提供:北日本放送
日本各地には、一度は訪れてみたいと思わせる「秘境」や心を奪われる「絶景」がたくさんあります。
人の気配が遠のく山奥や孤島、神秘的な渓谷や迫力ある滝など、大自然の営みが長い時間をかけて作り出した光景は人間の想像を凌駕するような美しさや荘厳さ。
圧倒されると同時に我を忘れるほどの癒しや感動を与えてくれます。
そんな日本屈指の絶景のひとつが、富山湾で見ることができるホタルイカ。
青白く発光しながら波に揺られる様子は幻想的で、毎年春には海上で漁の様子を間近で見られる観光ツアーが行われます。
集合時間は、午前2時。時間もさることながら、寒さも身にこたえますが、ここでしか見られない絶景は、一度は体験しておきたい絶景です。
青白く波打つ神秘の光景ーーホタルイカの群遊海面
ホタルイカは、世界でも珍しい「全身が光るイカ」。
体長は7cmほどの小ぶりで、富山湾では通常水深200~600m付近に棲息していますが、春になると産卵のためにメスのホタルイカが海面近くまで浮上してきます。
腕や腹部にたくさんの発光器を持ち、波に揺られながらきらめく青白い光の濃淡は息をのむ美しさで、沿岸一帯が「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されています。
真夜中だけに見られる貴重な光景
ただし、ホタルイカが発光する姿が見られるのは、真夜中。気象条件などもあり、富山県民でもなかなか見ることができない貴重な光景です。
そこで、ホタルイカが産卵のために海岸近くに押し寄せる4月から5月にかけて、神秘的な光景を多くの人に見てもらいたいと行われているのが、海上観光です。
定置網漁を間近で見られる 海上観光
海上観光では、漁師が定置網を引き上げるホタルイカ漁を観光船で間近から見学することができます。
実際の漁を見学するというわけなので、出港時間は深夜2時30分。
かなり早いですが、徹夜や早起きしてでも見てみたいという人で毎年多くの観光客が訪れます。
漆黒の富山湾に船を進めること、10数分。定置網が仕掛けてある漁場に到着すると、大勢の漁師が網を手繰り寄せながらホタルイカを引き上げていきます。
漁は船上で照明をつけて行われ、普段はなかなか見ることができない作業の様子にしばらく見入りますが…ホタルイカを引き上げる直前、照明が一気に消され、辺りは真っ暗に。
海の真ん中なので、当然、陸地の光もはるか彼方にしか見えません。
すると…
暗闇の海の中からホタルイカの青白い光がブワーッと浮かび上がります。
うっとりするような幻想的な光景に、観光船の客からは歓声や拍手が沸き起こることもしばしばです。
滑川ほたるいか海上観光2026 概要
- 開催期間
- 4月1日(水)~5月6日(水・振休)
- 定員
- 毎回40人
- 乗船受付
- 2:00~2:15 ※時間厳守
- 出港時間
- 2:30
- 帰港時間
- 4:00頃
※当日の漁の状況や天候・波の状況によって変更あり - 集合場所
- ほたるいかミュージアム1階 売店(滑川市中川原410)
- 観覧料金
- 大人8,000円、小・中学生4,000円
※未就学児は乗船不可 - 電話番号
- 076-476-9307(9:00~16:00 火曜休業)
乗船券だけの予約 ※WEB予約 2/16~5/3
海上観光が実施されるのは4月1日からですが、乗船には事前予約が必要です。
予約は乗船日の45日前から受付が始まり、WEBの専用ページから申し込むことができます。乗船日の2日前には受付が締め切られるので、早めの予約がオススメです。特にゴールデンウィーク期間は毎年人気なので、この時期を狙っている人はご注意を。
ほたるいか海上観光
- 住所
- 富山県滑川市中川原410(ほたるいかミュージアム)
- 営業時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 定休日
- 火曜日
- 電話番号
- 076-476-9300
- 公式サイト
- ほたるいか海上観光
※この記事は、2026年1月25日に北日本放送「nan-nan」で公開された記事を転載したものです。

