建つのは「三嶋大社宝物館」。ここでは三嶋大社と宮司・矢田部家に伝来した文化財が収蔵されています。年に数回展示替えをしながら、三嶋大社の歴史と資料をわかりやすく展示しているので、訪れるたびに発見があるはず。

 

三嶋大社

北条政子が奉納したとされる、国宝「梅蒔絵手箱」の完全複製は、奉納当時の材料と技法で制作された絢爛豪華な逸品です。
そのほか、源頼朝や北条義時がしたためた文書など貴重な資料も展示されています。

 

三嶋大社

1階の「ミュージアムショップ」(入場無料)では、「宝物館」内のコレクションを掲載した『三嶋大社宝物図録』などの図書や、ミュージアムグッズ、民芸品などを販売。三嶋大社の解説ビデオも放映されているのであわせてチェックしてみてください。

 

三嶋大社宝物館

開館時間
9:00~16:00
定休日
不定休※公式サイトで要確認
拝観料
500円
詳細
三嶋大社宝物館

 

かわいい鹿とふれあえる「神鹿園」

三嶋大社

「宝物館」の裏にある「神鹿園(しんろくえん)」では、鹿とふれあうことができます。1919(大正8)年に、奈良県の「春日大社」から神の使いとして雌雄8頭の鹿を譲り受けたことから「神鹿園」と名付けられたそう。

 

三嶋大社

以来、三嶋大社の人たちが大切に育てたことで数が増え、現在は子鹿から立派な角の雄まで、40~50頭ほどの鹿が暮らしています。鹿たちがのんびりとくつろぐ様子は、見ているだけで癒やされる光景です。

 

三嶋大社

金網越しに、境内の売店「大社のよりどころ」で販売されている「鹿せんべい」(200円)をあげることもできます。

 

三嶋大社

そばにいた1匹にせんべいをあげていると、大勢の鹿が集まってきました。一瞬で食べられてしまうので、持っているせんべいを1匹だけに独占されないよう、みんなにあげましょう。

 

縁起物の「福太郎餅」でひとやすみ

三嶋大社
三嶋大社

境内をぐるりと巡ったあとは「大社のよりどころ」に隣接する「福太郎茶屋」でひとやすみ。ここでは「福太郎餅」をいただけます。

 

三嶋大社
福太郎餅(お茶付き)250円

「福太郎餅」とは、こしあんにくるまれた草餅のこと。三嶋大社で毎年1月7日に行われる「田祭・御田打ち神事」の登場人物・福太郎が被る烏帽子のようにあんが盛り上がっているのが特徴です。「邪気を祓う」とされる天然よもぎの餅を食べれば、福を呼び込めそうですね。

 

箱入り(12個入1,200円)も販売されているので、お土産にもぴったりです。「大社のよりどころ」にも地域の名産品などが売られているので、こちらもチェックしてみてください。

 

福太郎本舗

住所
静岡県三島市大宮町2-1-5
営業時間
月~金8:00~16:30、土日祝8:00~16:45
定休日
なし
詳細
福太郎本舗

 

三嶋大社

住所
静岡県三島市大宮町2-1-5
参拝時間
24時間【客殿受付・授与所】8:30頃~16:00
定休日
なし
アクセス
「三島」駅から徒歩約15分、または路線バス「大社前」停留所下車すぐ
公式サイト
三嶋大社
備考
2028(令和10)年新春まで境内一部改修中

 

門前町でグルメやお買い物も満喫!

「三嶋大社」を満喫したら、次は大鳥居から南に向かって伸びる「えびす参道」へ。この通りに面した門前町には、三島ならではのグルメを楽しめるお店などが軒を連ねています。

 

三島うなぎで開運ランチ「すみの坊 三嶋大社前店」

三嶋大社
三嶋大社

三島名物といえば、やっぱり欠かせないのがうなぎです。「三嶋大社」大鳥居の目の前に建つ「すみの坊 三嶋大社前店」では“開運鰻”として蒲焼を中心に提供されています。

 

三嶋大社
うな重(並)肝吸い・お新香付き4,950円

富士山の湧水で数日間泳がせたうなぎの身は、臭みがなくふわふわの食感。秘伝のタレと香ばしい焼き目が食欲をそそります。

 

三嶋大社

食べ歩きには、恵比寿様の持つ鯛の形にかたどられたご飯でうなぎの蒲焼をサンドした「うなぎ鯛焼き」(810円)が最適。もちもちしたご飯にはタレがしっかりとしみ込んでいるので、中に入ったうなぎとの相性も抜群です。

 

文献によると、うなぎはかつて三嶋大社の神池にも生息していたようで神の使いとされていたとか。参拝後に縁起の良いうなぎを食べれば、運気がますます上がりそうですね。

 

すみの坊 三嶋大社前店

住所
静岡県三島市大社町18-1
営業時間
月~金10:30~15:00(L.O14:30)、土日祝10:00~15:00(L.O14:30)
定休日
火曜
アクセス
「三島」駅から徒歩約15分、または路線バス「大社前」停留所下車すぐ
公式サイト
 すみの坊 三嶋大社前店

 

「山本食品 門前せせらぎ店」で伊豆わさびを堪能

三嶋大社

伊豆の名産品といえば、わさびも外せません。「山本食品 門前せせらぎ店」では自社製品の「わさび漬」をはじめ、わさび関連商品を中心に各種お土産品を取り揃えています。「えびす参道」を挟んで「すみの坊 三嶋大社前店」の向かいに建つお店です。

 

三嶋大社

店先には、わさびが植えてありました。

 

三嶋大社
三嶋大社
(左)わさび一本茶漬け486円(中央)わさびチーズスプレッド900円(右)しいたけコロリン648円

店内には、わさび型の最中に入った「わさび一本茶漬け」や、わさびとクリームチーズを和えた「わさびチーズスプレッド」、しいたけの軸とわさびの佃煮「しいたけコロリン」など、ユニークな商品が勢ぞろい。

 

三嶋大社

隣接のテラスでは、わさび丼や麺類、食べ歩きメニューなどが販売されています。中でも、ぜひ試してもらいたいのが「本わさびソフトクリーム」(500円)。濃厚なソフトクリームにわさびが添えられた一見意外な組み合わせですが、食べてみると甘さの中にピリッとしたわさびの辛さが引き立ち、クセになるおいしさです。注文してからわさびをすりおろしてくれるので、爽やかな香りとフレッシュな辛味が味わえます。

 

山本食品 門前せせらぎ店

住所
静岡県三島市大社町1-28
営業時間
【売店】月~金11:00~16:00、土日祝10:00~17:00
【テラス】月~金11:00~15:30(L.O)、土日祝10:00~16:30(L.O)
定休日
なし
アクセス
「三島」駅から徒歩約15分、または路線バス「大社前」停留所下車すぐ
公式サイト
山本食品 門前せせらぎ店

 

幸せハート型のみしまコロッケ「大村精肉店」

三嶋大社
三嶋大社

三島のご当地グルメ「みしまコロッケ」も見逃せません。三島市の箱根西麓地域で栽培されている三島馬鈴薯(メークイン)を100%使用したコロッケで、2008年に誕生して以来市内のさまざまなお店で提供されています。「みしまコロッケ」の定義は三島馬鈴薯を100%使用していることなので、中に入れる具や味付け、形などはお店によってさまざま。

 

三嶋大社

「三嶋大社」から5分ほど歩いた先にある「大村精肉店」の「みしまコロッケ」(160円)はなんと、幸せを呼んでくれそうなハート型です。ひき肉も入っていて、見た目だけでなく味にも満足感があります。ハートのコロッケを片手に、写真を撮れば写真映えも狙えそうです。

 

三島馬鈴薯の出荷期間が約1カ月(6月中旬頃から、年により異なる)と限られているため、秋冬は「みしま甘薯コロッケ」が提供されます。三島甘藷(さつまいも)を100%使用して作ったコロッケで、こちらもほんのり甘くておすすめです。

 

有限会社 大村精肉店

住所
静岡県三島市大社町2-27
営業時間
9:00~17:30
定休日
日曜
アクセス
「三島」駅から徒歩約15分、または路線バス「大社前」停留所下車すぐ
URL
有限会社 大村精肉店

 

参拝だけでなく、鹿とのふれあいやさまざまな楽しみ方が満載の「三嶋大社」。境内にある御神木や湧水といった自然豊かな立地で、のんびりと過ごしたくなる神社です。門前町には昔から残る建物や石畳の道など風情があり、街歩きも楽しめます。

また、宿場町だっただけあって神社周辺には今回ご紹介した以外にもまだまだ素敵なお店が盛りだくさん。ぜひ宿泊してゆっくりと三島エリアの散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

取材・文/のあきともこ 撮影/窪野 晃子(窪野スタジオ)

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