2024年最も人気を集めたお城は? お城ファンが実際に訪れた日本のお城ランキングTOP10

【全国】いま最も“熱い”お城は? 2024年に人気を集めた城TOP10

約34万人が利用するGPS城郭スタンプラリーアプリ「ニッポン城めぐり」が、「お城ファンが実際に訪れた日本のお城ランキングTOP300(2024年版)」を発表。

膨大なユーザーの位置情報データから集計したランキングで、この記事ではなかでも人気が高かったTOP10を紹介します。

 

コロナ禍の行動制限が明けた2024年は地方の城郭が人気に

「ニッポン城めぐり」は、日本全国に実在した約3,000の城郭をGPSを使って巡る無料のスタンプラリーアプリ。天守などが現存する城郭だけではなく、遺構が残っていない城跡も含め、GPS位置情報データを元に「お城好きが実際に多く訪れたお城」を集計しています。

2024年は、コロナ禍直前の2019年に1位を獲得した松本城(長野)がトップに返り咲き。また、東北地方の仙台城(12位)や山形城(45位)、沖縄の首里城(74位)、勝連城(181位)など、都市部から比較的離れた地域の城郭が軒並み前年よりランクアップしました。

「ニッポン城めぐり」では、年間を通して新型コロナウイルスによる行動制限がなかったことから、これまで控えられていた都市部から遠方への訪問意欲が回復した結果と思われると分析しています。


 

Number1ranking

松本城(長野県松本市)

松本城(長野)

栄えある1位に輝いたのは、長野の「松本城」でした。戦国時代の永正(えいしょう)年間に建造された深志城(ふかしじょう)が始まりとされ、現存する5重6階の天守の中では最古の国宝城です。

アルプスの山々を背景に、白の漆喰壁と黒漆のコントラストが壮麗な景観を生み出す、まさに名城中の名城と言えるでしょう。

松本城(長野)
松本城(長野)

江戸時代に描かれた城下町の絵図をはじめ、松本市出身の故赤羽通重・か代子夫妻による火縄銃や兵装品のコレクションなど、貴重な展示物も見どころの一つです。

松本城・プロジェクションマッピング

日没後のライトアップも観光客に人気で、特に2025年2月16日までは先端技術のデジタルアートで城郭を彩るプロジェクションマッピングイベントが開催されています。

時間
8:30~17:00(最終入場 16:30)※時期により異なる
12月29~31日は休城
料金
大人 700円、小中学生 300円、小学生未満 無料
※プロジェクションマッピングは観覧無料
住所
長野県松本市丸の内4-1
アクセス
【電車】JR「松本」駅から徒歩約20分
【バス】JR松本駅から美ヶ原温泉線、浅間線、岡田線、アルプス公園線に乗り「松本城・市役所前」バス停下車
【車】長野自動車道「松本」ICから約20分、松本市営松本城大手門駐車場(有料)から徒歩約8分
詳細
「国宝 松本城」公式サイト

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Number2ranking

松江城(島根県松江市)

松江城(島根)

2位は松本城と同様、国宝5天守の一つである島根の「松江城」でした。

松江城は関ヶ原の戦いの功績により出雲・隠岐の大守となった堀尾吉晴(ほりお よしはる)が、慶長16(1611)年に築城。建築当初、天守にチドリが羽を広げたような装飾「千鳥破風(はふ)」があったと考えられていることから、別名「千鳥城」とも呼ばれます。

4重5階・地下1階の造りで、その広さは現存する12天守のうち2番目の規模。最上階からは松江の街並みや宍道湖(しんじこ)の景色が一望できます。また、城山公園内には散歩道があり、桜の名所としても有名です。

本丸開放時間
【4〜9月】7:00〜19:30
【10〜3月】8:30〜17:00
天守入場料
大人 680円、小中学生 290円
住所
島根県松江市殿町1-5
アクセス
JR松江駅から市営バスに乗り換え「国宝松江城・県庁前」バス停下車、徒歩約10分
詳細
「国宝 松江城」公式サイト

 

Number3ranking

姫路城(兵庫県姫路市)

姫路城(兵庫)

3位は、世界遺産にも登録されている国宝5天守の一つ、「姫路城」。

姫路城は正平元(1346)年、武将・赤松貞範(あかまつ さだのり)が築いたのが始まりとされ、その後は秀吉が西国統治の重要拠点にした大要塞。その一方で、歴史上一度も戦火を経験していないという珍しい「不戦の城」の顔も持ち、江戸時代初期に建てられた天守群や櫓、門など、多数の建造物が今も残っています。

白漆喰総塗籠(しろしっくいそうぬりごめ)の城壁とその優麗な造形美が、まるで白鷺(シラサギ)が羽を広げたようなたたずまいであることから、「白鷺城(はくろじょう/しらさぎじょう)」の愛称でも親しまれています。

時間
9:00~17:00(最終入場 16:00)
12月29~30日は休城
料金
大人 1,000円、小中高生 300円、未就学児 無料
住所
兵庫県姫路市本町68
アクセス
「姫路」駅から徒歩20分
姫路駅からバスに乗り換え「大手門前」バス停下車、徒歩約5分
詳細
「姫路城」公式サイト

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Number4ranking

岡山城(岡山県岡山市)

岡山城(岡山)

4位には、2022年11月に「令和の大改修」を終えてリニューアルされた中国地方の名城「岡山城」が選ばれました。

慶長2(1597)年に備前国の戦国大名・宇喜多直家(うきた なおいえ)が築城した岡山城は、全国的にも珍しい不等辺五角形の天守台が特徴で、黒い下見板張りの外観から別名「烏城(うじょう)」とも呼ばれています。

元々この丘陵地周辺には別の武士が小さな砦を構えていましたが、直家は築城に際して絶好の地の利があると判断。忍の部隊を用いて砦を落とし、岡山城を築いたことから、「忍者ゆかりの城」としても知られています。

城の月見櫓、西の丸西手櫓は重要文化財に指定されていて、最上階にあたる6階からは後楽園と岡山市街を見渡せます。

時間
9:00~17:30(最終入場 17:00)
12月29〜31日は休館
料金
大人 400円、小中学生 100円、未就学児 無料
住所
岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
アクセス
【電車】JR岡山駅から路面電車 東山行きに乗り換え「城下」下車、徒歩約10分
【車】山陽自動車道「岡山」ICから約20分
詳細
「岡山城」公式サイト

 

Number5ranking

犬山城(愛知県犬山市)

犬山城(愛知)

5位には、国宝5天守の愛知「犬山城」がランクイン。室町時代の天文6(1537)年、信長の叔父である織田信康(おだ のぶやす)が築いたといわれていて、現存する最古の木造天守です。

犬山城の魅力の一つは、その波乱に満ちた歴史ドラマにあります。築城後、信長の侵攻、秀吉の拠点という時代を経て、関ヶ原の戦いの後に家康配下の小笠原吉次(おがさわら よしつぐ)が入城。戦国三英傑の信長・秀吉・家康が各時代で奪い合った城であり、その3人いずれもが犬山城を手にしたことから天下人への道を切り拓いていきました。

また近年では、2004年まで国内唯一の個人所有の城として長く保存されてきたことでも有名です。最上階からは犬山の城下町や木曽川、御嶽山をはじめ、天気の良い日には名古屋駅のビル群まで見渡すことができ、その抜群の眺望は一見の価値あり。

時間
9:00~17:00(最終入場 16:30)
12月29〜31日は休館
料金
大人 550円、小中学生 110円、未就学児 無料
住所
愛知県犬山市犬山北古券65-2
アクセス
名鉄「犬山」駅から徒歩約20分
詳細
「国宝 犬山城」公式サイト

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Number6ranking

会津若松城(福島県会津若松市)

会津若松城(福島)

国内唯一の赤瓦による天守が特徴で、「鶴ヶ城(つるがじょう)」の名で知られる福島「会津若松城」が6位にランクイン。

文禄2(1593)年に武将・蒲生氏郷(がもう うじさと)が東日本で初の本格的な天守を建て、「鶴ヶ城」と命名しました。以降名だたる武将たちが歴代領主を務め、少年部隊「白虎隊」の出陣でも知られる幕末の戊辰戦争では、籠城約1カ月の激しい攻防戦に耐え抜いた、まさに会津のシンボルです。

明治7(1874)年に石垣だけを残して取り壊されましたが、昭和から平成にかけて当時の威容を順次復元。2011年には、幕末の姿を再現する赤瓦へのふき替えが行われました。鉄分を多く含む釉薬を施した赤瓦屋根は、会津の厳しい寒さや積雪に耐える高い強度を誇り、その流麗なたたずまいは雪国東北ならではと言えます。

時間
8:30〜17:00(最終入場 16:30)
料金
大人 410円、小人 150円
住所
福島県会津若松市追手町1-1
アクセス
【バス】会津若松駅からまちなか周遊バスに乗り換え「鶴ヶ城入口」バス停下車、徒歩約5分
【車】磐越自動車道「会津若松」ICから約15分
詳細
「会津 鶴ヶ城」公式サイト

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Number7ranking

彦根城(滋賀県彦根市)

彦根城(滋賀)

7位は、人気キャラクター「ひこにゃん」でもおなじみの滋賀「彦根城」でした。

旧彦根藩・井伊家の居城「彦根城」は、初代・直政(なおまさ)の遺志を継いだ直継(なおつぐ)と直孝(なおたか)によって、慶長9(1604)年から20年近くの歳月をかけて完成した近世城郭で、現在は国宝5天守の一つに数えられています。

城内には白亜三層の天守をはじめ、重要文化財の各櫓、下屋敷の庭園である玄宮園(げんきゅうえん)、内堀・中堀などが当時の姿のままに残っていて、屋形船でのお堀巡りも楽しみの一つ。また、藩主などの馬21頭がつながれていたとされる馬屋も残され、城内に馬屋が現存するのは全国でも彦根城だけです。

ちなみに「ひこにゃん」は、二代当主・直孝を雷雨から救ったと伝えられる招き猫と、井伊軍団の象徴と言える「赤備えの兜」がモチーフになっているのだそう。

時間
8:30~17:00(最終入場 16:30)
2025年1月14~31日は天守内部入場停止
料金
一般 1,000円、小中学生 300円
住所
滋賀県彦根市金亀町1-1
アクセス
【電車】JR「彦根」駅から徒歩約15分
【車】名神高速道路「彦根」ICから約10分
詳細
「国宝 彦根城」公式サイト

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Number8ranking

 小田原城(神奈川県小田原市)

小田原城(神奈川)

首都圏からは、8位に神奈川の「小田原城」がランクイン。

戦国時代、関東一円を統率した小田原北条氏の本拠地として「難攻不落、無敵の城」と謳われた小田原城。家康の支配下に置かれた江戸時代には、居館部が近世城郭へと改修され、幕藩体制を支える譜代大名の居城として幕末まで重要な役割を果たしてきました。

近世城郭と中世城郭それぞれの遺構が残る全国的にも珍しい城で、昭和35(1960)年に復興された天守の内部には、古文書、武具、刀剣などが展示されています。また、標高約60メートルの最上階からは、相模湾や漁師町・小田原の風景を一望できます。都心から新幹線で約30分というアクセスの良さも魅力です。

時間
9:00〜17:00(最終入場 16:30)
料金
一般 510円、小中学生 200円
住所
神奈川県小田原市城内
アクセス
【電車】JR「小田原」駅から徒歩約10分
【車】小田原厚木道路「荻窪」ICから約10分、西湘バイパス「小田原」ICから約5分
詳細
「小田原城」公式サイト

 

Number9ranking

大坂城(大阪府大阪市)

大坂城(大阪)

9位は、関西の中心地にある歴史博物館「大阪城天守閣」こと「大坂城」です。

秀吉が天下統一の拠点として、天正11(1583)年から約10年をかけ完成させた大坂城。築城当時は金箔瓦で飾られた豪華絢爛な天守がそびえ立っていたとされ、派手好きというイメージが強い太閤秀吉らしい大城郭を誇りました。

ところが元和元(1615)年、大坂夏の陣による豊臣家滅亡とともに城は焼失。また、徳川幕府が再建した2代目の天守も寛文5(1665)年の落雷によって再び焼失し、その他多くの建造物も明治維新の動乱の中で失われてしまうなど、まさに天下人の栄華と衰退を見続けてきた歴史的名城です。

3代目となる現在の天守は、昭和6(1931)年に市民の寄付によって復興されたものですが、こちらも太平洋戦争の空襲で各所が破損。戦後の再整備や「平成の大改修」により、現在の姿に整えられました。

古図などからうかがえるかつての壮観に比べ、残存する建物はわずかですが、重要文化財・乾櫓(いぬいやぐら)の総2階造りをはじめ、壁や天井を全て石で造った焔硝蔵(えんしょうぐら=火薬庫)、腰に生子(なまこ)壁を張った金蔵(かねぐら)など、他に例を見ない遺構がいくつも見られます。

時間
9:00~17:00(最終入場 16:30)
12月28日〜1月1日は休館
料金
大人 600円、中学生以下 無料
住所
大阪府大阪市中央区大阪城1-1
アクセス
JR「大阪城公園」駅・大阪メトロ「谷町4丁目」駅から徒歩約15分
詳細
「特別史跡 大阪城公園」公式サイト

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Number10ranking

駿府城(静岡県静岡市)

駿府城(静岡)

10位は、家康に深いゆかりがある静岡の「駿府城(すんぷじょう)」。

駿河国など駿府周辺の5カ国の大名だった家康が、天正13(1585)年から居城として築いたのが始まりで、江戸に移るまでの約5年間と、征夷大将軍の座を退いてから晩年までの約10年間をこの駿府城で過ごしたとされています。

この時期、家康は幕府による統一を盤石とすべく「武家諸法度」「禁中並公家諸法度」「元和一国一城令」などを次々に制定したほか、アジア諸国やオランダ、スペイン、イギリスとの外交交渉を行うなど、駿府を拠点に天下の実権を握る「大御所政治」を展開。家康在りし日の駿府は、江戸をもしのぐ政治・経済・文化の中心でした。

ただ、明治維新以降は荒廃し、戦後になって本丸や二ノ丸部分が公園として再整備されました。平成以降は巽櫓(たつみやぐら)や東御門(ひがしごもん)、坤櫓(ひつじさるやぐら)が順次復元され、現在に至ります。

歴史的背景を生かして作られた城内の紅葉山庭園では、春には桜、夏はアジサイ、秋は紅葉、冬はツバキと、四季折々の景色を楽しみながら、本格的な茶室でお茶をいただくこともできます。

時間
9:00〜16:30(最終入場 16:00)
月曜日(祝日の場合は営業)、12月29日~1月3日は休館
料金
【駿府城公園全施設共通券】大人 360円、小中学生 120円
住所
静岡市葵区駿府城公園1-1
アクセス
【電車】JR「静岡」駅から徒歩約15分
【車】東名高速道路「静岡」ICから約17分
詳細
「駿府城公園」公式サイト

みなさんが訪れたことのある城はいくつありましたか? 天守ごとにさまざまなドラマを持つ各城郭は、その一つひとつがまさに日本の歴史を動かしてきた表舞台。34万人のお城ファンの訪問実績を参考に、名城を巡る旅を計画してみてはいかがでしょうか。

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